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上げ馬神事で馬が安楽死した件について
三重県桑名市の多度大社で700年にわたる歴史を持つとされる「上げ馬神事」を巡り、馬への虐待に当たるとの批判が相次いでいる。馬が人を背に土壁を駆け上がり、壁を越えられた回数で農作物の豊凶などを占う伝統行事。
馬が人を背に土壁を駆け上がる「上げ馬神事」が動物愛護の観点から批判されている件ですが、僕も馬を守るために、この伝統行事の形は変えていくべきだと思います。
武者姿の青年が操る馬が土壁にとりつき、壁を越えようと懸命にもがく様子を見て、みんなで盛り上がるというのが楽しいのでしょうが、これは馬の犠牲の上に成り立っているものです。今回の上げ馬神事でも1頭が骨折のために安楽死させられました、、
馬の命を軽視するような現在の形は、ちょっと時代遅れなんじゃないかなと思います。競馬では鞭の使用回数が制限される流れがあるし、伝統的な行事・スポーツでも時代によって形を変えていくべきです。
具体的には、坂でもケガをしにくい種の馬(もしくは他の動物)と一緒に坂を駆け上がるとか、坂の傾斜を変更するとか、障害競馬のように坂ではなく柵(バー)を飛び越えるような形にすると良いと思います。
伝統行事というのは前例を踏襲するだけでなく、行事本来の目的に立ち返って、その時代の価値観に合わせて変えていくべきだと思います。