料理は知的で面白い作業だよね、という話 その2

前回の記事はこちらです。

今日もわんこふが料理が面白いと思う理由を書いていこうと思います🐶
昨日の繰り返しになりますが、わんこふが料理が面白いと思う理由は下の3つです。

①全ての作業に意味があるから
②料理はうま味の掛け合わせで格段に美味しくなるから
③トライアンドエラーの繰り返しだから

昨日は①を紹介したので、今日は②と③を紹介していきます!!

②料理はうま味の掛け合わせで格段に美味しくなるから

味には甘味、塩味、酸味、苦味、うま味がありますが、わんこふが特に重要視しているのがうま味です。うま味を上手く引き出すことができれば、味の濃い料理でなくても、もの凄く美味しくなります。

うま味については、「料理は科学である」という記事で詳しく書きました。この記事のうま味に関する部分を簡単に紹介しておきます。

うま味の主要成分を具体的にいうと「グルタミン酸」「イノシン酸」「グアニル酸」で、グルタミン酸×イノシン酸、グルタミン酸×グアニル酸のように掛け合わせると、相乗効果により、うま味が飛躍的に強くなります。

私はこれを意識して料理を作っています。

例えば、豚汁は味噌に含まれるグルタミン酸と豚肉に含まれるイノシン酸が掛け合わされています。椎茸やエノキを加えればグアニル酸も掛け合わされます。

カルボナーラだったら、チーズに含まれるグルタミン酸とベーコンに含まれるイノシン酸が掛け合わされます。お味噌汁だったら、昆布だしのグルタミン酸とカツオだしのイノシン酸が掛け合わされます。

このようにうま味が強い料理は、うま味成分が必ずと言っていいほど掛け合わされているのです。これを意識すれば、料理の質を一つ上のステージへ引き上げることができます。

③トライアンドエラーの繰り返しだから

3つ目の理由は、料理はトライアンドエラーの繰り返しだからです。

例えば、料理を作るのに想像以上に時間がかかったとしましょう。そこで、どの作業がボトルネックになっているのかを探し出し、作業の順番を変える事で次はもっとスピーディーに効率よく作れるかもしれません。

うまくメイラード反応を引き起こせなかったとしたら、それは火加減のせいなのか、それとも油や食材が多すぎたのかと考え改善する事で、次はもっと香ばしくて美味しい料理になるかもしれません。

料理は、味や作るのにかかった時間というフィードバックがすぐに返ってきます。そのため、いわゆるPDCAサイクルを素早く回すことができます。

具体的には、前回うまくいかなかった原因はこれなんじゃないかという仮説を立てて、実際に料理すれば、すぐに結果が分かります。

こんなにも分かりやすくフィードバックが返ってくるのは、料理の大きな魅力です。次はもっと美味しい料理を作ってやろうという気持ちになります。

以上の3つが、わんこふが料理は知的で面白い作業だと思う理由です。
これを読んで、料理が前よりも面白いと感じてくれる人が増えてくれたら嬉しいです🐶

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