「映像の世紀 バタフライエフェクト ふたつの敗戦国 ドイツ さまよえる人々」の感想
ナチス・ドイツは正しかった。
そう声高に言える人は少ない。
なぜなら、彼らがした歴史は凄惨で、酷く、決して許されることではないからだ。
しかし、彼らの中には、生きるために仕方なく、ナチスの方針に従っていた人たちもいたのではないだろうか。(戦時中の日本国民のように)
私は、映像の世紀 バタフライエフェクト ふたつの敗戦国 ドイツ さまよえる人々を
鑑賞し、胸がぎゅっと苦しめられた。なぜなら、加害者のドイツ国民が、ナチスの支配下にあった国民たちからの報復によって被害者へと変わっていく様がドイツの歴史にあるのと同じく、日本でもそういった差別や中傷が戦後の日本でもあったように感じるからだ。
僕の好きなアーティストにSEKAI NO OWARIがある。
彼らの曲 「天使と悪魔」に次のような歌詞がある。
ここで、僕が言いたいのは、
歴史は間違ってた。とか、あの人は正しかった。とかではなく、
過去、現在、未来 時間の進みを止めることも巻き戻すこともできない
だからこそ、過去から学び、現在を批判的に見て、未来に希望を抱く
それが僕達にできる最善の選択なのではないか。
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