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農閑期の企み

さて、百姓は冬の農閑期の間にあれやこれやと今シーズンの準備を進めていくわけですが、最近はもっぱら叶迫の茶園の茶の木に被さった草をとっております。

茶畑がしっかりと葉っぱをつけて遮光できればこの草も生えにくくはなるのですがここはまだ放棄茶園の再生からそんなに経っておらず隙間から光が入ってそこから雑草が生えてくるという次第でございます。その都度取っていけばいいのですが何せシーズン中はやることが山積みでなかなか手がつけられなかったりで結局冬場の大仕事になるわけです。

藪の中の茶の方がうまいという説もあり某茶狂いの婦人が以前、「このまま草が被った状態で生えてきた新芽だけを摘んだらいいんじゃないですか?」
とおっしゃいましたが、それもどこか心持ちが悪い。

うちの村人に言わせれば「いっぺん除草剤ばまかんない、茶の木には影響はなかろうが」

とおっしゃいますがこれは論外。

抜いていくと意外とすっきりと綺麗になり、しかも抜いた草をマルチのように敷き詰めて行くことで次の草が生えにくくなるのです。

所々枯れて昔の茶畑の様な姿になっている

まあゆっくり少しずつやっていくことにしましょう。

今年はまた色々とすでに企みが控えておりまして今日はそこらへんを少し整理して行こうかと思います。

まず一番近日でいくと年末あたりから薪火で焙煎をしていたほうじ茶"薪火珍"マッカチンが2/15日に販売を開始します。これは結構スペシャルな展開を準備中ですので乞うご期待。

14日にバレンタインデーという事もありましてそこに合わせようとも考えはしましたが15日を見ると"赤口"になっておりました。

大安とか仏滅とかの中の一つで"しゃっこう"と読むそうで意味を調べるとなんとも縁起の悪い日でしたがGoogle先生に言わせますと
赤口の由来や特徴

  • 赤という字から火や血を連想させるため、火の元や刃物に注意すべき日とされています

  • 陰陽道では「赤舌神」という鬼神が支配する日とされており、人々を惑わし悩ませる力があるとされています

まさに"薪火"焙煎の"薪火珍"の販売にはもってこいの日でした。

薪火珍はバレンタインより赤口が似合います。

という事で2/15日より販売を開始致しますのでご期待ください。

それから

⚪︎オリジナルのお茶の依頼
なんかもありまして今はその可能性を探っているところです。

ブレンドなのか、単一茶園や製茶方の確保なのかまだまだ手探りではありますがそちらも進めて参ります。

⚪︎東西全手工釜炒り対決
これはまだ手をつけてませんがそのうちシナリオが描かれるとおもいます。

西の服部〔高木りょう〕vs 東の工藤〔田邊りょう〕の両名による釜炒り対決です。お茶に正解はないですがこれはあえて完全に白黒をつけに行こうと思います〔そっちの方が盛り上がるっしょ〕

それに付随してなのかその延長で今年はうちの釜炒りエリアにちょっとした小屋を建てて釜炒り体験を充実させて行こうと思っております。

釜も今より一回り大きい"二号釜"も作ります。

今はこのように剥き出しです。

最初は山に向かって釜炒りをするという世界を見たかったのですが、いざやりだすと結局釜の中しか見てないんですよね。なので体験したりしやすい設備を作ろうかなと思います。
茶摘みから製茶まで全て手工で最後にはそのお茶を飲むというところまでをパッケージしたいと思います。
是非ご参加下さい。

とまあ、細かいところをいえばまだまだ色々とありますが今年も色々とお茶を通じて面白い事や面白い出会いをできる様にこの農閑期に追い込んでやろうと思います。

是非どこかで何かでお会いしましょう。


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