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レジでもらうレシート(BPAが含まれる)はカゴに入れてもらうか、捨ててもらう

エストロゲンはよりポジティブな気分に関係し、その作用の一つは、幸福感に結びつけられているホルモン、セロトニンの脳内におけるレベルを高めることにある

情報分析官

「性格」の正体を知ることで、自分や他人のありのままの姿が見えてくる(中略)みなさんが今まで「性格」だと思っていたものは、過去の記憶に基づいて作られた自己イメージや、選択や行動の傾向にすぎません(中略)儒教化された仏教を採り入れたのが、朝鮮であり、日本(中略)江戸時代においては、支配者層に対しては儒教教育によって、被支配者層には儒教化した仏教を通して、儒教思想の摺り込みが行われた(※目的はキリスト教弾圧)(中略)「秩序」を重んじる儒教思想は、支配者層にとって都合の良い道具(中略)(※明治維新以降の)日本政府は、「教育勅語」によって儒教をたくみに利用して国民を(※一神教の国家神道で)支配した(中略)儒教の思想を一神教的な宗教と結びつけることで神聖化し、「神の言っていることは絶対だ」「盲目的に信じることが唯一正しいことである」と国民に思わせるようにしたのです。※引用者加筆.

オキシトシンの効果は、不安の少ない被験者の場合に、最も顕著に現れた。さらに、オキシトシンは、定義された社会集団内での信頼と協力を促進するだけでなく、外部集団に対する行動において、防御的な攻撃性を促す可能性もある(中略)経済ゲームでは、オキシトシンが協調行動を促進する能力は、被験者が高度な社会情報を持っているか否かに左右された。

研究のおかげで、平均的な人は服従と同調の名のもとに、びっくりするほど悪いことをすることがわかった。これがもっと広く意味することはとても重要だ(中略)人はオキシトシンの影響で見知らぬ人にひどい態度になる。

オキシトシンが多いと、自民族中心主義や偏見の増大につながる

オキシトンとバソプレシンは、母子の絆形成とつがいの絆形成を促し、不安とストレスを和らげ、信頼と社会的親和を高め、人をより協力的で寛大にする。しかし、これには大きな注意点がある───これらのホルモンが向社会性を高めるのは〈我々〉(内集団)に対してだけである(中略)オキシトシンは普遍的な愛情ホルモンではない。偏狭なホルモンだ(中略)子を守るための雌の攻撃は一般に適応的であり、エストロゲン、プロゲステロン、オキシトシンによって助長される(中略)プロゲステロンは徹底して冷静に不安を和らげる。このホルモンはニューロンに入ると、別のステロイドに変換される。これがGABA受容体に結合し、GABAの抑制効果に対する感度を上げ、それによって脳を落ち着かせる(中略)妊娠後期には、エストロゲンとプロゲステロンが特定の脳領域におけるオキシトシン放出を増やすことで、母性攻撃が増える(中略)エストロゲンは母性攻撃に貢献する。しかしエストロゲンが攻撃性を低下させ、共感と感情理解を高める場合もある。脳内にはエストロゲンの受容体が二種類あって、この相反する効果を仲介(中略)プロゲステロンはエストロゲンと協力して母性攻撃を促す(中略)愛情ホルモンといわれるオキシトシンによって、人は〈我々〉に対してより向社会的になり、ほかの人に対してはひどいことをするようになる

ここまでは、自己満足を得ようとする原始的な欲求が、大規模な問題につながる可能性を論じてきた(中略)残念ながら、自分自信の所属する集団をひいきにして、部外者を嫌う傾向は、世界共通のものだ。

原理上は男性が授乳することも簡単にできる。男性にはもともとその機構が備わっており、プロラクチンというホルモンを投与されれば、男性でも母乳をつくることができるのだ

一九九〇年代の初めには、エストロゲンとプロゲステロンを混合するホルモン療法から乳がんのリスクが高まることを多くの研究が明らかにした。さらに二〇〇二年には別の重要な研究から、エストロゲンとプロゲステロンは思っていたような万能薬ではないことが立証された。ホルモン補充療法は、多くの女性の人生を改善はしたものの、心臓発作や脳卒中の危険も高めたのだ。

無月経や閉経するとプロゲステロンは極端に減る(中略)副作用を知るよりも、妊娠の心配なくセックスを楽しみたいと思う人のほうが多いだろう(中略)個人的に使える避妊薬、つまり、プロゲステロン様薬剤(中略)妊娠期間を通じて胎児の生存と成長を保障するホルモンが、なぜ避妊薬になるのだろうか? 月経周期の間、卵子が一方の卵巣から排卵されるまでは、両方の卵巣中で卵子が成熟し、黄体をつくる。また、これに続いてプロゲステロンが大量に生産される。プロゲステロンが大量につくられるのは、他方の卵子からの排卵をストップさせるためでもある(中略)したがって、排卵前にプロゲステロンが大量にあると、卵巣は排卵を止める。排卵を抑制するこのメカニズムが、プロゲスチンの避妊薬

毎日歩くことで乳がんのリスクを減らすことができる。なぜか。考えられる一つの説明は、運動によって血中エストロゲンレベルが下がるから(中略)がんが発生してしまった場合でも、まだウォーキングは役に立つ(中略)調査した結果、運動(週一回一時間のウォーキングだけでも)によって死亡リスクが約四十パーセント低下

敵の正体を知ったら、次はその特性をより詳しく知る。そうすることで、あなたのなかの 〝気づかなかった直観力〟をより強く意識できる

自然選択は、完璧を生み出さない。不運にもほかのものよりは適応度が低かったものを排除するだけだ

サイコパスはウィットに富み、明快な発言をする。愉快で、人を楽しませる会話もでき、機転のきいた賢い受け答えを用意していて、さらには説得力のある話で自分をすばらしい人間にみせることができる。彼らは自分の存在感をひじょうに効果的に演出することができ、ときにとても愛想がよくチャーミングだ(中略)一度も刑務所に入らないし、ほかの施設にも入らないサイコパスも多い。弁護士として、医者として、精神科医として、学者として、傭兵として、警察官として、カルト教団のリーダーとして、軍人として、実業家として、作家として、芸術家として、エンターティナーとして。

情報分析官

「マキャベリズム」「ナルシシズム」「サイコパシー」は、どれも大変際どい特質だ。多すぎれば人を傷つけることになるし、足りなければリスクを取ることができなくなったり、力が発揮できなくなったりする。物語に出てくるアンチヒーロータイプの主人公はたいてい、このダークな三要素が核になっている。典型的ヒーローと違って、彼らにはいろいろな欠点があり、見る人に自分だって成功できるのではという幻想を抱かせてくれる。バットマン、ジェームズ・ボンド、ハン・ソロ(スター・ウォーズ)(中略)簡単に言えばサイコパスたちは、人を無感覚にしてしまうような恐怖などの強烈な感情を経験しても、その影響をあまり受けない

サイコパスは耐え忍ぶ能力も高い(中略)サイコパスは不屈の立ち直り能力を持っていて、人生において、冷酷な仕打ちを受けてもまったく気にしない姿勢を貫いている(中略)たいていの場合、サイコパスといえばすぐにナイフを振り回す精神異常者で、馬に振り落とされたらその馬をすぐさま殺すようなヤツだと思われている。目的を達成するために不屈の精神力を持ち、すぐさま砂を払って再び馬の鞍にまたがるような現実主義者だとは思われていないのだ。実際は後者が真実である。

情報分析官

マグネシウムが不足して、女性ホルモンのひとつであるプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が不十分だと、PMS(月経前症候群)の症状が惹き起こされます

「メラトニン」ががんの成長を食い止める(中略)メラトニンはさらに、乳房組織のエストロゲンの潜在的で有害な影響を阻止する。過剰なエストロゲンは、乳がんを発生させ、成長を促進させる

コレステロールとは、脂肪が多く含まれた蝋上の物質で、体のあらゆる細胞に存在し、たくさんの重要な機能を持っています。エストロゲン、テストステロン、プロゲステロンといった、性ホルモンの生成もそのひとつ(中略)さらにコレステロールは、健康な骨を保つのに不可欠なビタミンDの合成にも関与します。

情報分析官

動物の場合、ホルモンはおもにタンパク質からなるペプチドホルモンとステロイドホルモンの二種類に分類される。ペプチドホルモンには、テストステロン、ジヒドロテストステロン(DHT)やアンドロステンジオンなどのアンドロゲン、そしてエストロゲンなどがあり、これらはすべてコレステロールから産生される(中略)実はすべてのエストロゲンは、アロマターゼという酵素によって産生される(中略)アロマターゼがなければ、テストステロンからエストロゲンを産生することができない(中略)エストロゲンは、テストステロン(または、ほかのアンドロゲン)から産生される(中略)つまり、テストステロンはエストロゲンの前駆体なのである。アロマターゼという酵素は、テストステロンや活性の低いアンドロゲンをエストロゲンへと変換する。アロマターゼはさまざまな組織に存在し、比較的高濃度に存在するのは卵巣と脂肪組織(中略)アロマターゼの発現量が高ければ、テストステロンがエストロゲンへ変換される量も多くなる(ボディビルダーは、このしくみを理解していて、アロマターゼによって変換されにくいように人工合成されたアンドロゲンを摂取している。ちなみに、ただ単に高濃度のテストステロンを摂取しても、それらの多くはほとんどエストロゲンに変換され、筋肉隆々にはならない)

情報分析官

インスリンレベルを最適に保てば、エストロゲンとテストステロンにもプラスの影響が及ぶのだ。この知識は絶対に覚えておいてほしい。インスリンをはびこらせれば、脂肪を蓄えるレベルが上昇し、アロマターゼ(※脂肪細胞の酵素。テストステロンをエストロゲンに変換する能力。エストロゲンが多すぎると皮下脂肪が増える。蓄えられた皮下脂肪はさらにエストロゲンをつくりだす)の活動量が増え、エストロゲンレベルの異常を招く(中略)体脂肪は「臓器」の一種である ※引用者加筆.

骨粗鬆症に深く関わっているのがビタミンD不足である。女性は三〇〜三五歳から、男性は五五歳ごろから一年に一パーセントずつ骨量が減少していく。ことに女性の場合、閉経が追い打ちをかける。骨のカルシウム吸収を助けるエストロゲンというホルモンの分泌が落ちるからだ。骨が細くなり、内部がハチの巣状にすかすかになって、ふとしたきっかけで折れてしまう。いちばん折れやすいのは股関節と手首で、背骨もすり減っていわゆる「腰が曲がった」格好になる。ひどいときには骨量が三分の一にまで減っているため、骨粗鬆症で折れた骨は治すのが難しい。また骨が元の状態に戻ることはないとされており、治療といってもそれ以上の悪化を防ぐことしかできない

情報分析官

性欲に影響を与えるのは、男女ともに男性ホルモン(中略)副腎が健康でコルチゾールに余裕があるときは、途中でDHEAをつくり、そのDHEAから男性ホルモンをつくります。このルートは男性も女性も同じ(中略)副腎が疲労していたり、ストレスによる炎症が多過ぎて、コルチゾールがてんてこまいの場合には封鎖されてしまい、コレステロールはコルチゾールの生産に使われてしまいます。つまり、男性は男性ホルモンを精巣ルートからしかつくれなくなり、女性は男性ホルモンをつくる術を失ってしまうのです。生欲に影響するのは男性ホルモンだけですから、当然男女ともに生欲が低下(中略)プロゲステロンはコルチゾールが足りない時に、コルチゾールに変性して、その不足を補うことができるのです。つまり、副腎疲労の人、特に女性はプロゲステロンがコルチゾールの材料として使われてしまうことで、プロゲステロンが少なくなる可能性が高いといえます。このふたつの女性ホルモンのバランスは、とても大切なもので、エストロゲンがプロゲステロンに対して優位になってしまうと、乳がんなどのがん細胞をつくってしまうことがわかっています。すでにがんを患っている患者さんだと、その進行を早めてしまう(中略)PMSの人には副腎疲労がある場合が多いので、その先にあるがんに注意(中略)(※女性の場合は)コルチゾールが不足すると、プロゲステロンがコルチゾール生産に使われてしまい、エストロゲン優位になり、がん細胞をつくったり、進行を早めたりする ※引用者加筆.

亜鉛は、免疫細胞が異物を認識するための情報の伝達や、抗体の産生にも関わっており、ナチュラルキラー細胞を増やし、活性化させる働きを持つ「インターフェロンα」というタンパク質の合成にも、亜鉛は欠かせません

エストロゲンは、細胞内に銅を過剰に蓄積させ、亜鉛を追い出す作用(中略)乳がんは、一か月間ずっとエストロゲンが優勢で、同時に、月経周期の真ん中に当たる排卵期にプロゲステロンが分泌されていない場合に、もっともよく起こる(中略)子宮筋腫も乳腺線維嚢胞症と同じく、エストロゲンが優勢な結果(中略)天然プロゲステロンが代替療法(中略)ミトコンドリアでは、コレステロールからプレグネノロンというホルモンがつくられる(中略)プレグネノロンは卵巣と副腎で(※副腎皮質ホルモンもつくる→)プロゲステロンに変化(中略)エストロゲンは、プロゲステロンと一緒にバランスを取りながら与えなければ、健康を害する恐れがある。医学界でも、エストロゲンだけの投与は子宮体がん、乳がんを増やす危険性があることを認めている(中略)集中力の欠如、痛みなど、更年期女性が経験する症状につながっていく。エストロゲン補充でも同じ現象が起きる。プロゲステロンは逆に、エストロゲンのせいで起きる症状から細胞膜の働きをまもってくれる(中略)エストロゲン過剰をプロゲステロンを与えて修正すると、決まって甲状腺剤の必要量が減り、全く必要なくなる(中略)エストロゲン、プロゲステロン、甲状腺ホルモンの間には、相互作用がある(中略)更年期障害のエストロゲン量が子どもを産むのに必要な量より低いのは事実だが、それは不足や、ないという意味ではなく、その女性体を維持するのには恐らく十分な量である。更年期とは、望ましくない出産や、それに関連する成長などから女性を保護する生理学的変化期と解釈することができる(中略)食物繊維は、過剰なエストロゲンを体外へ排泄 ※引用者加筆.

情報分析官

アブラナ科の野菜に含まれる「I3C(インドール3カルビノール)」には内因性エストロゲンの代謝をよい方向に変える力があり、エストロゲンをもっと安全な物質に変換してエストロゲンの適切な排除を後押し(中略)それにより遊離テストステロンの活動も健全になる

情報分析官

フェミニストたちは勉強していた(中略)女性たちは動物の行動を観察する標準的なテクニックを開発(中略)フトアゴヒゲトカゲの大半は遺伝子によって性決定がされる(中略)ところがこの遺伝子による性決定システムは、過度な暑さによって覆される場合がある(中略)強烈な太陽を浴びると、染色体による性が高温に負け、ZZの雄は雌になるのだ。これら性転換したZZの雌には、雄雌の外見および行動面の特徴が備わっている。通常の二倍ほどの卵を産むいっぽう、行動はより雄に近いのだ。すなわち大胆かつ活動的、体温は高い。こうした遺伝子または性が逆転した雌のトカゲは、より多様な環境圧に新たな方法で対応できる。それが進化のもたらすアドバンテージなのだ(中略)雄が雌から分岐した二番目の性なら、卵子の作り手の進化の痕跡が残っていると考えるのが当然だろう。実際そうなのだ。(※元テキサス大学の動物学および心理学教授のデヴィッド・)クルーズは雄らしさの根源である精巣に、明らかな古代の雌の痕跡があることを発見(中略)「われわれは精巣にエストロゲンの受容体が多数含まれていることを示す、初の顕微鏡写真を公開しました」根本的に性ステロイドホルモンであるエストロゲンは、雄の精巣と精子が発達するうえでも根源的な役割を果たしていた(中略)「『雌の』性ホルモンは雄においても決定的な役割を果たします。雄はかつて雌だったからです」と、クルーズは繰り返す。つまりクルーズ版の福音書では、イヴがアダムの肋骨から作られたのではなく、その逆ということだ。初めに女性があり、女性が男性の登場をうながした(中略)雄が登場して行ったのは、雌の生殖を手助けすること(中略)ヒトのY染色体は百万年につき約十個の遺伝子を失っていて、今では四十五個しか残っていないことがわかりました(中略)一部の著名な遺伝学者たちは(おもに男性だ)、「雄の」性染色体が絶滅への道を歩んでいるという結果をなかなか受け入れられなかった(中略)Y染色体は遺伝物質を失いつつあるのだ。この「おちびさん」の染色体は、文字どおり縮んでいる。※引用者加筆.

『雄』と『雌』のホルモンが存在するというのは、よくある誤解です。みんなおなじホルモンを備えているのですよ(中略)雄雌の差は互いに比較したときの酵素の量で、それが性ホルモンをどちらかに変換し、ホルモン受容体の分布と感度を決定するのです(中略)答えはテストステロンが合成される方法にあった。すべての性ホルモン、すなわちエストロゲン、プロゲステロン、テストステロンはまずコレステロールとして出現する。やがてそれは酵素の働きによって、一般的に妊娠とかかわりがあるとされるプロゲステロンに変化する。プロゲステロンはアンドロゲンに、アンドロゲンはエストロゲンに先行するものだ(中略)地球とそこで暮らすすべてのものたちの未来を守る、より広がりのある社会を築こうと思ったら、生物学的な真実を求めて闘わなくてはいけない(中略)雌のホルモンは、雄より混沌としたものなどではない(中略)次世代の進化生物学者を育てるために使われている教科書は、まだ性淘汰をめぐる時代錯誤な男性の視点に重きを置いている(中略)雌のシャチのEQはおよそ二・七でチンパンジーより高く、仲間の雄を上回っている。雄のシャチは体が大きいのでEQは二・三程度だ。性別による差はダーウィンが主張した雄の知的優位に冷や水を浴びせる(中略)男の研究仲間の一部は、ボノボの社会が女性優位だと認めたがりませんでした(中略)霊長類学者たちはけっして女性ではなかった。「ひとり残らず男です」(中略)それぞれ独学で知識を身につけた女性のインテリたちがダーウィンの著書を読み、雌という種が周辺へ追いやられ、誤解されていることに気づいたのだ。だがこれら初期フェミニストたちの声は、男性中心の科学界からは無視された(中略)あらゆる脊椎動物は根本的にバイセクシャルです(中略)「生物学は何に増しても政治学だ」※引用者加筆.

卵巣と子宮の全摘後、プロゲステロンとアンドロゲンは、ほとんど関心を持たれることがない。多くの女性たちには、エストロゲン優勢性の症状があり、明らかにアンドロゲン不足の症状があっても、エストロゲンだけを与えられる。卵巣摘出後のアンドロゲン不足でよくある症状に、性欲減退、うつ、記憶違い、骨量の減少、膣の乾燥、失禁がある(中略)プロゲステロンが低い女性は、正常な女性に比べて、乳がん発症率が五・四倍も高かった。つまり、前者は後者に比べて、乳がんになる確率が八〇%以上高いということだ。この違いは、その女性の月経が始まった時期、更年期に入った時期、経口避妊薬の使用歴、乳房の良性の病気の有無、初産の時期などとは無関係なものだった。つまり、プロゲステロンが低いということしか、女性たちの間に明らかな違いがなかったのである。また、この研究では、あらゆる種類のがんについても追跡した。すると、プロゲステロンが低いグループは、正常なグループに比べて、がんの発生率が一〇倍だった。つまりプロゲステロンが正常なら、あらゆるがんが一〇分の九の確率で予防できる。この研究は発表されても、何の波紋も呼ばずに消えていった。プロゲステロンの不足ががんに関与するという事実を確認するために、資金を出す製薬会社がないからだ。

香りつきの化粧品、防腐剤、日焼け止めなど、ほとんどのものにエストロゲン様物質が含まれている(中略)(※これらは)女性のホルモン感受性がん(乳がんや卵巣がんなど)、甲状腺障害、脳や神経内分泌系の発達障害などと関連(中略)細菌は、多くのホルモン前駆体を産生する。これは、細菌が、姉妹である脳細胞内のミトコンドリアとコミュニケーションをとる主要なやり方だ。内分泌系を乱す化合物は、この古代からつづく重要なコミュニケーション通信網を乗っ取ることになる(中略)(※手の除菌用ローションに含まれるトリクロサンなどの抗菌性化学物質は)細菌を殺し、体内でエストロゲンのような動きをし、前がん細胞を刺激して増殖させつづけることがわかっている(中略)ミトコンドリアは、細菌からのホルモンメッセージに基づき、どの細胞が生きて、どの細胞が死ぬべきかを決定する。エストロゲン様物質がそのメッセージを乗っ取ってしまうと、がん細胞は野放しのまま成長してしまう(中略)微量のエストロゲン様物質の累積的な影響は、ホルモンそのものより強力だ(中略)受容体に付着して離れず、脂肪細胞が脂肪を蓄えつづけるよう永久にスイッチを入れつづける。これにより、細胞の正常な情報伝達が妨げられる。こうした化合物の影響で、男性も女性も少年も少女も、存在しないきたる妊娠のため、常に脂肪を蓄えているのだ(中略)避けるためには、こうしたホルモンかく乱物質を避けることが不可欠だ(中略)BPA(※ビスフェノールA)を「高懸念物質」リストに載せるべき(中略)また、「安全な」代用品とされてきたビスフェノールS(BPS)にも同様の内分泌かく乱作用があることが最近判明した(中略)レジでもらうレシート(BPAが含まれる)はカゴに入れてもらうか、捨ててもらう(中略)乳製品からフタル酸エステルを摂取している(中略)フタル酸エステルが細胞との情報伝達を妨げている(中略)日焼け止めの多くは、フタル酸エステルなどの内分泌かく乱物質を含んでいる ※引用者加筆.

レベッカは5歳の女の子だ。1年間で9キロの体重が増え、胸がふくらんできたために、私たちのクリニックに連れられてきた(中略)何らかの巨大な曝露が生じているのではないかと思わせたきっかけの1つは、少女たちが非常に早い段階で思春期を迎えるようになったことにある。この現象が親たちに過度の心配をもたらしていることは想像にかたくない。研究では、人種を問わず、7歳と言う幼い年齢で乳房の発達を示す少女たちがいることがわかった。その割合は、白人では10%、ラテン系アメリカ人では15%、アフリカ系アメリカ人では23%にもおよんでいた(中略)胸の発達(とおそらく肥満)は、真の思春期の場合のように卵巣がもたらしているのではなく、何かほかの種類のエストロゲンに接したことが原因なのではないだろうか?(中略)レベッカの母親は最近、娘が入浴するときに「ヴィクトリアズ・シークレット」のバスジェルを入れるようになったと言う。その容器には、大きな黒字で「大人専用」と記載されていた。このバスジェルには植物性のエストロゲンが含まれていたらしい。母親はこのバスジェルの使用をやめることに同意し、その後レベッカの体重増加と乳房の発達は止まった。

大豆は自然のエストロゲンとして販売されており、ホルモン補充剤のような薬の副作用を避けるためもあるだろう(中略)だが、大豆調整乳で育てられた赤ちゃんは、大人よりはるかに高いレベルのイソフラボンに曝される(中略)科学者たちは、大豆調整乳で育てられている赤ちゃんが、月経周期を狂わせるといわれるイソフラボンレベルの一〇倍相当に曝されていることを明らかにした。ラットの研究から、妊娠中に大豆のフィトエストロゲンを摂取すると、生殖器の発生の異常、内分泌機能の変化、雌の脳や行動の雄性化など、さまざまな悪影響があることがわかっている。

びっくりするほどの男性であっても、女脳であるという人がいます(中略)男の子を妊娠しているときに、体にいいからといって、あまりに女性化作用のある物質を大量に摂ってしまうと、男脳が女脳になってしまうのです(中略)お母さんの胎内にいるときに女脳、男脳が決まるので、お母さんが妊娠時に、女性化作用のあるようなものを大量に摂ると、その脳が女脳になっています(中略)この男性は、見た目にはどんなに男っぽくても、男しか好きになれないのです(中略)男性の性が結構怪しい人たちが最近いっぱい出ていますが、そうした人たちは一種の犠牲者で、男の子を妊娠しているときに納豆を食べ過ぎると、エストロジェン様に働く物質が体の中にできてしまうのです。それをイソフラボンというのですが、エストロジェンに構造も働きも非常に似ています(中略)例えば、妊娠十二週とか十八週ぐらいでお母さんが早産しそうになるケースがあります(中略)動いたら子宮が収縮しますから。そのときDES(デス)といって流産止めの注射をして、入院してじっとしていてもらいます。このDESというのは、男性化作用があるので、もし女の子を妊娠しているときにこのDESを使うと、脳が十二週から二十八週の間に、男脳をつくってしまうのです。それが脳の決め手となっているのです(中略)体がいくら女性でも、男脳ができてしまうと、体は女性ですから男性を好きになるはずなのに、脳は男脳ですから、女性しか好きになれません。レズビアンとかホモセクシャルという形です(中略)いまの環境ホルモンというのは、男性化作用を起こしたり、ホルモンによってはメス化作用を起こす───春山茂雄医博(著書名失念)

プラスチックボトル自体にも問題がある。ボトルが熱や直射日光にさらされていなくても、プラスチック粒子や、ビスフェノールA(BPA)といった有害なエストロゲン様物質が水に溶け出す。これらの化学物質は、ニューロンを傷つけ、記憶を妨げ、気分障害を引き起こす。BPAを含まないボトルもエストロゲン様物質を水中に浸透させる

われわれ人間は、暗い気持ちで生きたくないので、どうしても「少しぐらいなら」という考えを心に取り込みやすい(中略)放射性物質と環境ホルモンのどちらもこの世に存在して、両者の危険性が複合され、とてつもなく危険になっているのである(中略)エポキシ樹脂が、最近しばしば、「給食の容器から侵出する」、「缶づめ食品や飲料缶から侵出する」として大きな問題となっているビスフェノールAを原料にしている。科学技術庁は、「いま問題となっている環境ホルモンと比べたら、放射性廃棄物などはずっと安全だ」と、原発のある現地で喋りまくっていた。六ヶ所村では、「プルトニウムや死の灰を、環境ホルモンのビスフェノールAで包むと安全になる。その環境ホルモンが足りなかったので危険な容器だった」というのだから、ますます頭が混乱して、われわれの理解を超える話である(中略)給食などで子供が使うポリカーボネート系の容器では、かなりの高い温度の飲み物をそそぐので、容器のプラスチックから原料のビスフェノールAがしみ出しているのだ(中略)ビスフェノールAは、脳の神経細胞を形づくる甲状腺ホルモンのような顔をして胎児の脳に侵入し、微量でも脳の発達を阻害していることがつきとめられた(中略)缶づめ食品や自動販売機で大量に販売されている缶飲料の場合は、缶の内側に塗ってあるエポキシ樹脂の塗料から、やはり原料のビスフェノールAがしみ出していた。スタンフォード大学の研究結果によれば、この物質が十億分の二という、普通の化学分析ではほとんど検出できないほど微量しか含まれていない液体であっても、細胞に侵入して、まるで女性ホルモンのように振る舞うことが確認されている───広瀬隆氏(著書名失念)

男児に対しては母親と父親が自分たちの持っている悪い遺伝子、できればないほうがいいような遺伝子を移します。たとえば、劣勢遺伝子と言われるものは男児に受け継がれるのですが、それにより男児が早世することを見越して、生まれてくる数も男の子のほうが女の子より3%ほど多くなっています。つまり男性が兵隊として自分の命を犠牲にして日本を守るように、男性は遺伝子の世界においても自分の人生を犠牲にして、悪い遺伝子を持ったまま死んでいくことが集団に尽くすことになっている(中略)集団の遺伝子を正しく繋ぐために3%の男性は先に死んで、悪い遺伝子を持つ子供を残さないようになっています。そうしないと人間の遺伝子の系列は劣化していくのです。

女性は遺伝子レベルの選択肢のおかげで、数ある困難のなかで最大級のものに立ち向かえる(中略)感染性の微生物とは、女性のほうがたいていうまく闘う(中略)どんな危機的状況であろうと、女性のほうが生き延びる(中略)生命に降りかかるあまたの困難をうまくくぐり抜けるのはほぼ女性(中略)女性は間違いなく免疫機能に恵まれている(中略)女性は免疫の観点からは男性をしのぐ進化を遂げている (中略)ダイヤモンドと同じく女性も壊れにくい

トマス・カーライルの有名な言葉に、「圧力がなければ、ダイアモンドは生まれない」というものがあり、それは現代の「タフな状況になると、タフな人間が発奮する」という決まり文句(中略)彼らはネガティブな気分が「問題を解決しなければならない」という信号になるのだと結論づけている。

女性が本来、多くの場合、より賢く、より高次の生き物であることが判明した現在、ゲイやオネエは男性の中でも高次の部類に入ると言えるかもしれない。私自身、個別にお返事する時間がないのですが、「マインドウィスパリング スペース 調べたいワード」でnote内検索していただければ、詳しく検証した記事が見つかると思います。

関連リンク↓

https://note.com/wandering_1234/n/ncd2c559704a4

https://note.com/wandering_1234/n/na867c9d1a53c

https://note.com/wandering_1234/n/n9ea519cd86e9





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