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エントロピーに対抗するために情報とともに必須のもの───すなわちエネルギー

酸化は必ずしも悪いことばかりではない。少々の酸化は、危険を知らせ、古代からの保護・防御システムを活性化させるという好ましい影響をもたらす(中略)高圧酸素療法のような新たに登場しつつある長寿療法(中略)ストレスはホルミシスと呼ばれるもので、ファスティング、サウナ、冷水浴、運動などでも起こる現象だ。私たちを殺さないものは、私たちを強くするのである(中略)サウナや温浴、冷水シャワーや冷水浴、赤色光療法、そして試してみる気のある人には高圧酸素療法、オゾン療法、低酸素シミュレーターまでも含めたホルミシス療法(中略)加齢による筋肉機能と筋肉量の減少というエントロピーと戦わなければならない。筋肉を増やさなければ、衰えていくだけだ。使うか、失うか、なのである。

糖質を控えた上でスタミナが欲しい、長時間のエネルギーが欲しい、といったような場合には、バターが適しています

情報分析官

ポジションが良ければ、その場の状況によって判断を迫られることなく、クリアにモノを考えられる。一流の人々が常に優れた判断をできるのは、待ったなしの状況で判断を迫られることがまずないからだ(中略)判断力を高める最善の策は、良いポジションで判断できるようにすることだ(中略)時間は正しいポジションをとった者に味方し、ポジションの悪い者の敵になる(中略)ポジションによって選択肢が決まることを理解していない人は多い(中略)最終的に人生が生きやすく、あるいは生きにくくなるかを決めるのは、このポジションだ(中略)デフォルト(素)の状態(中略)デフォルト設定された行動に身を委ねるか。厄介なのは、デフォルト行動はたいてい状況を悪化させることだ(中略)ヒトとしての初期設定を消し去ることはできないが、プログラムしなおすことはできる(中略)惰性の悪影響が及ぶのは、職場や人間関係だけではない。健康にも害を及ぼす(中略)惰性は無意識に作用するため、気づいたときにはその悪影響はどうにもならなくなっている(中略)あっという間にとほうもなく手に負えないものになっていく(中略)惰性を考えるうえで危険なのは「普通ゾーン」だ。これは変革の必要を感じない程度に物事がうまくいっている状態だ。そこから魔法のように事態が改善すればいいが、もちろんそんなことはめったに起きない(中略)あなたが今、どんなポジションにあるかは重要ではない。重要なのは、今のポジションを改善していくかどうかだ。

情報分析官

エントロピーとは「欠けている情報」であり、それはつまり、マイナスの符号がついた情報である。エントロピーの総量は増大することしかない。なぜなら、情報の総量は減少することしかないからである。

情報分析官

すべての出来事を生じさせているのは、このどこまでも増大するエントロピーの踊り、宇宙の始まりの低いエントロピーを糧とする踊りであって、これこそが破壊神シヴァの真の踊りなのである(中略)(※太陽から)地球に熱い光子(※温度の低い光子一〇個より配置が少なくエントロピーの低い)が一つ届くと、それに対して冷たい光子が一〇個放出される。なぜなら太陽から来る熱い光子が、地球が放出する冷たい光子一〇個分のエネルギーを持っているからだ ※引用者加筆.

空間が広ければ広いほどエントロピーは増大する

悪は、人間の自己を複数の対立する力に分割するものであり、ある人と他者とを区別し、人びとを宇宙に対峙させるものである。それが《カオス》であり、生命が依存している秩序を破壊するエントロピーの力である。

エネルギーと物質の無秩序さ、いわゆる「エントロピー」は、過去から未来へ進むにつれて増えていく傾向にある 

最大の敵は政敵ではなく、エントロピー

物理学者は無秩序について語る場合、「エントロピー」という概念を用いるのを好む。エントロピーとは、無秩序の尺度(中略)エントロピーが大きい状況ほど無秩序の度合いは高く、エントロピーが大きいほどその状態が起きる可能性は高い。空間を満たすガスで言えば、空間が広ければ広いほどエントロピーは増大する

情報分析官

質量もE=mc²で運動エネルギーとポテンシャルエネルギーの総量(中略)地球の重力の形を見たかったら、外でボールを投げてみてください。ボールの描く弧が、時空の歪み(中略)この時空を歪めているのは地球の質量です。モノの質量(m)とエネルギー(E=mc²)が時空を歪めているのです。モノがモノを引っ張るのが重力ではなく、モノが時空を歪め、歪んだ時空がモノを動かす、よって、その歪んだ時空そのものが重力(中略)重力は、「『力』ではなく、時空の歪み」なのです。時空の歪みとは、時間の歪みと空間の歪みです(中略)私たちの目には見えない空間、プランクスケールに次元が隠れていれば、そのスケールでの重力が大きくなる。よってブラックホールができやすくなる(中略)私たちの3次元空間にも、私たちには見えない空間、プランクスケールに次元が隠れているのかもしれません(中略)しかし残念ながら、LHCでもLHCよりも高エネルギーの宇宙線が飛び交う大気中でも、量子ブラックホールは見つかっていませんし、高次元の存在自体、観察されていないのが現状(中略)記憶に残すことができるのが過去(低エントロピー)であり、記憶に残すことができないのが未来(高エントロピー)(中略)ニュートンの運動法則、アインシュタインの重力と相対性理論、電磁気学、量子力学などのルールには一切時間の矢はありませんが、唯一時間の矢がある宇宙のルールがこのエントロピー増大の法則です(中略)太陽は何も燃やしていないし、まずもって赤くありません。白色です。太陽は量子トンネル効果による核融合で輝いています(中略)対象をどう見るかという方法、どう向き合うかと言う姿勢(態度)のことを指して視点と言います。英語ではパースペクティブです。

エネルギーを発生させるのは「乱雑に揺れ動く」エネルギーの原子で、その多くは無秩序で統一感がない。このおかげで世界にもたらされる無秩序な状態を、(※ドイツの物理学者ルドルフ・)クラウジスは「エントロピー」と呼んだ。要するに、エントロピーによって宇宙の無秩序性は表される。一八六五年にクラウジスは、この新しい科学を思いきって簡潔に解釈し、以下のような熱力学のふたつ法則にまとめた。宇宙のエネルギーは一定で変わらない。宇宙のエントロピーは極限まで増大する(中略)エネルギーの保存に関する第一法則は、不変性と耐久性について触れており、永遠に失われるものは何もないと保証している。ところがこの約束は、第二法則によって破られる。ここでエントロピーの増加について取り上げ、宇宙には私たちが理解しているような形の生命が保存されているのではなく、無秩序が充満していると警告している。このようなバランス感覚はクラウジス本人が意図したもので、彼はこう記している。「エネルギーという単語と似て非なるものを想定し、エントロピーという言葉を意図的に作った」。それは「ふたつの重要な要素」───ふたつの雄大な概念───の対称性を反映させることが目的だった。エネルギーは宇宙に活力を提供し、私たちの周囲の世界を絶えず変化させている。一方、エントロピーの存在からは、目に見えるものはすべて最終的に減少していくことがわかる ※引用者加筆.

反エントロピー資源、すなわち「情報」

人間のありようを理解するための第一の鍵は、「エントロピー」ないし無秩序の概念(中略)エントロピーと進化が支配する世界では、貧困は人類のデフォルト状態でしかない(中略)最大の敵は政敵ではなく、エントロピー(中略)そして何よりも無知(問題解決の最善の道を知らない無知)だというのに(中略)情報はエントロピー減少の一つと考えていいだろう(中略)知識によって獲得したエネルギーはエントロピーに抵抗する特効薬(中略)目的とはすなわち、エネルギーと知識をうまく使ってエントロピーの流れに逆らい、私たちにとって有益な秩序という避難所をつくり上げることだ 

人間のありようを理解するための第一の鍵は、「エントロピー」

反エントロピー資源、すなわち「情報」(中略)エントロピーに対抗するために情報とともに必須のもの───すなわちエネルギー(中略)発明家は自然の法則を利用してエントロピーに抵抗し、起業家はその発明品を手に届くものにした。

情報分析官

カプセルに入って気圧を高めることで、体内に溶存酸素量が増(中略)ミトコンドリアは酸素を使って栄養をエネルギーに変換する ミトコンドリアはエネルギーを作るのに、大量の酸素を使います

エネルギーの産生工場であるミトコンドリア 

知識によって獲得したエネルギーはエントロピーに抵抗する特効薬

「エネルギーが人生を動かす」というバイオハックの基本原則(中略)バイオハックとは、さまざまな意味で、結局はミトコンドリアのバイオハックなのだ!(中略)ATPはミトコンドリアによって産生(中略)ミトコンドリアはこのエネルギーを蓄える「バッテリー」と、エネルギーを送り込む「コンデンサー」の両方の役割を果たす(中略)エネルギーの産生はミトコンドリアの主要機能だが、ミトコンドリアには別の役割もある。体内システム全体の重要な生物学的プロセスの監視にも関わっているのだ。

ミトコンドリアは、細胞が酸素を使って呼吸できるようにする「細胞質内の電力パック」と呼ばれている

ダルさがなくなり、体が疲れにくく変わる

本来、酸素ガスは生物の生存を脅かす猛毒のガスであった。それを逆転させたのが、ミトコンドリアという装置だ。酸素ガスを格納庫(ミトコンドリア)に閉じ込め、その中で化学反応をさせて、ATPという化学エネルギーを作り出し、それを各細胞の活動に利用するシステム

ミトコンドリアの量がたくさんあれば、大量のエネルギーが必要になっても、ひとつのミトコンドリアにかかる負荷は小さくなります(中略)ミトコンドリアの量が多くなれば、エネルギー生産時に活性酸素の発生を抑えることができる(中略)ミトコンドリアの「量」が「質」をつくり出す(中略)ミトコンドリアが増えてはじめて、質の低下したものを壊すことができるようになるのです。ですから、質のいいエネルギーをたくさんつくるためにも、まずはミトコンドリアの量を増やすことが必要───日本医科大学 太田成男教授(著書名失念)

情報分析官

人体のエネルギーは、細胞の中の「ミトコンドリア」という微小な器官で作られています。いわば、細胞の中の発電所のようなものです(中略)通常はこのミトコンドリアが酸素を使って、糖質や脂質をエネルギーに変換しています(中略)糖質制限をすると、効率よく、エネルギーをどんどん生み出すミトコンドリアが活発に働くようになることから、体はエネルギーで満たされるようになります。だから、ダルさがなくなり、体が疲れにくく変わるのです。そして何よりも体にとって福音となるのが、エネルギーの発電所役であるミトコンドリアが働くと、肝臓で脂質が分解され、脂肪酸と共に全身のエネルギー源となる「ケトン体」が産生されることです(中略)鉄が不足していると、それ以前の全ての段階で代謝が正常に行われたとしても、代謝はストップ、エネルギーが作られなくなってしまう(中略)つまり、鉄欠乏症があるとミトコンドリアがきちんと働かず、エネルギーがうまく作れなくなります。

糖質制限をすると、効率よく、エネルギーをどんどん生み出すミトコンドリアが活発に働く

初期宇宙の場合には、いったい何が(あるいは誰が)、低エントロピーという特別な配置をお膳立てしたのだろうか? 宇宙の起源に関する完全な理論が得られていないため、科学はこの問いに答えることができない(中略)科学は、この問いにはそもそも頭を痛めるだけの価値があるのかどうかさえ判定できずにいる。なぜ何もないのではなく何かががあるのかがわからないということは、何かがあるという現実の状態が異常なことなのか普通のことなのかを判定するすべがないということだ。初期宇宙の詳細な条件は、肩をすくめてやり過ごすべきものなのか、あるいはハッとして振り返るべきことなのかを判定するためには、それらの初期条件が設定されたプロセスを明らかにする必要がある(中略)秩序だった均一な低エントロピーの配置が実現するためには、到底起こりえそうもない驚くべき偶然が重ならなければならない。同様に、激しく変動するインフラトン場の値が、空間の小量域のいたるところで同じになり、インフレーションの膨張をスタートさせるためには、やはり到底おこりそうもない驚くべき偶然が重なる必要があっただろう。そんな特別で、秩序が高く、エントロピーの低い、領域全体で均一な配置が実現することに対して何の説明もない(中略)仕組まれた陰謀論のようなその出来事が起こったのは、われわれがビッグバンと呼ぶ急激な空間の膨張が始まる前

情報分析官

日光あるいは機械的振動にさらされると、メラニンに水を分解する力ができ、酸素と電子が解放されてミトコンドリアがATP(エネルギー)をつくれるようになる

情報分析官

ハロウィーンのカットアウト・ビデオは私が作った。

関連リンク↓

https://note.com/wandering_1234/n/n492fb768c9b7

https://note.com/wandering_1234/n/n15b60fc8bc94



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