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「コルチゾル」を産生する腫瘍(がん)

コルチゾールが放出し続ける糖質

恐怖や不安を引き起こす、ストレス関連の神経ペプチド、コルチコトロピン放出ホルモン

感情を認識するには認識者の主観が必要だ(中略)最終的に背景的感情によりわれわれはその存在を意識するようになる(中略)意識とは「認識の感情」(中略)すなわち、「脳の中の映画」の所有者がどのようにその映画に登場するか

クリストファー・ノーラン監督によって制作された『インセプション』という映画がある。レオナルド・ディカプリオがこの中で、コブという名の男を演じる。コブは(完全に説明されないのだが)、未来の軍事テクノロジーを用いて、人々が眠っている間にその潜在意識の中に入り込み、企業秘密を盗み取ることができる(中略)サイトーと名乗る秘密めいた実業家が現れてコブを雇い、これまでとは少し違う仕事をさせる。情報を盗み出すのではなく、「何らかの考え方を植え付ける(インセプション)」仕事(中略)コブはメンバーにこんな風に説明する。「潜在意識というのは感情によって誘導される(中略)ミラー・ニューロンのネットワークのおかげで、私たち人間にはインセプションの下地がすでに組み込まれている

クリストファー・ノーランは映画『インセプション』の中で、この種の信念を植え付けることの困難さを表現している。君の心の中に、気づかぬうちに信念を植え付けることのできるのはマスターだけだ(中略)ノーランはインセプションという言葉を、元来の「始点」という意味から拡張している。

さかんにコルチゾールを分泌すると当然、働きっぱなしの副腎は疲れ果ててしまいます。そのうち、「もう闘えないよ」と副腎はパワーダウン。ストレスに負けて、体内の炎症を抑えきれなくなり、さまざまな不調や症状が出てきてしまう(中略)ストレスを感じるのは脳ですが、脳が副腎に「ストレスに対処しなさい」と指令を出し、ホルモンを分泌して「実働部隊」として働くのは、副腎です。ですから、司令官である脳がいくら指令を出しても、実働部隊である副腎が疲れきって働かないのでは解決になりません(中略)副腎が疲労している人のほとんどは、「不眠」(中略)肝機能が低下している人にとっては、夜中が肝臓にとっての「解毒タイム」というわけです。こうして肝臓は必死に解毒を続けていますが、毒素が多いと処理しきれず、解毒の段階で中間産物がたくさん出てきてしまいます。途中覚醒が起こるのは、この処理しきれない毒素によって(中略)副腎が疲れている人には必ず体内に炎症が(中略)火消し役のコルチゾールが炎症を抑えきれない場合、セロトニン、メラトニンが代謝する経路のほうには行かず、ビタミンB代謝経路のほうに使われてしまう

解熱鎮痛剤などは肝臓に掛かる負担が大きい

炎症は自覚症状がないまま、肝臓の損傷や瘢痕化を引き起こしてゆく。そして通常数年後に突然、肝硬変と呼ばれる肝不全の徴候が現れる。震えや筋力低下、体液による腹部の大きな腫脹、ときには腸からの出血を伴うこともあり、意識障害をきたすこともある。こうなってしまうと、肝移植以外にできることはほとんどない。

抗がん剤をたっぷり使えば、がんは治るかもしれませんが、患者さんは死んでしまいます。米国国立がん研究所では、「抗がん剤では、がんは治らない」と発表し、さらには「抗がん剤は、増がん剤である」とまで言い切っている(中略)不思議なことに、「がん」の治療となると患者さんやその家族は、思考停止に陥ってしまっているのが現状なのです。《標準治療》というと聞こえはいいかもしれませんが、英語でいえば「スタンダード」であり、決して一人ひとりの患者さんのための「スペシャル」ではない(中略)がんはたやすい病気ではありません。それゆえ、情報が大事

深部体温が下がると、体内の酵素反応の活動が静まり、エネルルギーを分解する代謝が下がり、脳を含んだ全身の休息状態がつくり出されます(中略)深部体温が下がれば眠くなる(中略)人間の体の中では深部体温が下がる少し前に、皮膚の毛細血管の血流が増加します。この毛細血管の血流増加によって、深部体温が外部に逃げることで皮膚温度が上がりますが、皮膚温度の上昇幅が大きいほど、眠気が強くなり、寝つきやすくなります。体の「芯」が冷めれば、眠くなるのです(中略)寝つきが悪いのは、皮膚の血液循環が悪く、深部体温が外に逃げにくく熱放散効率が悪いので、深部体温を下げることができず、入眠しづらくなる(中略)サイトカインは、筋タンパク質の分解を促進し、筋肉を萎縮させます。骨も同じで、炎症性のサイトカインによって骨破壊が進み、骨密度が低下します。とくに腫瘍壊死因子α(TNF-α)は、睡眠不足によって敏感に活性化するサイトカインです。TNF-αは、筋肉を分解し骨を破壊する

睡眠の質が悪いと、がん細胞が増殖(中略)良い睡眠をもたらすのは「血流」(中略)睡眠の質を上げたければ、毛細血管を鍛えなさい

血管が狭くなる。血管の壁が一度傷ついたくらいではそうでもないが、つねに傷がついていると、こうした反応が起こる。最終的にはアテロームという「内膜プラーク」[訳註:粥状の隆起]ができるわけだが、血管壁にできるこのプラーク内にはコレステロール、平滑筋細胞、炎症細胞がたまっている。このプラークが血液の流れを次第に妨げるようになり、器官に影響が出る。そしてこのプラークが破裂すると、血栓ができる。この血栓が動脈に詰まってしまうと、通常どおりに血圧が流れなくなり、その先にある細胞に酸素が行きわたらなくなって細胞が壊死(中略)繊維性プラークにはインスリン受容体が含まれているため、インスリンがプラークの形成を活性化させ、アテローム性動脈硬化が加速度的に進行(中略)インスリンの毒性が高くなるような治療を行うと、がんの発症率も上がる(中略)インスリンがあらゆる種類のがんを成長させる(中略)乳がん、結腸がん、子宮体がん、腎臓がん、膀胱がんなど、あらゆる種類のがんのリスクを高める。このことは高血糖以外の要因が、がんの発生に大きく関わっていると示すものであり、糖毒性が主要因であるというパラダイムを否定するものである。インスリンは成長を促すホルモンなので、インスリンががんの成長を促すとも考えられる(中略)動脈が詰まってしまうと心臓に酸素が届かなくなり、心筋の一部が壊死(中略)血流が悪くなると、足では酸素を運ぶヘモグロビンが不足する(中略)動脈が狭くなり血流がさらに悪くなると、たとえば寝ているときなど、休んでいるときにも痛みを感じる(中略)長期にわたって障害が残ることもある。血流が悪いと皮膚も傷ができやすくなり、治るまでに時間がかかる(中略)薬で症状を軽くすることはできるかもしれないが、疾患の進行を防ぐことはできない。結局、予防するほかない

「コルチゾル」を産生する腫瘍(がん)ができると、血圧は上がります(中略)慢性的な睡眠不足では副交感神経も疲弊してしまい、血圧を下げる機能が弱くなっている(中略)慢性的な睡眠不足では、動脈硬化も進みます(中略)睡眠不足では炎症反応が活性化し、血管の内側にプラークという炎症の残りかすのようなものがつきやすくなります(中略)睡眠不足はコルチゾルを増加させ、筋肉の分解を促進します(中略)コルチゾルが必要以上に分泌されていると、筋肉の分解が増えて、筋タンパク質の合成が減少(中略)患者は、内臓脂肪の増加や骨がもろくなるほかに、肩から腕、腰周りから太ももにかけての筋肉(近位筋)の筋力も低下(中略)顕微鏡で見てみると、損傷したミトコンドリアや筋繊維、および筋繊維間のすき間が大きくなっているなど、筋肉の崩壊ぶりがミクロなレベルでわかります(中略)睡眠不足の質の悪い睡眠でコルチゾルの分泌が増え、骨の破壊が進む(中略)コルチゾルの過剰分泌が続くと、動脈硬化の進行や骨粗しょう症の悪化、免疫機能の低下、脳の海馬の神経細胞を破壊するなど、さまざまなダメージが生じます(中略)レム睡眠中に感情を伴った悪夢を見るのは、扁桃体が活性化するためです。

こんなふうに考えてみてほしい。脳の土地をめぐる競争は絶えざる過酷なものであり、その争いにおいて視覚系は視覚ならではの問題に直面している。地球は自転しているため、平均十二時間サイクルで闇へと放り込まれる(これは人類の進化の歴史の九九・九九九九パーセントに関する話であって、電気に恵まれた現代についてではない)。すでに見てきたように、どれかひとつの感覚が奪われると隣接領域による乗っ取りの引き金が引かれる。では、視覚系はこの不公平なハンデにどう対処しているのだろうか。 答えは、夜間も後頭葉を活動させておくことによって、である。視覚野が乗っ取られるのを拒むために夢は存在する───それが私たちの仮説だ。

書き手の持論は、読み手の悩みとはまったく関係のないことが多いのです。読み手は、解決策を求めています。

情報分析官

有酸素運動は、コルチゾールやアドレナリンといったストレスホルモンの濃度を下げる。こうしてストレスホルモンの威力がそがれることによっても免疫力の力が高まる(中略)運動の効果は累積的

情報分析官

体を動かせば、筋肉のブドウ糖の吸収率が上がり、インスリンの追加分泌を抑えられる

白血病やリンパ腫など、治療には抗がん剤が必要ながんもあるので、放射性物質を骨に押し込まないようにし、押し込んでしまった場合は排出する。日光浴で骨のリモデリングを促進しつつ、酸化ストレスによるがん細胞へのアタックは微調整を継続、この2つを組み合わせて患者を寛解に向かわせるという方法だ。がん細胞が睡眠を妨害し、各種免疫細胞の産生も害し免疫力全般を害されているのだから、別ルートの飛び道具である弓(酸素カプセル各種)と矢(殺癌漢方や殺癌サプリ)を駆使するしかない。ただし、誘導装置のバッテリー(ある程度のミトコンドリア)とミサイル(弓矢)誘導装置(ある程度の免疫細胞)は必要だろう。要するに、患者本人はミトコンドリアと免疫細胞の生成だけに集中し、周囲はそのための時間を捻出する手助けをし、周囲はその都度、患者本人に知識の抜けがないかをチェックする。病気を治すには、オリンピックを目指すアスリートのような気持ちになるしかない。がんによる炎症を抑えるためにビタミンBの大量摂取が行われるというが、ビタミンBに限らずサプリメントの不必要な摂取は、尿毒症から敗血症、劇症肝炎に至るがん患者に共通するプロセスを早める可能性もある。従って、周囲の者があらゆる事柄を注意深く精査し、対策を講じることが不可欠である。はっきりさせておきたいのは、こういうことだ。ミトコンドリアや免疫細胞はがんのある時点でフルオープンにするのは難しく、そのような状態で免疫力に頼ってがんに挑むのではなく、誘導システムのバッテリーと誘導システムが何とか機能する程度のミトコンドリアと免疫細胞の生成を目指すのが主題である。最初から酸化ストレスに主力を置いておくことが重要である。そもそも抗がん剤も放射線治療も強力な酸化ストレス治療である。

関連リンク↓

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