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子どもにヨウ素が不足すると、身体や知能の発達に支障をきたす

スティーブ・ジョブズはかつてこう言った。「ピカソいわく「優秀な芸術家は真似をし、偉大な芸術家は盗む(中略)芸術とテクノロジーに当てはまることは遺伝子にも当てはまる(中略)宿主は出来合いの発明を受け継ぐことができ、その場合、自分で一から生み出す必要はない。パーツどうしの組み合わせと、そうした組み合わせにより生じる新たな種類の個体が、進化の可能性を切り拓く。

言語をつかさどる左半球は、分析的思考にすぐれているので、右半球の芸術的な資質をおさえてしまう。その働きを抑制する方法を覚えれば、人は絵を上手に描けるようになる(中略)「言語をつかさどる」「論理的な」「分析的思考に長けた」左半球は、絵をうまく描くことのできる右半球を圧倒して、絵を描くことのじゃまをしていることが多いという。そこで、エドワーズのとった戦略は、生徒に左半球が理解できないような作業をやらせて左半球を「停止させ」、右半球を抑制する活動をさせないようにすることだった。たとえば、生徒にピカソの絵をさかさまに見せて、それをスケッチさせると、正しく見たときよりもはるかにうまく描けた。生徒たちは、じょじょに技術を覚えるというよりも、急速に絵を描くコツを習得する。

銀板写真に出会って衝撃を受けていた絵師・下岡蓮杖は、ペリーの黒船騒ぎが起こると、アメリカ人に接触しようと浦賀奉行所の足軽になり、故郷の下田が開港されたのを知って下田に戻っていたが、その時、ロシア艦隊のディアナ号が難破したので、蓮杖はロシア人の宿舎に給仕として潜入し、ここで写真機を実見することができた(中略)外国製のヨードを少量もらった島立甫は、それを研究し始め、一八四六年に〝わが国で初めて海藻中に有機化合物として含まれる沃素(ヨウ素)を昆布から抽出する〟ことに成功した。ヨウ素は、写真技術で使われた貴重な化学物質であった。

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45種類から50種類ある栄養素のうちのひとつでも欠ければ、成長が止まってしまう(「ヨウ素が不足するだけで、身長が10センチ、IQが10ポイント下がる」

(※岡本太郎は)中学を卒業するとすぐに上野の美術学校に入学した。そして半年後には学校をやめ、両親に連れられてフランスに旅だった(中略)ピカソの破壊こそは彼によって始まり、彼によって鎖してしまう。彼そのものが完成品なのである。ピカソの提出する課題はすべて彼自身によって解決されてしまっている。つまりすでに彼自身の解決を前提としてのみ提出された課題である(中略)ピカソの前では、その未完成的な表情にかかわらず、すべては完了したという虚無感しかない。いったいこのピカソからわれわれは何を取ることができるだろう。ピカソのみ輝いている。周りは全部闇である。そしてその闇の中にわれわれは立たされているのだ。われわれは虚無をのり超えて行かなければならない絶望的な課題に直面しているのである。これからの芸術はピカソの全き破壊の上に建設を要請されている。その方法は一九二、三〇年代、今日の若いアバンギャルドによってすでに着手され、模索されているのである。われわれは彼によって分解された無機的要素を再構成することによって創造する。つまりピカソと正反対のコースをたどるのである(中略)ピカソは背が低いのに、息子のポーロがひどく大きいので、うっかり口を滑らせ、「貴方はずいぶん小さいけれど、───お父さんはどうだったんですか?」と聞いてみた。「親父はね、もの凄く背が高くて、ポーロよか大きいくらいだった。ところがね、───とニヤッとして───おふくろがとっても小さかったんだよ。今思い出してもおかしくてしようがないけど、親父とおふくろが一緒に散歩しているところなんか、観物だったよ。」(中略)ピカソは日本人の中でも背の低い私とちょうど同じくらいの高さである。一緒にカメラに入っても、私が斜面の上の方に立つと大きくなるし、下側に行くと彼の方が高くなる。私が上の方に回ろうとするとブラウネールが、「おい、君はピカソよか偉大たらんとするのか?」と冗談をとばした(中略)ピカソ自身はまったく自由にふるまっているが、周囲の人たちはひどく神経質に腫物にでもさわるように気をつかっているのである。※引用者加筆.

ある研究では、四歳までに最富裕層の子どもが耳にする単語の数は、最貧困層の子どもより三〇〇〇万も多いことが明らかになった。しかし言語能力の差は、単に多くの単語を聞いたかどうかで決まるわけではない。四歳、五歳、六歳の子どもを対象とする最近の研究では、親の収入や教育レベルよりも、子どもが経験した話者交替(会話における話し手の交替)の回数のほうが、言語能力の発達をはるかによく予測することがわかった(中略)人間社会でうまく生きていくには、物理的世界を予測するだけではなく、他人の心という不可解な領域も予測できるようになる必要がある。

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子どもにヨウ素が不足すると、身体や知能の発達に支障をきたす(中略)甲状腺の中の分子の濃度が知的能力全般を左右し、しかもそれが最終的にはキャリアパスや収入にまで響いてくる(中略)脳下垂体から分泌されたTSHは、甲状腺内で生産される別の2種類のホルモンの作用を変化させる。この2種類のホルモンは、人体のほぼすべての細胞で代謝を活性化する働き(中略)甲状腺細胞は、もともとヨウ素を含む分子と選択的に結合するようになっているため、放射性ヨウ素とも盛んに結合をつくる(中略)ヨウ素が少なすぎれば脳の発達を損なう。バランスをとるのは難しく、だからこそ食を賢く選択することが大事になる。

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甲状腺ホルモンが思考力に関係する(中略)甲状腺ホルモンは脳の処理速度や実行機能の効率性をはじめ、学習行動全体に影響を及ぼす(中略)ただし、甲状腺ホルモンはたしかに重要だが、リン脂質がなかったら、そのホルモンは的確な仕事ができない(中略)リン脂質にはストレス下での思考力を支えるという魅力的な側面もある

大阪でも、高台エリアの谷町、天王寺、江坂など、高層マンション(アパート)の上層階には甲状腺がんに苦しんだ子どもたちが多く、その後、体がだるく普通の日常生活が送れず、場末のスナックで働くことになった若い女性も多かった。彼女たちは自分に共通点があるとは思っていなかったようだが、高層マンションの上層階に住んでいたという共通点を当時の私は見つけた(生きていれば彼女たちは今、20代後半〜30くらいだと思う)。

関連リンク↓

https://note.com/wandering_1234/n/n10d37c12660e

https://note.com/wandering_1234/n/nfdd72dd8b71a


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