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ラオス・ルアンパバーンの薬草サウナに行ってきた④ーボイラー室に潜入!薬草サウナの仕組みを探る

こちらの続きです〜

薬草サウナの仕組みを知りたい!

 ルアンパバーンの赤十字薬草サウナを堪能して、階下に下りる。
どうしてこの施設が2階建ての上の階にあるか?深く考えたことはなかったけれど、サウナの仕組みを考えたときに、この下にサウナの心臓部があるに違いない。

ホテルで借りていた自転車にまたがる前に、少しサウナの裏側を覗いてみることにした。

サウナ施設の外階段を降りるところ 向かいはお寺
門の入口からみたところ ちょっとくすんだ水色の扉や窓枠がかわいい

一階のボイラー室に行ってみた!

おそるおそる一階の裏手にまわって、様子を伺ってみる。
すると、そこにはサウナの蒸気メンテナンスをしていると思われるオッチャンたちが座っていた。「中を見たいんだけどOK?」って聞いてみると、「おお、入れ入れ!」と歓迎してくれた。
よく見ると、どうやら今ごはん中?ていうかビール飲んでる?笑
仕事と生活があいまいなラオスらしい風景ともいえる。

奥にずんずん進んでいくと、サウナの心臓部が見えてきた。

階下のメンテゾーンでくつろぐまさに縁の下の力持ちの方々

奥に行けばいくほどむわーっとした熱気が伝わってくる。
おお、これがサウナの蒸気をつくっているところか!

おお〜なんと薪でボイラー焚いてた!

上の写真の左側に写っているタンクに水が入っていて、そこから管がおりてきて、この薪で火を焚いてあっためて、それが蒸気となって階上のサウナの管につながっているという仕組みだと思われる。
こういう単純なボイラーを貫流ボイラというらしい(調べました)。

貫流ボイラ
貫流ボイラーは、給水ポンプを使い長い水管の一端より押し込まれた水が、徐々に加熱され、蒸気に変え蒸気を発生させます。水を水管の一方から押し込んで循環させることなく蒸気に変える水管ボイラーです。水管が長いため一部だけが極端に温まってしまうこともなく、水を循環させる必要がないため小型化が容易です。水管には単管式と多管式があり、現在の小型の貫流ボイラーは殆どが多管式です。

KENKI DRYER WEBサイトより
貫流ボイラーの図解

今どきのボイラは当然ガスなどでバーナーの火を燃やし続けて蒸気を産むんだろうけども、ここでは極めて原始的な、手動で薪を燃やすという手法。そりゃ手間暇かかるよなあ〜・・・。
ここの営業時間が午後から夜8時ぐらいまでなのも納得。ずーっと誰かが火の番をしなくちゃいけないんだもんね。

上に貼られていたハーブたちの乾燥した姿 これを蒸して蒸気にして浴びるかたち

熱くてあまりずっと近くにいるとまたもや汗がダラダラしてきそうだったので、早々にお礼を言ってその場を離れた。

オッチャンたちは、めちゃくちゃ気さくで、「ビール飲む?」みたいに誘ってきてくれたが、今回は遠慮しておいた(その昔、その誘いに乗ってラオス人ファミリーの宴会までお邪魔したことがあるw)。

ルアンパバーンの路地 なんかいいんだよねえ
かわいいワンコ これは飼い犬だけど、野良もけっこううろうろしてる

ーラオスの薬草サウナ編 おわりー


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