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ラオス・ルアンパバーンの薬草サウナに行ってきた③ー薬草ハーブの中身は何?
こちら↓の続きです〜
ラオスの薬草サウナの成分を知りたい
今回の旅のメイン目的のひとつが、ラオスの薬草サウナの仕組みとハーブの中身がなにか?を探ること。タイで古くから教えられてきた産前産後、女性のための伝統医療のひとつ「ユーファイ」というケアの方法を学んでいるわたしは、そのひとつ「ハーブサウナ」の原点は、このラオスなどで行われているハーブサウナであろう!というわけで、改めてその仕組みやハーブの中身を知りたくて、訪れてみたのだった。
以前から、受付&待合スペースのような場所に、使っているハーブの写真が貼られていたのは覚えていた。なので、それを写真に撮ってGoogle先生にでも聞けばおおよそわかるだろう、という算段。
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それぞれラオ語と思われる文字と、英語の名前?が書かれていた。
知っているものもあれば、よくわからないものも・・・。帰国してから中身をじっくり調べてみることにした。
薬草サウナのハーブ、いきなり種別の判読不能!
さて、どんな葉を使っているのか?1枚ずつ写真を見てみることにした。
1枚目。ん?ラオ語はもちろん読めないけれど、下の英語っぽい文字もどうもよくわからない。Bai Ehn Ohn??
タイ語でBai が葉っぱを意味するので(バイマックルーでマックルー(こぶみかん)の葉という意味)なにかの葉っぱなのだろうけど、後ろの文字が、タイ語でももちろん英語でもGoogle翻訳さんに聞いてもよくわからない。
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写真検索で、ようやくガジュマルっぽい?という判断がくだされたけれど、結局植物名までは特定できなかった。これはもしかしたら前途多難かもしれん・・・。
どなたかラオ語読める方、わかる方、教えてください〜
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これもまたわからん・・・レモンみたいな木の葉っぱのようにも思えるけれど、どうだろうか?
じゅずだま?
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水辺に生育する大型のイネ科植物の一種である。東南アジア原産。郊外の水辺などに生える野草で、草丈1 - 2メートルほどになる。実は硬くて光沢があり、昔はつないで数珠の玉にした。食用品種をハトムギと呼ぶ。
Job's Tearsと訳されていて、おそらく東南アジア原産という「オニジュズダマ」という品種かなと思う。どういう薬効か?までは調べきれず。
カレーリーフ??
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この英語かなと思わせる筆記体、タイ語の英語表記なのか?とにかく英訳でないことがほとんどで、究明難航。
カレーリーフかなと思いきや、そうだとするともっと葉がギザギザしているような気もするし。ナンヨウザンショウ(オオバゲッキツ)という別名もあるようで、んー。
ここから先はようやくわかるものが!
パンダナスの葉/パンダンリーフ(ニオイタコノキ)
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タイ語ではバイトゥーイと言って、お茶にすることが多いハーブでちょっと甘みがある。悪い臭いを消す&発汗力を上げる効果あり
バイマックルー(こぶみかんの葉)
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これも料理に使うことが多い(まさにタイ料理!って味になる)もの。ビタミンCが多いので抗酸化作用、血行促進作用や呼吸を深くするような効果も。
ターメリック(うこん)
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タイ語ではカミン。肝臓の機能改善、消化促進、殺菌作用、 解毒作用。外用すると肌の炎症を抑える、美肌効果もあって、ターメリックパックなんかに使うことも多い。
レモングラス
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タイ語でタックライ。循環を良くする・鎮痛・抗炎症作用と代謝と血行を促進するので、運動後の疲労回復や肩凝り・冷えやむくみにもGOOD。これもお茶にすることが多く、ガスを出して排出を促す効果がある。
ガランガル(タイショウガ)
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ショウガ科の植物で、炎症を抑える力があり、痛風、関節炎、過敏性腸症候群、頭痛などの症状改善に有効という研究あり。 ここでは葉を使ってるのか、実を使ってるのかは不明。
このあたりのハーブは、チェンマイで学んだユーファイ(女性のための産前産後ケア)のひとつ、ハーブサウナに入っているものと同じでした!
ホーリーバジル(タイバジル)
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抗菌、抗炎症、抗アレルギー、抗高脂血症、鎮痛、抗放射線障害、降圧作用、デトックスなどにも効果 インドなどではトゥルシーといって花の部分をお茶にすることも多い。ガパオにたくさん使われてますよね。
これだけの効能を持つ10種類のハーブを蒸気とともにカラダにいれるのだからそりゃスッキリするよね!と改めて納得。
これらは、おそらくラオスの人にとってはとても身近で、役立つものとして、きっと長年にわたって親しまれていたものなのだと思う。日本にも薬草文化があるけれど、漢方やお茶にして飲むという形が多くて、こういう蒸し風呂のような形で提供されるのは珍しい。(日本にもいくつか昔からの蒸し風呂的なサウナが残っているらしい…いつか行きたい)
ー④ サウナのボイラー室に潜入!薬草サウナの仕組みを探る につづく
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