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人事からPMに挑戦します。
今まで新卒から早15年ほど人事というキャリアを歩んできて、今回はPM(Product Manager)に挑戦することとしました。
これは結構自分的には大きな決断で、今までずーっとやってきたサッカーを辞めた社会人1年目の時と同じぐらい自分のアイデンティティが揺らぐ事でした。
誰かに自己紹介するときに、
「サッカーやってます!」
「人事やってます!」
と、自分が何者なのかと説明するときに使っていたアイデンティティを変えるのって本当怖いです。
サッカー辞めた時は、本当自分なんだろうと悩んだときに打ち込んだのが人事でした。
また、それを手放すという(笑)
本当、人生分からないですね。
動くリスクよりも動かないリスクのが自分的には強いのかもしれません。
完全に手放す訳ではないので、自分の今までの人事というキャリアや経験、実績があるからこその今の状況にたどり着いたと思います。
なので、自分としては「人事PM」。
さて、この記事では、
・なぜPMに挑戦するのか?
・人事なのにPM?
・目指しているキャリアは?
みたいな部分で自分の思考整理と記録として、書いていきます。
余り見ないキャリアなので、参考になる方は少ないと思いますがよろしければ御覧ください。
人事という仕事でのキャリアや、今後について、どんなところで自分は思考して行動したのか、参考になればとても嬉しいです。
なぜ人事からPMになるのか?
1.事業(プロダクト作る)経験がない
このまま人事でキャリアを積んでいくと何になるのだろうと考えていた時には、漠然として人事部長とかCHROなんだろうなと思っていました。
もちろんそこを意識して色々人生あった中でキャリアを積んで、選んできたというのは否定しません。
なりたいですし、なりたいです。
ただ、特にCHROに求められている要件として、事業経験というのがあります。もちろん異論もあるかと思いますが、毎回色々な方と会話する中で必ず出てきますし、必須スキルなんだろうというのは痛感していました。
自分にはこの事業経験が足りないが故に、自分の発言や人事として、組織内でのプレゼンスを上げれてないというのも直近で多く経験した影響もあるかもしれません。(ここは、飲み会の2次会までずっと喋れる自信あります)
また、直近では組織もプロダクト開発の知識を持って、ソフトウェアを作るように創っていくという大きな流れも出来てきました。
プロダクト開発の知識を持って、組織開発や人事の仕組みも変えていけるような知識やスキルは今後必ず必要になってくるのでは?と思っています。
というのも、よく組織開発は再現性が無い事が一番の悩みの種で、人・特定の環境・状況でないと変数が多すぎて難しく、同じ条件が整っていない中で再現性を持たせ、強い組織を創ることが永遠の課題にも感じていました。
でもプロダクトや事業開発も同じ事で全くの同じ条件が整っていない中で再現性を持たすことに挑戦しているDev Opsという存在があります。
同じように組織というものに対しても必ず必要になるはずです。
まとめると、
・事業やプロダクトの経験がない
・今後必ず必要になるのは事業やプロダクトの知識
人事を続けるとしても、この先自分の掴みたいキャリアや市場価値が無くなるのではと強烈な危機感を感じた事が要因の一つです。
ちなみに、この意思決定をする際に個人的にめちゃくちゃ親近感を感じているみやもとさんの記事や、有名なメルカリ人事の木下さんの記事も参考にさせて頂きました。
そう、人事は一つの手段で自分に出来る事の幅を増やしていく中で出来る事の一つだよなと。
人事論だけでなくて、プロダクトのように組織を創るという事が実際に出来たり、そもそもプロダクトを創りたい、出来るようになりたいと思います。
2.成長してない!?
新卒から、プライベートな諸事情も相まって転職回数も多い私ですが、転職先には本当に恵まれていて、本当感謝しきれないほどの経験をさせて頂きました。
それもあり、今は人事であればもう本当大抵の事は経験していて、
「あーこれは、あれとこれを・・・」
みたいな感じで今までの経験をMIXすることにより最適解を出すという事が出来るようになりました。
(行政対応とかなぜか転職する度に経験させて頂き恐らく年齢と比較してかなりの玄人だと思います)
でもこれって、今までのスキルや経験を切り売りしているだけでは?みたいな漠然として不安感も抱えていました。
色々な業界や規模、立場、状況を経験してきて人事として約15年スキルとしてはかなり得られたし、実績も十分に積めた。でもこの先はどうしていくのか?
今、37歳でまだまだ人生残り時間あります。
ここでもう今までのスキル切り売りしたらダメじゃないか?というのがふと脳裏によぎります。
でも日本の労働市場では転職回数や在籍期間の短さ等自分の経歴書にとっては非常にリスクの大きい事という事も理解しています。
通常の転職活動をしていたら恐らく書類選考で即NGというのは見えます!(笑)多くの人からしたら馬鹿げている判断だと思いますし、マイノリティな層であるという事も自覚しています。
さらに、未経験職種への転職の難しさも本当に何度も目のあたりにしています。
それでも、学歴も経歴も立派でないけれど、誰にも真似出来ない経験やスキルを身に着けてきたと自負はしています。
だからこそ、コンフォートゾーンにいてはやはりだめだし、挑戦しないとダメだと思ったというのが二つ目の要因。
3.自分には人事労務のスキル・経験がある
これまでは、現在の自分が抱えている危機感やこの先の不安について書いてきましたが、実はすぐに、
「そうだ、PMになろう!」
みたいにピーンでと来たわけでは全くないです。
転職活動のはじめのはじめの自己認識をすることから始めていました。
経歴を棚卸しすると、すぐに気づくのが、
自分には人事特に労務という誇れるスキルと経験がある。
これはなぜ労務を長く続けていてきたのかというのは、めちゃくちゃ過去経緯もあって労務に対して思い入れが強いのですがまた別で書きたいと思います。
そうか、よく考えると、人事にどっぷり浸かってきた自分の強みってやっぱ人事なんですよね。
では、人事としてどう事業やプロダクト側になれるのか?というのを考えていた最中・・・
スカウトを有難いことに頂くことが出来ました。
※実際のスカウトタイトルです。
全文は載せれないのですが、
「これまでの経験・知識を活かしつつ、新しいことにチャレンジしたい」
「人事労務領域の課題解決・業務効率化に、より広く貢献していきたい」
という文書とともに、職種は「PM」で頂きました。
PMは知っていたけど、まさか自分が出来るとは。
でも確かに、人事労務領域ではプロの自信はある。
これはチャンスなのでは?と思って、即お話を聞かせて頂き、たくさんの方とお会いさせて頂き、有難くもオファーを頂くことが出来ました。
事業(プロダクト)に直結した業務が出来るので、チャレンジ出来る機会を頂けて本当に感謝しています。
PMについては、本を買い、情報を調べていく内に、人事企画に似ているなと感想を持っています。
関連するステークホルダーの調整やゴールを探す、課題を特定するというところが、組織課題に対してのアプローチに通じるなぁと感じたこともあり、全くの未経験でない!!
と思っているところも自分の中で後押しになっています。
また、運よく関わりを持っているHRドメインの会社様であるBEC様で、新規の事業をやったり、プロダクトに関してのフィードバックをさせて頂いたり、本当にわずかではありますが、事業に関わる事が出来ていたというのは今回の決断での非常に大きい後押しになっています。本当に感謝です。
自分の知識が形になったり、それが売上に繋がり、またその提供先に価値が提供出来ているというのは本当今までにない体験が出来ると思っています。
今後の目指すキャリア
正直ここは想像出来ていることが少なく、余り決まってません。
プロダクト(事業)にどっぷりいくのか。
人事領域に戻るのか。
どちらになるのか変化を楽しんで自分がやりたい!したい!と思えることが出来る能力やスキル、経験が持てるように頑張りたいと思っています。
なんとなくですが、
・人事労務キャリアの新たな道(キャリア)
・人事労務のベストプラクティスの模索
・人事労務の市場価値やプレゼンスを上げる
・人事労務のベストプラクティスを日本の会社全部に届ける
・人事労務と事業の関係性を解き明かしていきたい
といったことに中長期に取り組みたいなと思っています。
自分自身で今最大限の価値を提供出来るのは人事労務知識や今までの多種多様な企業での経験です。
それを活かしてまずはSmartHRさんの記事にあった「ドメインエキスパート」に近い価値提供が出来るところからやってみたいと考えてます。
本当一昔前だと考えられない機会だったと思います。
最後に、freeeという会社の魅力
freeeという事で直近の経歴の中では比較的規模が大きめの会社に戻ります。
30名以下を直近経験して、まさか大きめサイズの会社に戻ることになるとは思っていなく、人事としては一人人事とか人事立ち上げみたいところを中心に探してたため、転職先として正直余り調べたことなかったのですが、改めて調べると自分の人事の理想的な事を組織的にも実現されていてそこも決めた一因です。
特に好きなのが、
「理想ドリブン」
「あえて共有する」
その上にある、「マジ価値」ですね。
浸透しているなというのが面接からでも伝わってきて、良い組織なんだなと思いました。
また、「スモールビジネスを世界の主役に。」
というのは、人事労務をもっと開かれたものにして(民主化)いきたいという自分自身が長年課題であり人生で取り組んでいきたい人事労務の課題とも合致していて、色々な意味で運命的なものを感じています。
人事として複業としての活動は今後も出来る限り続けていきたいとも思っています。
人事労務freeeを最高のプロダクトにしたいと思っているので、労務の皆さんバシバシフィードバックお待ちしてます!(笑)
・・・
正直チャレンジすぎて吐きそうですが、頑張ります!