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私を取り巻く日常~精神障害について

自己紹介にも書いてあるが
私はHSP気質と精神障害をもっている

今回は精神障害について記してみようと思う

私の頭の中は
ラジオがかかっているような
にぎやかな状態だなと感じているのが日常だ

ラジオは色んな言葉があふれかえり
音楽も鳴れば 時にはラジオの枠を超えて
映像も流れてくることがある

そしてなぜかパーソナリティの彼らは
私のことを「真木よう子」と呼ぶ
(真木よう子さんやファンの方には
申し訳ないぐらい何の共通点もない)

私の頭のねじは
少し足りなくなってしまったため
どんなにねじを探しても
見つからないようだ

それがもうおよそ14年続いている

ラジオは聞き流すことは出来ないため
集中力・注意力が散漫になりがちで
今 目の前の仕事をこなすのに
四苦八苦する

静寂が訪れるのは
絵を描いている時のほんの少し集中できた時間と
眠りについた時だけ

絵や夢の世界でも彼らが影響しているかどうかは
わからないが 絵を描くことや眠ることでようやく
ラジオから解放されるわけだ
だから私は描くことと眠ることが好きだ

良い絵が描けたときは嬉しいし
良い夢を見ることが出来たときは
とても幸せな気分になれる
いつも良い絵を描けたり 良い夢とはかぎらないが
少しの集中力と眠りの世界は
ラジオに支配されることはないのかもしれないと
感じているからだ

本を読むことも 映画を観ることも好きだったが
今は長い時間集中できないので
内容を楽しめない難しい時もある

電話をかけることも 受けることも
なかなか苦労しているし
料理をする時は ほぼパニックになりがちで
レシピを何度も確認しないと不安だ

薬の影響もあるため
お酒も飲まない方が良いし
車の運転は免許をもっていないが
控えるよう注意書きがある

「簡単」に出来る事が「簡単ではない」ことが
たくさんある

私を流れるラジオは 実に多彩な顔ぶれだ
これまで出会った人の声色を再現するし
オリジナルの音楽を鳴らせる
まったく知らない人も 芸能人もごちゃまぜで
私を翻弄することに 成功している

どうしたって 私の声は彼らに届かない
鳴りやむことのない 壊れたラジオと
共に生活するしかないのだ

ある時 テレビでクイズが出題された時のこと

何も考えずに ぼやっと見ていたら
彼らが正解の答えを言い当てた時があった

「!!!」

かなり驚いた

私自身の考えでないものが 勝手にうごめく違和感
ひょっとして彼らは
私がこれまで勉強してきた事
経験してきた事を 正確に覚えていて
必要な時に 引き出しをあけて
私を驚かせているのだろうか

考えても答えのない 彼らとの共同生活は
いつも私を不安にさせる

この状態は とても異常だとわかってはいるが
いつか 仲良くなれるのだろうか

いやいや そんな甘くない
もしもそんな日が来たら それこそ恐ろしい
一体どうしたら今よりも楽しく暮らせるか
苦痛が和らぐか
発見出来たら 同じ悩みで過ごす方の
参考になったら嬉しいけれど
まだまだ 彼らをコントロールする術は
無さそうだ
(逆にヒントがあれば教えていただきたい)

使用画材:鉛筆

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