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HSPで精神障害のある私のコラージュイラストの作り方2

毎日が同じじゃないのと一緒で
コラージュのアイディアも
日々変化する
すぐに形に気づく時もあれば
全く気づけない時もある

そんな時は
ひとまず気になるページを
あちらこちらから 集めて
ながめる


好きな雑誌をカットしてイメージをふくらませる

この部分が 可愛いよなぁとか
思っているうちに
今回は こんな形が浮かんできた
とりあえず このブーツから 切り出そう

するとほかのパーツも
集めていた素材から 声がかかる


まずは顔を切り取る


体も同じブーツの写真から選ぶことにした


足としっぽも用意した素材から切り抜いて合わせる


合わせるとこんな感じに

偶然もよくあることで
最初に切り出した素材が
ひっくり返り 裏になることも
よくあるのだけど
その瞬間 裏側に 良い色と
形がかくれていた!ということも

その場合は
ちゅうちょなく 良いと思うほうを
切り出していかしていく
それが今回で言うと
前足のパーツ

最初の足も良いかもしれないけれど
ちょっと気になり
もう一つ切り出した
指がひっかかり 裏になった瞬間
これだ!と
このステテコをはいたような足にしようと
貼りかえる

のりは普通の
スティックのりを使っているので
乾けばはがれやすい
キレイにはがせるかと言われれば
プリント面が擦れたようなもようになるが
場合によっては
何の問題もない

このたびも無事に
貼りかえ完了で 鹿ができた


最初に選んだ前足


貼りかえた前足

良かった 良かったと ホッとしていると
バンザーイ♪と
ウルフルズが頭の中で演奏を始めた
彼らに一体どうして この曲を選んだのか
問いたいが 答えてなどくれないし
いつものように ほおっておく
あながち 完成してバンザイは間違っていないし
なんだか 盛大な気持ちになる

音楽はデタラメも
聞いたことのある曲も
色々と流れていて
それは音だけではなくて
映像も頭の中で映し出される時もある

その映像から 作品のヒントが
出てくることも

頭の中を 画材で再現できたら良いのにと
思うけれど
まだその作業は 力不足で
反映できていない

彼らの世界を
目に見える形に創り出すことは
彼らへの ささやかな抵抗だと
思っているのだけど
もしも 完璧に反映できても
それは 彼らに完全に
この体を あけわたすことにならないかという
変な不安がある

どこから どこが
本当の私で
どこから 宇宙人のような彼らなのか
境界線はうすい

今の考えは 誰の考えなんだ?と
問いかけても 正しい答えは
いっこうにわからない

それでも
この体を動かしているのは
私なのだから 操縦を間違えてしまっては
困ることがある

とくに
口から出る言葉は要注意で
言葉を発してから
今のは 違うんだと
訂正したくなることも

ただ
アートを作るときは
まぎれもなく ハサミを持ち
奮闘するのは 私だと感じている

この感覚は大切にしたいし
なくしてはいけない気がしている

イラストが完成し
タイトルをつけるのに迷っていると
「どちらに転んでも 幸せしか 待っていない」
彼らが見かねて? 言葉を発した

そうそう 
私は そういう言葉を探していたんだ

なんとも 残念なことに
彼らとの関係なくして
作品が 成り立たないような
気がしてきた


今回はサーモタンブラーをデザインしてみた。こちらは表


裏はこのようなデザインに

わんちゃ/wancha

・SUZURIでは わんちゃのデザインしたグッズを販売しています
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