【オルタナティブスクール訪問記/兵庫・丹波篠山②】~圧巻のスケール。1000坪の敷地で自由に遊ぶ~
JR篠山口で電車を降り、バスに乗った。
市街地を過ぎると、やがて車窓は山と田んぼばかりになった。
初夏の田んぼは緑一色。
青い空とのコントラストに、何だかハッとさせられる。
オルタナティブスクール『まめの木』は、そんなのどかな風景の中にあった。
一言で表せば、圧巻のスケールだった。
山をバックにした巨大な一軒家と、その前に広がる広大な庭(校庭?)。
なんと、敷地面積は1000坪(!)あるという。
珍獣(兄)は早速、池で泳ぐオタマジャクシを見つけて大興奮。
どこからか網を探してきて、オタマジャクシ捕りに夢中になった。
「好きなことを見つけたら、とことんまで没頭できる…」というまめの木の理念を、着くなり体現しだした息子に若干引きつつ( ꒪⌓꒪)
もとい感心しつつ(´_`)
珍獣(妹)と、フィールドを散策してみた。
ただ広いだけでなく
ブランコのようにオーソドックスな遊具から小屋、陶芸用の電気窯、ツリーハウスまである。
雨水を日常的に貯めてあるので、水遊びもし放題。
一角では養蜂をしており、この時は西村さんが巣からハチミツを採取していた。
珍獣ズも興味津々だ。
「思いっきり幸せな子供時代を過ごして欲しい」。
歩きながら、HPにあった文言の1つを思い出した。
その思いが、フィールドに込められているように感じた。
そして深呼吸でなくても、何気ない浅い呼吸で
濃い緑の空気を存分に味わえるのが、この上なく心地よかった。
料理に工作、読書、映画鑑賞。遊び・学びが広がる室内
カエル捕りがひと段落したところで、ようやくまめの木の室内へ。
テラスから入った居間は、開放的でとにかく広い。
中央の薪ストーブを挟んで、掘り炬燵式の大きなテーブル、ソファ付きのテーブルが配置されている。
奥のキッチンはオープン型で、これまたビッグサイズ。
5~6人が同時に作業できそう。
なお、食品製造許可を取得済みとのことで
ここで作った食品を販売することもできるらしい。
ほかに工作部屋、おもちゃ部屋、シアタールームにもなる和室、と小部屋が3つあった。
吹き抜けの階段を上った先にある2階は、1階とは異なりクローズドな雰囲気。
勉強するなど、静かに過ごしたい時向けの空間だという。
全体を通して目を引いたのが、様々な場所の目につく位置に本があること。
本棚だけでなく、マガジンラックのように表紙が見える形で置かれている本も多かった。
「ふと目に入った時、手に取りやすいように」と、あえてこうした置き方をしているのだという。