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ポジティブ女に成長中

先週入院して今週から通院治療がはじまりました。
初めての放射線治療と抗がん剤治療。「初めて」が減る今日この頃、こんな事でも「初めて」できることに感謝しつつ治療をうけてます。

癌も見つからなければ治療できませんからね。見つけることができて、今日も元気にこの炎天下の中、バスや電車を乗り継いで病院に通えてるってそれだけで、よくやってると思います。

「私を殺すことのできなかったこと=癌になった事実」ももうすでに「過去」の事になっています。私を殺すことの出来なかった、「過去」。もう「現在」を生きる私には何もできやしないのだ!はっはっはっ!

無事に手術を受けて今「現在」追加の治療を受けられていて、生きている。「過去」はもちろん、まだ何も起きていない「未来」も「現在」を生きる私に、なにも出来やしないのだ!わっはっはっは!

「未来」になにが起きるかなんて心配して「現在」を鬱々生きても仕方無いと思えるようになったのは、以前にも話した韓国の心理相談家、パクサンミ教授の講義を聞いてからです。

今も毎日聞いて勉強をしています。癌にならなければこんな勉強もしなかったと思います。健康は有っても「過去」の後悔に囚われ、「未来」の不安に慄くそんな人生を生きていたのでは思います。

人生には本当に色々なことがあるし、それが全て良い事ばかりではないでしょう。私のように病気になったり、友達に裏切られらたり、ロマンス詐欺にあったり、悲惨な事故にあったり・・・。

そんな時、そんな「事件」に何かしら「意味」を見出すこと。この行為は私にとってとても癒しになりました。まだまだ後悔や不安に押しつぶされそうになる瞬間が、毎日定期的に押し寄せてきます。でもその都度、早くその感情から抜け出すことができるようになっていると自分でも感じます。

前はどーっぷりその否定的な感情に浸ってたこと浸ってたこと。「もしもこんな嫌な事は起きたら」という内容で脳内劇場を開催していたようなものでした。そして得意気につぶやく「ほら、言った通り、思った通り。うまくいくわけない」。

人生に起きる様々な出来事は、それを受け止める人の気持ちの選択でその人どんな出来事としてその人の人生の一コマになるか変わると知りました。

旅行の日に雨が降って、「ああ、私が出かけると絶対、雨だ、ついてない。」という人がいれば「ああ、雨の日の旅行なんて風情があって、ラッキー!」という人もいます。

以前の私は完全に前者。最強の雨女と言って自らをディスっていました。今はかなり後者より。日々ポジティブ女に成長しているのを感じます。それだけでも、癌になった「意味」があるなと思う真夏の夜です。




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