梨子

70年生。24歳の時に4歳上の外国人と結婚。一男一女を育てながら夫のお国料理のレストランを経営。 夫47歳の時に病でこの世を去る。その後お国料理の店の経営をひとりで背負い8年。 子ども達も成人したので店を譲り50歳で早期リタイア。私の人生後半再出発。

梨子

70年生。24歳の時に4歳上の外国人と結婚。一男一女を育てながら夫のお国料理のレストランを経営。 夫47歳の時に病でこの世を去る。その後お国料理の店の経営をひとりで背負い8年。 子ども達も成人したので店を譲り50歳で早期リタイア。私の人生後半再出発。

最近の記事

続・切れ端のはなし

ベーコンエッグを食べようと、先日買ったベーコンを取り出した。 そこで思い出した。 うっかりロールケーキの切れ端を買ってしまったあの日、私はお肉屋さんにも寄った。目的は「ちょっといいベーコン」を買うことだった。 でもなぜか「切り落としベーコン」を買って帰ってきていたのだ。 なんと、2か所続けて「切れ端」を買っていたのだった。 その事実を今朝の朝食で思い出し、どんだけ切れ端が好きなんだと呆れた。 切れ端の魔力恐るべし。

    • 黒沢明の「羅生門」がネットフリックスでおすすめされたので見始める。冒頭に羅生門が出ますけどストーリーは「藪の中」なんですねえ。今更ジローですかねえ。

      • ケーキの切れ端に惑わされない強さが欲しい

        近所のお菓子屋さんにロールケーキを買いに行った。 そのロールケーキは中央に生クリームとイチゴやキウイが入っている。 厚さ2センチくらいにスライスされ個包装で売っている。 おやつにピッタリなのである。 午後三時、お目当てのロールケーキは残り4個。 注文を待つ人が並んでいる。 見るとショーケースの隣にロールケーキ切った時に出る切れ端を売っている。切れ端だけに量は倍、値段は半分…。 切れ端を買う人は別の列に並ぶように言われてうっかり並んだ。 袋に無造作に入ったロールケーキの切れ

        • マイディアミスター、最高にイケボだったイ・ソンギュン。 ご冥福をお祈りいたします。

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        • 黒沢明の「羅生門」がネットフリックスでおすすめされたので見始める。冒頭に羅生門が出ますけどストーリーは「藪の中」なんですねえ。今更ジローですかねえ。

        • ケーキの切れ端に惑わされない強さが欲しい

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          妹と私

          今年は私の癌が再発したこと以外にもう一つ大きな出来事がありました。 それは妹の死です。 4歳年下の妹は今年の秋、48歳の若さでこの世を去りました。 3年前、私の最初の癌が発覚しました。 その後しばらくして、妹も癌であることがわかりました。 もともとそんなに仲の良い姉妹ではなく、10代20代の若いころに一緒に出掛けた事もありませんでした。 むしろ妹に対し無意味に威張った態度をとる嫌な姉でした。 なにがそんなに偉いのか、妹という存在は無条件に「姉より下にいないといけないのだ」

          歩いて歩いて、来年も歩こう。

          今年最後の診察に行ってきました。3月から2か月ネパールに滞在して帰国後検査で癌再発が分かってから7か月。外出は病院、近所のスーパーへの買い物、愛犬との公園散歩のみ。これだけでもできている今の状態、ありがたく思っています。 歩くのもずいぶん楽になったので病院までの道を最寄り駅から歩いてみました。通っている病院は最寄り駅から15分くらいかかるので調子の悪い時はバスを利用していました。普段ならなんてことない距離にバスを使うのが嫌(いわゆるケチ)な私。久しぶりに大好きなポッドキャス

          歩いて歩いて、来年も歩こう。

          「不安ちゃん」とうまく付き合う事

          放射線治療を終えて副作用の味覚障害、術後の不調が重なるなか noteもすっかりご無沙汰してしまった。自分よりもっと大変な人もいるし、自分だけが大変では無いにではわかっている。わかっていてもなぜ自分がこんな目にあうんかという苦悩で行ったり来たりしております。 無いものばかりに目がいってしまいます。あったからといってそれを大事にすることを知らなかったくせに。 無くして取返しのつかないことを後悔し続けることは、 自ら未来への門を閉ざしていいることに気づかないといけないと 頭ではわ

          「不安ちゃん」とうまく付き合う事

          ポジティブ女に成長中

          先週入院して今週から通院治療がはじまりました。 初めての放射線治療と抗がん剤治療。「初めて」が減る今日この頃、こんな事でも「初めて」できることに感謝しつつ治療をうけてます。 癌も見つからなければ治療できませんからね。見つけることができて、今日も元気にこの炎天下の中、バスや電車を乗り継いで病院に通えてるってそれだけで、よくやってると思います。 「私を殺すことのできなかったこと=癌になった事実」ももうすでに「過去」の事になっています。私を殺すことの出来なかった、「過去」。もう

          ポジティブ女に成長中

          ネパールで銀行口座を開いて思ったこと

          AIに「ネパールで外国人が銀行口座開設開くことについて」聞いてみました。必要書類につては「ビザ」「パスポート」「住民票」「ノーオブジェクションレター」「光熱費の領収書」とありました。さらにネパールで6か月以上滞在、ネパールに住所があること、という基本条件があるとのことでした。しかし、下の方にネパールで外国人が口座を開くのは「難しい」のでまず銀行に直接確認してください、と書かれていました。 必要書類のパスポート、ビザ、は当然として、住民票とはおそらく在留届を提出後の在留証明と

          ネパールで銀行口座を開いて思ったこと

          どこかで誰かに何かあれば必ず現れる洪班長(Mr.ホン)

          原題「어디선가 누군가에 무슨 일이 생기면 틀림없이 나타난다 홍반장」この長いタイトルの韓国映画を見たのが何年前だろう。 今、調べたら2004年。まもなく20年が経つんですね。 今日はこの映画について語りたいと思います。 神出鬼没のホン班長。主演のホン班長を演じたのは今は亡きキム・ジュヒョク。ヒロインはオム・ジョンファ。最近ネットフリックスでブランクある元医師の主婦が復帰するまでの離婚や若い医師との関係を描いた「医師チャジョンスク」で主演してました。こちらもおすすめです

          どこかで誰かに何かあれば必ず現れる洪班長(Mr.ホン)

          終わらせない生き方

          昨年、それまでモヤモヤしていた人間関係を思い切って終わりにしました。 彼女たちとの付き合いは子どもが保育園に通っていたときだから20年近くになっていました。終わりににしたときはすっきりしたと思っていたけどもしかしたらもう少し別の方法もあったかもしれないと最近思うようになりました。 別の方法があったかもしれない、といっても後悔しているわけではありません。つい最近までの私の思考は「気に入らないとちゃぶ台ひっくり返す」系であったこと、あの選択がそこに起因するものでもあったと、気づ

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          賢い患者生活

          今後の治療に不安があると伝えたら時間を1時間ほどとって説明してくれた私の主治医先生。歳の頃は40代前半でしょうか。 韓国ドラマ「賢い医者生活」の産婦人科医に似た感じです。ので特にイケメンではありません。残念ながら。(笑) 初めて先生に会った時から男性のタイプとは別に好きなタイプでした。信頼できるというんでしょうか?わかりやすく説明しよう、相手を尊重しよう、面倒がらず、何があっても落ち着いている、そんな感じでした。イケメンじゃないですが。 まずどんな事を知りたいか聞いてくれ

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          自分に都合のいいことだけ信じたい気持ち

          ネパールで亡き夫名義の不動産を処分した時、仕事が全く進まず、情報が入り乱れ、誰の言っていること、何を信じていいのかわからない状態になっていました。 私は今ネパール語で日本の生活や相談の通訳を請け負う仕事をしていますが、ネパールの不動産関係の用語は独特でネパール人でさえもよく知らない用語、制度が多くとても厳しい状況でした。 その時、Aさんの言うこと、Bさんの言うこと、どちらを信じていいいのかという岐路に何度も立たされました。どちらを信じるかでまたいちからやり直しになるかもし

          自分に都合のいいことだけ信じたい気持ち

          ラマ僧のお守り

          おとといからラマ僧にもらったお守りをまた身に着けている。 田舎のゴンバ(寺)に行った時にこれからインドに行ってさらに格の高い僧になるという若い僧侶にもらったものだ。 このお守りの中には貴重なお札が入っているから、大事に扱って常に身に着けているように、信じれば信じるほどこのお守りが守ってくれる、と僧侶は言っていた。 ネパールでの手続きがうまくいかない時常に握りしめて眠った。 怖い国内線に乗るときもぐっと握りしめていた。 とにかく風呂に入るとき以外身に着け居ていた。 そして、

          ラマ僧のお守り

          わたしの友達を紹介します。

          今日は私の友達について、書こうと思う。 彼女はわたしより年上の今年61歳になった方。 61歳!信じられないくらいパワフルで明るくでユーモアにあふれ たくさんの人に慕われている、とにかく素敵な女性。 彼女と知り合って8年くらいになるかな。知り合った時は彼女の生徒だった私。今はなんでも話しあえるかけがえのない友人になった。 彼女はとにかく明るい 好奇心旺盛で、気になる事があるとすぐ行動 好きを素直に率直に表現できて、 ユーモアがあって いつも笑顔を絶やさない 道で大好きなわん

          わたしの友達を紹介します。

          追加治療開始

          検査結果が昨日出ました。 結果は残念ながら追加治療ということでした。 私の癌の形があまりよくない形だそうです。 来月から、放射線治療と抗がん剤治療がはじまります。 この環境の刺激にどう反応するのか。ここしばらく心の筋肉を鍛えていたのですこしはマシに対応できるかな、思ったけどやはり辛いし、涙がでた。 心の筋肉鍛える前の私 ああああああああ、もうダメだ、もう死ぬんだ。もうなんもできない! あれもこれも諦めるしかない!そんな苦しい治療するくらいならやらないで好き勝手に生き

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