ノーリード、伸縮リードとSNS映えについて

本日、車で公園に行き、愛犬と園児を散歩をしようとしましたら、

 あれ…あのトイプー、なんか飼い主よりだいぶ離れている…伸縮リード?
 いや…リードつけてない!

 うーん、、、仕方ない…

ということで、このままじゃ散歩できないので、
やんわりと注意させていただきました。
注意するのっていやですね(^^;

この公園は、とてもいいところなのですが看板が立ってないせいか、
無法地帯と言うと大げさですが、ノーリードをたまに見ています。
これでこの公園で注意させていただいたのは2度目です。

現在、ほとんどの自治体で、ノーリードは条例違反になります。
「係留義務」がそれにあたります。
各自治体で、ペットに関する条例を確認する事をおすすめします。

そして、SNSで愛犬達を掲載している記事をよくみるのですが
公共の場でリードを離して画像掲載しているのをよくみかけます。
映えの為にご愛犬たちを犠牲にするのは、絶対に行ってはいけません。
承認欲求の為に犬たちの存在があるわけではないのです。

リードは飼い主との命綱。
何かあって後悔しても、誰にも文句言えません。
それどころか、相手に悲しい思いをさせる結末があるかも知れません。
道具選びは、リード以外にも、ハーネス、首輪にしても適切な物にしていただきたいと思っています。

犬達はいくら大人しくても、何かにビックリして、逃げてしまう可能性もあります。
逃げた先に、他の犬を噛む犬に出くわしたらどうなるでしょう。
車や自転車がいたら、どうなるでしょう。

もしも、逃げた犬に噛みつかれたり、転ばせたりしたら
ノーリードの飼い主の過失になります。

そして、もう1つ最初にも触れた伸縮リードの危険性にも触れておきます。伸縮リードで、ある程度は自由に散歩させてあげたいと言う優しい気持ちはとてもわかります。

ですが、伸縮リードは、誰もいない田舎道や
見通しがよく、他の人がいない海岸では使っても問題がないのですが
誰かがいると思われる所では、とても危険な道具になります。
中には、人の多い公園で伸ばしっぱなしで歩いている人もおります。

どこが危険かといいますと、

・ワイヤータイプが多く、危険があった時に細く摩擦熱がかかり引き戻しにくい
・不用意に他の犬に近づいたりすると、リード同士がからまったり、他の犬、人にもからまりやすい
・伸ばしっぱなしにしていると、とても見づらく歩行人、自転車がひっかかりやすい
・ロックが壊れやすい物がある
・握力が弱いと、手から離れやすい

この他にも、ボール投げで遊んでいて、犬の目にバウンドして失明の例もあるようです。
ホームセンターではお散歩リードとして販売している場合があります。
値段も安価で、最近は500円前後で売ってる場合があります。
しかし、思った以上に、普段使いには危ない道具という事は覚えていただきたいと思っています。

以下は、埼玉県の犬に関する事故例のPDFです。
https://www.pref.saitama.lg.jp/documents/21430/hanasigaihazaxtutainiyamemashou2019.pdf

伸縮リードは違法ではありませんが、本当にノーリードや伸縮リードでいいのか、考え直してみるととても嬉しく思います(^^)

なお、当園では2mから3mのミドルリードのリードワーク初級編のレッスンが可能です。
ミドルリードワークは、伸縮リードの欠点を補えるものです。
危ない時は引き戻せますし、犬たちの自由な散歩もしやすくなり、ひっぱる子にも対応しやすくなります。

自己流ですと、伸縮リードとかわらない危険な道具になる可能性もあります。

ぜひ、扱えるトレーナーさんに教わるようお願いいたします。
(扱えるトレーナーさんの目安は、胸前Y字型ハーネスを推奨し、リードショックをかけないトレーナーさんになります)
もし、ご興味ありましたら、お問い合わせ下さい。


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