6分間歩行が向上すれば生活の質も向上する?!
こんにちは!
「からだの家~オンライン勉強会グループ~」運営です!
前回に続いて3回目の投稿になります!
今回は"6分間歩行” ”脳卒中"に関する論文を読んでみたので、自分なりに要約し記事にしてみようと思います!
1つの情報として気楽に読んでもらえると嬉しいです( ´∀` )
👇が今回読んだ論文になります。それでは、スタート!
要約
この研究は、脳卒中患者の退院時の身体的因子のカットオフ値を明らかにし、退院後3ヵ月の屋外活動を最も予測することを目的とした。
自立歩行可能で自宅退院した31名の脳卒中患者が対象。
Life Space Assessment(LSA)を使用して、退院後3ヵ月の活動範囲を評価した。退院時の評価項目のうち、LSA合計点と有意に相関する指標を抽出し、屋外活動を区別するための最適なカットオフ値を求めた。
その結果、6分間歩行距離(6MD)が最も高い判別能を示し、そのカットオフ値は358.5メートルとなった。
研究結果から、脳卒中患者は自宅退院後の屋外活動を維持または向上させるために、入院中に6MDを350メートル以上にする必要があることが示唆された。
初めに
この研究は、自宅退院した脳卒中患者を対象とし、退院時の身体的因子と退院後の屋外活動との関係を評価することを目的とした。以前の研究では、脳卒中患者の身体活動を促進するための個別のカウンセリング介入の重要性が報告されている。本研究は、屋外活動後の運動耐容能を評価するための基準として6MD(6分間歩行)を使用し、その結果をもとに患者と家族への個別の指導の重要性を強調している。
方法
31名の脳卒中患者を対象に、LSAを使用して退院後3ヵ月の活動範囲を評価した。退院時のLSA合計点と有意な相関がある指標を抽出し、屋外活動を区別するための最適なカットオフ値を特定した。
その結果、6MDが最も高い判別能を示し、そのカットオフ値は358.5メートルであり、自宅退院後の屋外活動をサポートするために入院中に6MDを350メートル以上にすることの重要性が示唆された。
結果
研究では、LSA合計点と6MDの間に有意な正の相関が認められ、高い6MD値が退院後の広い活動範囲と関連していることが示された。
6MDの358.5メートルのカットオフ値は、退院後の屋外活動を区別する際の感度が0.75、特異度が0.818だと示された。
これらの結果は、脳卒中患者の退院後の屋外活動を予測するための重要な指標としての6MDの重要性を強調した。
考察
研究は、脳卒中患者の退院後の屋外活動を予測するための重要な指標として6MDの重要性を強調しています。
6MDとLSA合計点の正の相関は、入院中に6MDを改善することが、退院後の屋外活動を向上させるのに役立つ可能性があることを示唆している。
研究結果は、個別化された理学療法介入を考慮して、脳卒中患者の運動耐容能を改善し、屋外活動をサポートする重要性を強調しています。