👨‍💻小児科看護師のやりがい

おはようございます。ぱぴこです。

今日は私が今まで5年ちょっとしてきたお仕事について書こうと思います。

以前は職場に対してマイナスなことを書いていますが、もちろん良いこともたくさんあります。

この仕事に就いていてよかったなぁと思ったことを書いておきたいと思います。

１．私が看護師になった理由

まずは私が看護師になった理由からお話します。

進路に迷っていた高校2年生のころ。「人（特に子供）と直接関わる仕事」がしたいと思っており、具体的には教員、保育士等をイメージし、情報収集していました。しかししっくりと来ず・・・。そんな時当時の担任から、「ぱぴこは思いやりとやさしさ、一生懸命さがある。看護師とか向いてるんじゃないかなぁ？」とアドバイスを受けたことがありました。

以降、看護師についての情報収集をしていくうちに、「やってみたい！」と思うように。そこから看護学校へ進むことを決意し、受験勉強が始まりました。

3年制の専門学校では時間にゆとりがないイメージが強く、キャンパスライフを楽しみたかった私は4年制の看護大学を目指すことにしました。赤点赤線だれけだった私の受験をサポートし続けてくれたのは、当時の担任でした。模試の判定はもちろんずっとE判定でしたが、高3の秋冬頃には努力が実ってきてC判定が出るようになりました。そして本番に強い私は無事第一志望の大学に合格しました。泣きながら担任に報告の電話をしたのを覚えています。今でも、感謝してもしきれない思いです。この時に、「死に物狂いで頑張る」経験ができていて本当に良かったです。

２．私のお仕事「小児専門病院の病棟看護師」

夢のキャンパスライフ。とはいかず、看護の勉強、実習はなかなかきついものがありました。当たり前ですよね、人の命を預かるお仕事ですから。でも大学受験で「頑張る」ことができるようになった私は、何とか全て乗り越えて卒業することができました。

そこで本題です。なぜ小児科の看護師になったのか。

それは「子供と関わる仕事」×「看護師」＝「小児科の看護師」

です。

大学病院や県立・市立病院等の総合病院では、小児科を希望しても他の科に配属となることも多いと聞いていたため、小児専門病院への就職を決めました。

小児専門病院とはいわば「小児科だけの総合病院」といったイメージです。そこの病棟看護師になりました。

３．仕事中に感じていた幸せ

新人看護師時代は本当に大変でした。出勤だけでもへとへとですが、家に帰ってからは課題の勉強は翌日の受け持ち患者さんの疾患の勉強、技術の勉強・・・。勉強勉強勉強。でもこのころは「楽しい」としか感じていませんでした。苦ではなかった。先輩に認めてもらえることも嬉しかったし、技術の合格が溜まっていくのも嬉しかった。

そしてなにより、患者さんに癒されまくりました。体調が悪く入院してきた子供たちは機嫌も悪く、またなぜ自分がお家以外の場所に置かれているのか、手に針が付いているのか（点滴）、痛いことばかりされるのか、理由がわからないため泣きじゃくります。当たり前です。

そんな泣いてばかりの子たちが、少しずつ元気になってくると私たち看護師に笑顔を振りまいてくれます。最後には手を振って元気に退院していきます。この時が私の一番の幸せの瞬間です。

私の病棟では新生児～高校生くらいまでの幅広い子供たちが入院していましたが、赤ちゃんが一生懸命にミルクを飲む姿、笑っていた6カ月くらいの子が私たちに人見知りをして表情がだんだんと曇っていく姿、幼児期の子からの「ありがとう」、もっと大きい子たちは名前を覚えて読んでくれたり、「今日担当だよ」と伝えると「嬉しいやった～！」と言ってくれたり。

保護者の方からも｢担当していただいて嬉しかったです｣｢ぱぴこさんでよかったぁ｣と言って頂いたり。それらすべてがやりがいにつながっていました。

こんなに小さな子たちが元気になるために頑張っている。時には命を保つために頑張っている。私が支えてあげなきゃ。早く元気にさせてあげたいな。

医療的ケア児に対しては、「入院の頻度が少しでも減って、お家で楽しく、家族の負担もなるべく少なく幸せに過ごしてほしいなぁ」と思い指導計画を立てたり、時々いる終末期の子に対しては「一度でもいいからお家に帰してあげたいな。この子にとっての幸せってなんだろう」と、ご家族からお話を伺って一緒に涙したり。

とにかく「みんなが良い状態になってほしい」の一心で、5年間仕事をし続けました。これはきれいごとでもなんでもありません。私の素直な気持ちです。

３．「幸せ」と「辛さ」のバランス

たくさんの「幸せ」をくれる、小児科の看護師というお仕事。

ですが、私はきっと「全てにおいて全力で頑張りすぎてしまった」んだと思います。そしてHSP気質なので、些細なことがストレスになってしまっていました。

例えば、

◎〇〇さん今日機嫌悪いからこれ以上業務を頼むのはやめよう・・・
◎〇〇さんいっぱいいっぱいだろうな。私もまだ仕事残っているけど今すぐやらなきゃいけないことはないから、先に〇〇さん手伝おう！（最終的には〇〇さんのほうが早く仕事が終わって先に帰っている・・・TT)
◎後輩の〇〇さんこの処置やったことないって言ってたけど大丈夫かな？見守ってあげよう。
◎教育係のリーダーだ。これまで勉強会の参加率が低かったから、なにかやり方を大幅に変えなきゃ。どうしたら皆参加してくれるかな？
◎新人教育だ。「患者さんに誠実に向き合う」看護師になってほしい。レポートの評価が悪かったり、
指導したつもりでも伝わっていなかったり。どうしたら新人ちゃんが成長できるかな？私の思いって伝わっているのかな？
　

等など。全てにおいて全力投球です。そりやぁ、エネルギー切れますよね。

いつしか仕事中に感じていた「幸せ」よりも、「辛さ」のほうが勝ってしまって、吐き気や頭痛等の症状が出てくるようになりました・・・

４．この仕事の好きなところと自分にとってのこの仕事

楽しく仕事ができるって本当に幸せなことですよね。

私は自分にとって「小児科看護師」は天職だと思っています。

子供がかわいい、子供の頑張りに励まされる、癒される・・・それだけで良いと思うんです。

ただ、エネルギーのかけ方が調整できない。

「これはこのくらいでいいか」というさじ加減がわからず全力投球。

私の良いところでもあると思いますが、悪いところでもあります。心や体には負担が強すぎた。

大好きな仕事だけど、今後の自分の健康を考えると厳しい面もあるなぁ。

５．まとめ

今回はなんだかまとまりのない文章になってしまいましがた、今まで自分がしてきた仕事についてまとめておきたかったのです。

「仕事」「働くこと」自体は好きなので、今後元気になったらどんな仕事をしたいかということを考えることも少し楽しくなってきています。

ただ、病状が安定しないので、先々のことを考えすぎるとまたストレスになる可能性があるので、主治医からストップがかかっています。

自分にぴったりの、幸せなお仕事。見つけていけたらなぁと思います。

ありがとうございました。

ぱぴこ