Walter丨事業づくりとキャリアを考える

国立大学を卒業後、メガベンチャーに新卒入社。 toB営業→新規事業1人目立ち上げ→現在…

Walter丨事業づくりとキャリアを考える

国立大学を卒業後、メガベンチャーに新卒入社。 toB営業→新規事業1人目立ち上げ→現在は就活支援事業の複数サービスを横断するBizDevとして事業企画・組織改善に従事。趣味はアウトドア。

最近の記事

▍問題は回避するものではなく、解決するもの

問題を過剰に回避する風潮は、いつから生まれたのでしょうか。 いくつかここまで記事を書いてきましたが、 自分と同じようなベンチャー企業で戦う若手社員に思うことを今回も書いていきたいと思います。 「事勿れ主義」とも言えるこの考え方について、 今回は、問題を回避するのではなく 直面したら解決してしまおう、そういったお話です。 もちろん忌避すべき問題も中にはありますが、 健全な事業運営をしていけば、必ずといってよいほど、どこかで健全な問題は発生します。 今回は「問題」に対する

    • ▍学歴採用を悪と言い切れない世の中

      みなさんは「学歴」をどう捉えていますでしょうか。 私は、学歴を身分や肩書としては捉えませんが、 「積み上げてきた努力量」と信頼できる相関がある指標として認識しています。 最近では、兄弟の有無や出身地を聞くだけで「雇用機会の均等」などあの手この手で指摘が入る窮屈な市場になってきましたが、その回答や属性のみで採用可否の条件とすることこそが悪であって、それを聞くこと自体が悪なのではないと個人的には解釈をしています。 今日はその最たる例である「学歴」についてお話できればと思いま

      • ▍就活というゲームに疲れてしまった大学生へ

        「就活」が苦痛で非正規で働いている方 横柄な人事に詰められて怯えている方 マウントの取り合いをしている就活生に心がつかれてしまった方 そんな方は比較的多いのではないでしょうか。私もキャリアの中で多くの方と出会い、日本の「就活」というシステムと、それにまつわる心の負担については疑問を抱いている立場です。 今回は、結論から言えば「内定ゲームに乗らなくて良い」「乗らなくても幸福になるための努力をしよう」という2点をお伝えできればと思います。 ■就活は「内定獲得ゲーム」ではない

        • ▍仕組み化の弊害・効率化の非効率

          ※この記事は「なるべく仕事をしたくない」「会社は従業員に楽をさせるべき」といった思考をお持ちの方には少し訳のわからない「もっと働かせてくれ」ということを書いていますので、あしからず…。 さて、いくつかの過去記事でも記載をしているように「会社」と「構成員」を切り離さず、「構成員同士の関係性そのもの、および同目的に向かう集団」を会社としてとらえると、組織が大きくなっていくことに伴う業務整理・生産性の改善は、自己の利益につながると言えます。 今日は、多くの組織で絶えず行われてい

        ▍問題は回避するものではなく、解決するもの

          ▍「0→1」より「1→10」が難しい?

          ■はじめに 「新規事業の立ち上げを経験したい」「0→1の経験を積みたい」 ベンチャー企業にいると、このようなキャリアを目指す後輩の声をよく聞きます。かく言う私も、同じように既存事業→新規事業立ち上げ→事業横断のBizDevというキャリアを歩んでいますので、この気持ちは非常に共感できるところです。 ただ私の場合、新規事業の立ち上げを経験する前と後では、「0→1」への認識が大きく変わりました。どちらも面白く、やりがいがあることに変わりはありませんが、個人的には「0→1」よりも

          ▍「0→1」より「1→10」が難しい?

          ▍成長は螺旋階段

          すぐに結果が出ないと焦る皆さんへ。 今回は、スティーブン・R・コヴィーの名著『7つの習慣』から「成長は螺旋階段」というテーマについてお話ししようと思います。 この概念は、自己成長のための継続的な努力と実行責任の重要性を深く理解するための鍵となります。 ■成長は螺旋階段 コヴィー著『7つの習慣』で触れられている考え方から引用しています。 螺旋階段のように、一歩一歩進むごとに視点が少しずつ変わり、 過去に学んだことを再確認しながら新たな高さに到達していくプロセスこそが「

          ▍「マネジメントされるスキル」が組織を変える。

          部下に責任やロールを付与すると、やれパワハラだの激務だの、責任放棄だの言われる世の中になってきました。「会社は従業員を守るべき」という、会社や組織と「私」を切り離して考える人も増えました。 そんな社会で「組織」を円滑に動かすには、小手先の「マネジメントスキル」では到底太刀打ちできません。 これを読むみなさんは、経営者でない限りはマネジメントをされる側かと思います。これを書く私も、多くの部下を持ちながらも私自身は上司に助けられる日々の中で、マネジメントする側の視点で上司と接

          ▍「マネジメントされるスキル」が組織を変える。

          ▍本が読めないあなたへ。

          忙しくて”積み本”が減らないみなさん。 働く中でなかなか本が読めなくなった。インプットが必要なのに忙殺されている。そんな声を周りでよく耳にします。 かくいう私も、社会人1年目、馬車馬のように働いていた時期は全くと言っていいほど本が読めませんでした。 ただ今はそういった忙しさとの戦いにも慣れ、 年間100冊ペースの書籍をコンスタントに消化できています。 今回はそのノウハウを少しでもお伝えできればと思います。 ■結論、本は一冊ぜんぶ読まなくて良い なかなか本を読む気になれ

          ▍"いま目の前にある壁"から逃げた先に待つ未来

          ※注釈※ 本記事では、「目の前の壁から逃げる」という表現を使っておりますが、「転職は悪」と説きたいわけではありません。この転職時代、若手のビジネスパーソンを取り巻く転職市場への警鐘になれば幸いです。 ▍はじめに私は、新卒で入社したベンチャー企業のとある部署で、入社してわずか数年で最古参となりました。 自分より先に入った人が全員転職やら異動やらで、 全員組織を去っていき、先輩がいなくなったということです。 そして、自分よりあとに入った人々も、一桁に収まらない人数を見送って

          ▍"いま目の前にある壁"から逃げた先に待つ未来

          ▍自己紹介丨Walter

          「Walter」の名は、馳星周さん著『雨降る森の犬』より、 人を愛するバーニーズマウンテンドッグの愛称から拝借しています。 ▍略歴国立大学にて教育・スポーツを専攻。 在学中にスタートアップにて半年ほどインターンとして活動。 卒業後、新卒で入社した事業会社でキャリア支援サービスの法人営業に配属され、その後営業リーダーを経て新規事業の立ち上げを担当。 同事業のカスタマーサクセス職をしながら、事業企画として複数サービスの改善に従事。 趣味はJリーグ観戦とアウトドア。 ▍なぜ