Teddy Swims - Picky 日本語訳・和訳・意訳・歌詞解説
昔からファンの方にとっては今更すぎるかもしれませんが、今個人的に曲と歌詞がとてもグッときているので、ChatGPT先生のお力を拝借しつつ文学的に歌詞を理解してみたいと思います。(ちょいエロ注意)
基本情報
楽曲タイトル: Picky
アーティスト: Teddy Swims
リリース日: 2020年1月
収録アルバム: シングルとしてリリース(アルバムには未収録)
作詞・作曲: Adonijah Christian Cartwright, Christian Griswold, Christoff Bjon Solomon, Jaten Collin Dimsdale, Jesse Hampton, Lee Michael Rouse, Noah Smith
プロデューサー: Lee Rouse
ジャンル: ポップソウル、R&B
リリース背景と成功
「Picky」は、Teddy Swimsが2020年にリリースしたオリジナルシングルです。彼はYouTubeでのカバー動画がきっかけで人気を得ており、このシングルも彼の注目を集めるきっかけの一つとなりました。彼はカバー曲だけでなく、オリジナルの作品もリリースし、2020年には彼のバンドと共にアメリカツアーを成功させました。
評価とチャート成績
「Picky」自体は大規模なチャート成績を記録していないものの、Teddy Swimsの独特のスタイルと歌唱力がファンに支持され、彼のライブツアーや次のリリースにつながる重要な作品となっています。また、彼の他のシングル「Lose Control」は、ビルボードチャートに登場し、彼の知名度を大きく引き上げました。
Teddy Swimsの経歴
Teddy Swims(本名: Jaten Dimsdale)は、アメリカのジョージア州出身のシンガーソングライターで、ジャンルを超えた音楽スタイルが特徴です。彼はYouTubeでカバー動画を投稿し始め、その独特の風貌と力強い声で瞬く間にファンを獲得しました。2020年にWarner Recordsと契約し、以降も数々のシングルやEPをリリースしています。彼の音楽はR&B、ソウル、ポップ、ヒップホップなど様々なジャンルを取り入れたものです。
日本語訳・和訳・意訳
Chorus
Verse
Pre-Chorus
Chorus
Verse
Chorus
Bridge
Chorus
歌詞の中に含まれる慣用句・スラング
"The elephant in the room"
意味: 明白な問題やトピックがあるが、誰もそれに触れたがらない状況。
解説: 直訳すると「部屋の中の象」。非常に目立つ問題が無視されている様子を表現します。
派生元: 18世紀ロシアの寓話が起源とされ、その後イギリスの作家Ivan Krylovの詩で有名になりました。現在では、広くアメリカ英語で使われる慣用句です。
"Put a little arch in your back"
意味: 体をセクシーに反らせること。
解説: 背中を反らせるポーズは、性的な意味合いを持つことが多く、ここではセクシーな動作を表現しています。
派生元: 主にヒップホップやR&Bの音楽シーンで広まった表現です。
"Throw me all outta wack"
意味: 混乱させる、調子を狂わせる。
解説: 「out of whack」は「不調な状態」を意味する表現で、何かがバランスを崩していることを表します。
派生元: 1920年代にアメリカで使われ始めたスラングで、「whack」という言葉が「打撃」を意味することから転じて使われるようになりました。
"She gone keep me coming right back"
意味: 彼女に引き戻される、魅力に抗えない。
解説: 何かに惹かれて、繰り返し戻ってしまうことを意味します。恋愛や中毒的な魅力を表現しています。
派生元: 「come back」の派生表現で、特に恋愛や人間関係においてよく使われます。
"She got everything that I lack"
意味: 彼女は俺に足りないものを全て持っている。
解説: 恋愛関係で相手が自分にない要素を補ってくれるという意味合いです。
派生元: 特にスラングというわけではなく、一般的に使われる表現です。
"Got an even bigger rack"
意味: 大きな胸を持っている。
解説: 「rack」は女性の胸を指すスラングです。ここでは、彼女の胸が大きいことを意味しています。
派生元: 1960年代以降にアメリカで使われ始め、ヒップホップ文化で広く使われています。
"Remember back of the class"
意味: 教室の後ろでのことを覚えているかい?
解説: 「back of the class」はしばしば学校の後ろでの親密な行為を示唆するスラングです。
派生元: アメリカの学生文化に由来し、非公式な場所や秘密の行動を指します。
"Trying to get to third base"
意味: サードベースに進もうとしていた。
解説: 野球に例えたスラングで、恋愛や性的関係の進展を示します。
派生元: アメリカのデート文化で、野球のベースを恋愛の進展に例える表現です。
"You gone have to let me slide"
意味: 君が俺に進ませてくれるか?
解説: 「slide」は野球のスライディングを指し、ここでは性的関係を進展させることを意味します。
派生元: 野球のスライディングから派生したスラングで、恋愛や性的関係を指すことが多いです。
"Run that game to home plate"
意味: 最後まで行こう。
解説: 野球に基づいたスラングで、性的関係を完了させることを意味します。
派生元: 野球のホームプレートに到達することで「目的達成」を意味し、恋愛に転用されます。
"We go half on a child"
意味: 一緒に子供を作ろう。
解説: 「go half on」は「何かを分け合う」ことを意味し、ここでは子供を作ることを示しています。
派生元: 90年代のR&Bやヒップホップで使われ始めました。
"All this back and forth shit"
意味: 行ったり来たりばかり。
解説: 「back and forth」は、物事が進まずに行き来することを指します。関係が進展しない状況を表しています。
派生元: 1800年代のアメリカ英語で、物理的な動きや感情の揺れを表現します。
"Out of all the girls in all the world"
意味: 世界中のどんな女の子の中からも。
解説: これは特定のスラングではなく、ロマンチックな文脈で使われる表現です。
派生元: 20世紀初頭のラブソングやポエムでよく使われます。
この歌詞には、野球に基づいたスラングや性的なニュアンスを含む表現が多く使われていますが、全体的には恋愛の葛藤や困惑を表現するための比喩として巧みに使われています。
歌詞の面白いところ・感動するところ
Teddy Swimsの「Picky」の歌詞には、英語圏の人々がクスッと笑ったり、感動したりするユニークな表現や感情を揺さぶる部分がいくつかあります。以下にその箇所をピックアップして解説します。
"She gone keep me coming right back"
面白いポイント: このフレーズは、彼女に対する中毒性をシンプルかつ軽快に表現しています。英語圏では「can't stay away」というフレーズが日常的に使われますが、この歌詞では「coming right back」と繰り返し戻ってしまう様子をカジュアルに描いています。多くの人が共感する「離れられない関係」の状況を、軽やかに表現していて、クスッと笑える場面です。
"Got an even bigger rack"
面白いポイント: 「rack」というスラングは、胸に対するやや下品ながらも軽いジョークとして使われます。このフレーズは、歌の中で彼が彼女の外見に感嘆しつつも、そのスラング的な言い回しがちょっとした笑いを誘います。コミカルな要素が強く、彼の驚きと感嘆が誇張されているため、リスナーは少し茶目っ気を感じるでしょう。
"Trying to get to third base"
クスッと笑えるポイント: 野球のベースに例えて恋愛や性的関係を段階的に説明するのは、英語圏では古典的なジョークです。このフレーズでは、特に「third base(サードベース)」に行こうとする行動が具体的に描かれており、リスナーはこのスラングを軽妙に捉えることができます。軽い懐かしさとともに、この状況に共感する人も少なくないでしょう。
"Out of all the girls in all the world / I get so lucky to find / One that can't make up her mind"
感動ポイント: ここでは、彼女がなかなか決断できないという点を皮肉を込めて描いていますが、その不完全さも含めて彼女を愛しているという感情が伝わります。彼が運命のように出会ったのは、完璧ではなく、気まぐれな彼女だったというところにロマンチックな要素があります。この部分は、優しい皮肉とともに深い愛情を感じさせ、英語圏のリスナーにとって「愛とはこういうものだよね」と共感を呼ぶ、グッとくる瞬間です。
"We go half on a child"
面白い&感動ポイント: 「We go half on a child」というフレーズは、子供を共同で作るという意味ですが、実用的な「半分ずつ出し合う」という言い方が少しユーモラスです。「子供を半分ずつ」という表現は、ロマンチックなテーマを軽快で現実的なユーモアで包んでおり、多くのリスナーにとってクスッとさせる一方で、未来への想いが込められていて、感動する部分でもあります。
"Sorry you feel indifferent / I'm really bad about listening"
感動ポイント: ここでは、彼が自分の欠点を正直に認めている点が、多くのリスナーに共感を呼びます。「君が冷めてるのは分かってるけど、俺は聞くのが下手なんだ」と素直に言う彼の態度は、人間らしい弱さを描いており、リスナーの心を打つ場面です。多くの人がパートナーシップで感じる課題に触れていて、感動を呼びます。
「Picky」の歌詞は、コミカルな要素と感情的な深さがバランスよく織り交ぜられているため、英語圏のリスナーにとっては笑えると同時に、共感できる部分が多いです。軽快なスラングや日常的な表現を使いながら、関係の複雑さや彼の内面的な感情が感じ取れる作品になっています。
おまけ
普段はHip-HopやR&Bが好きな自分ですが、どちらかというとPop/Rock寄りな気がしなくもないTeddy Swimsが最近好きと思う自分。日本で注目されているのかは分かりませんが、この前フジロックに出てましたね。
(アマプラのライブ配信見逃したorz)
最近の彼の楽曲で注目すべきは「Lose Control」、「The Door」、「Funeral」かもしれませんが、「Picky」はメジャーデビューシングルでこれかって感じのアンニュイさでいい渋みを感じました。(それ以前に初聞きから好きな曲調ってのが大きいんですけども)
あと、Teddyさんの見た目もなんかかわいい。。。w
まぁそんなことはどうでもいいんですよ。彼が出しているカバー曲が好きすぎる件。(むしろこの感想を述べるためにこの記事を書いたアレさえある。)
↓もはやTeddyの曲ではって思うくらい良い・・・
↓このカバーで逆に原曲の良さを再度理解した。でもカバーの方が好き。
↓正直CHISA(XG)のカバーの方が好きだが、こっちもいい。
↓「あ、Teddy Swims聞こう」と思わせてくれた一番好きなカバー。優しいハスキーボイスがたまらないです。音源化を真剣に求む。
↓Justin Bieberってこういう曲あるんだって思ったと同時に、これも良いなぁ。
・・・もっと日本でも聴かれろッ・・・・!