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宮古島トライアスロン ラン編
トライアスロン3種目の中で1番得意なのがラン(30km)です。
それまでの準備、スイム、バイク編は👇こちらです。
まずは結果から
9時間1分…9時間切りはできなかったけど、今までの実力の中では遅くないです✨
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40代全体では12位です
こうやってTOP 10に名前が入った!というだけでかなり嬉しかったです。
しかし得意のランパートは上手く走れませんでした。
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これが限界です😵
バイクの調子が良かったので、頑張りすぎて脚を使い切ってしまいました。
お醤油ください!
今まで攣ったことがない膝の上(大腿四頭筋の内側)が引き攣れます。バイクに乗っている時も変調が出ていたのですが、走り出してすぐに
「ヤバイ・・・絶対最後まで保たない。。。」
そんな感覚で、攣れば攣るほど筋肉のダメージが出て、伸びやかに足が出ない。引きずって走ってしまいます。
足攣りにはいろんな傾向と対策があります。
温める、水分補給、ミネラル補給、ストレッチ
芍薬甘草湯という漢方薬は即効性があるものです。
私の場合「塩分補給」が速攻で効きます。
この日気温が28℃まで上がり、ウエアが白くなるほど汗と一緒に体内の塩分を放出してしまいました。
これは人によりますが、私は何度も塩分補給で救われた経験があります。
芍薬甘草湯もバイクで1袋、ランで2袋服用しましたが、それでも足が攣るので、あとは塩しかありません。
エイドステーションに行けば塩分補給ができる塩あめ、塩タブレット、もしくは食塩が置いてあります。しかし、あと数キロも我慢できるだろうか・・・私設エイドで塩を置いている人はいないかな???
キョロキョロしながら走っていたら、沿道にキャンプセットを出して宴会をしている人たちがいました。そこに「お刺身」が見えました。
お刺身があるということは、絶対に醤油があるはずです。
思わず駆け寄って
「すみません、お醤油もらえませんか。足つりが治ります」
と言って手のひらを差し出し、そこにお醤油を注いでもらいました。
そしてそれをグイッと飲み干しました。そして
「おかわりください」
図々しくも追加オーダ。2杯目もグイッと飲み干し、お醤油のついた手を髪の毛で拭って
「ありがとうございます!これで走れます!!」
と言って立ち去りました。そこにいたお父さんたちもびっくりしたことでしょう。
我ながらなりふり構わないライフハックが発動しました。
お醤油のおかげで絶え間ない痙攣のようなピクピクが治り不安感も消えました。宮古島の人は優しいです。救ってもらいました。
宮古島の市街地15kmを2周するコースですが、あまり平坦なところがなく、絶え間ないアップダウン。なかなかタフです。
日中の気温も28℃で多くの方が暑かったはずですが、私は暑さにめっぽう強いので暑さバテはしませんでした。
水分補給は紙コップに入ったアクエリアス、コーラ、水の3種類を1杯づつ取りました。自分の感覚がバグっているのでちょっと多めに、お腹が痛くならない程度に飲みましたが、結果的にはちょうど良かったです。
![](https://assets.st-note.com/img/1682419240763-rU8uPkAJo5.png?width=1200)
バナナやお饅頭などのお菓子、黒糖と塩もありました
最初の10kmはバイクからの感覚のバグり、足攣りもあって思い通りに体が動かなかったので不安や焦り、全然ダメだ〜と自分をなじりながら進みました。
10〜20kmは調子が良くなって気持ち良く走れました。
2周目に入ってお醤油をくれてた人たちに
「ありがとうございます!走れました!」
と大きな声で伝えることもできました。宮古島💖また来ます。
20km〜ゴールまでは精神的な勝負。
自分に勝つか負けるかの域に突入しました。もう頑張っても足が動かない。今よりどうやってスピードを落とさないように、小さな歩幅でピッチを上げることしかできません。
ゴール手前数キロのところは見晴らしの良い広い畑が広がります。
ここで2人の女性に抜かされました。抜かされても足取りの軽やかさ、走りの次元が違いすぎるので悔しくもありません。
見晴らしが良いので遠くまでその2人の背中を見届けました。
ゴール手前に壁のような激坂があり、その坂は誰も走りません。
トップ選手は駆け上がるのかも知れませんが、私が目にした人は誰も走ってませんでした。
2週間前にハセツネ30kというトレイルランニングの大会に出た私は・・・
これくらいの激坂は走れるだろ??
最後くらい歩くな!
と、心の中の声で煽り、動かない太ももと尻を思い切り引っ叩いてから走り始めました。
パフォーマンスしたつもりはなかったけど必死過ぎて、坂道で応援していた人から「おーー!」と大声援をもらい、みんなに拍手喝采してもらえました。
応援のチカラで足の痛みを一瞬消せます。
トライアスロンもトレイルランニングもマラソン大会も、最後の最後で人格が変わります。そんな一瞬はなかなか面白味があります。
苦し過ぎて「死ぬ練習かな?」と思いますが、物狂いで頑張った後しかこんな気持ちにはなりません。
なんとかゴールできてホッとしました。
ゴールした後の写真も何も撮る余裕がないほど疲れました。
駆け抜けるように自分用のメモに書きました。
長文を読んでくださりありがとうございます😊
ロータス治療院はひとりでやっているはりきゅうマッサージの治療院です。トライアスロン完走できるくらい健康な人がやってます。
アスリートのケアと疲労回復、ぎっくり腰や寝違え、生活指導など、無理せずに続けていけるようなサポートを心がけています。
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