長良川ミドルトライアスロン
5/29(日)、2年半ぶりのトライアスロン大会が岐阜県海津市、木曽三川公園で開催されました。
日中は32℃まで気温が上がり、河川敷なので日陰が全くありません。スタート前から猛暑が予想されました。
今回のミドルトライアスロンの距離は
2km泳ぎ
84kmバイクを漕ぎ
20km走ります。
結果は年代別で2位
女子45-49歳で2位/9人
女子全体では9位/女子完走者30人
総合では145位/全体の完走者330人
エイジ(45〜49歳)入賞(3位以内)を狙って2年半トレーニングしてきました。2位だったので嬉しくて涙が出ました。
20代30代の日本代表のような人たちには逆立ちしても敵いません。
また仕事や子育てのブランクがある人でも「元競技者」はスピードもテクニックも段違いです。
それで1位は無理でも運が良ければ2位か3位になれるかも??という過去大会の入賞タイムを書き出して練習してきました。
長良川を泳ぐ
長良川に行ってきます!といえば「鮎」「鵜飼い」と返す人が多かったのですが細長い清流ではなく、川幅も広くなっているところで開催されました。
木曽三川公園
金曜に大雨が降り、上流から冷たい雪解け水が入ったので、水温は18℃と低め。
ウエットスーツを着て上流へ500m泳ぎ、折り返して500m下流へ。それを2周。2km泳ぎます。
上りは流れに逆らって泳ぎ、下りは流れに乗れるからラク…という前情報。
二日前の雨で濁った水はまるで味噌汁のようでした。
水中が見えないと私は前に進んでるのだろうか??プールみたいに泳ぐスピードが分かりません。
しかも久しぶりの大会とあってスタート早々にパニックを起こしてしまいました。
オープンウォータースイム(海や湖などの自然を泳ぐ)でよく起こるのですが、レース中の緊張感や水の中の恐怖心がいろいろと重なり、気持ち悪いくらい息苦しくなります。過呼吸かもしれません。よくわからない…それがパニックです。
あ、パニックになってる…
と分かったので、しばらく頭を上げて平泳ぎしました。
冷静に息を整えてから、クロールで前に前にカラダを運びます。
どうにかパニックのトラブルを回避して完泳。2kmの練習はいつもキツく感じるのに、距離のキツさはありませんでした。
結果的には予測していたタイムより3〜4分もオーバー。
スイムの順位は225位/330人。
真ん中より上の順位を狙っていたので、かなり出遅れました。
バイクは走りながら栄養補給
バイクのコースは6kmで折り返し、往復12kmを7周回、合計84km。
川沿いを走るので、風が吹いてます。
行きは向かい風、帰りは追い風。
大まかですが
行く時は26〜28km/h
帰る時は30〜32km/hくらい。
日が高くなるにつれ気温が上昇。33℃まで上がりました。
真夏の33℃も暑いのですが、まだカラダが順応してないので急に上がると何倍も暑く感じます。
バイクに600ccのドリンクボトル2本を積んでましたが、もう一本あっても良かったくらい喉が渇きました。
補給するにはバイクを一度降りなくてはいけません。足を止める時間が惜しい…ランの前に飲めるはず…少し我慢しました。
またバイクは3時間近く乗るので、走りながらけっこう食べます。今回はこれ。
3種目の中でもバイクは苦手種目なのでよく練習しました。
12kmを7周回=84km
例年は80kmなので4km多くなっていたこともあり、ここでも予想より時間がかかりました。2時間52分。
バイク順位 264位/330人
この順位だと80%…以前は上位から90%くらいの貧脚なので、貧脚なりに頑張ったかな〜目標は30km/hだったので0.3km足りなかったのは惜しい!悔しい!コンニャロ〜って感じです。
とはいえ自分の脚を使って時速29.7km/hで走れたのだから遅いなりに満足しました。うーん。でも悔しいw
ランは苦行
バイクを降りてランニングシューズに履き替えます。
走り出すとカラダが硬くて、思うようにスピードが出ません。
バイクのスピード感もあって、走る速度が物凄く遅く感じます。
先は長いのでマイペースで。
4kmを5周する周回路なので折り返しから人とすれ違います。ダントツで速い女性1人に抜かされましたが、たぶん10位前後。
みんな速いなぁ〜どんな練習をしてきたんだろう?
5分10秒/kmで走り始めたのに、どんどんスピードは落ちます。最後は6分台にもなりました。
私は暑さに強くて、暑くて苦しいという感覚はありませんでした。
それよりカラダが鉛のように重くなりました。補給のジェルを食べたり、水分補給も充分にしてるつもりでも、もう1人の自分を担いでるほどの重さです。
もっと痩せておけば良かった!
いや、バイクで疲れ切ってるだけだろ??
苦し過ぎて心の声がうるさいです。
フルマラソンの40km地点から◯にそうに苦しくなりますが、それが5km過ぎからずっと続きました。
トライアスロンなんか辞めてやる‼️
苦し過ぎて心の声は叫んでました。
でもリタイアはしません。
リタイアという選択肢は出てこないのが不思議なくらいです。
朦朧としながら足を一つ一つ前に出し続けました。
アイアンマンで世界選手権に位置するハワイのレースに出ることを夢見てトライアスロンをやってます。
そのために今は完走ではなく【順位】にこだわる!と心に決めてました。
朦朧として目の前が白くなってきた18km。
目の前の女性がエイドで足を止めて水を飲んでいたので、そこを駆け抜けました。
毎回足を止めて大量に水を飲み、頭から水をかぶり、両足に水を振りかけていたけど、最後の2kmだけは必死に走り抜けました。
絶対に逃げてやる!
順位を1つでも上げてやる!
そしてハワイに行くんだ!
私は勝ち負けにこだわる人ではありません。日常では「負けて勝つ」とか「みんなが勝つ」方が好きです。
でもハワイに1回でいいから行きたい!と思って今年、来年はトライアスロンでは勝ちにこだわると覚悟しました。
必死に逃げてゴールしました。
リザルト表を見て私が必死に抜かして逃げた女性が60〜64歳の女性だと分かり、唖然としました。年齢を超えたレジェンドでした。
上には上の世界。人に勝って喜んでるだけではハワイは微笑んでくれませんね。
長くなりましたが、お読みいただきありがとうございます。