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疲れは歩いて回復させる
疲れを抜くには血流をよくすることが重要です。
血液が全身をめぐり二酸化炭素や疲労物質を回収し、酸素や栄養を行き渡らせます。オフロに入ってあたたまるのも血管を拡張して血行をよくするためだし、マッサージも溜まった疲労物質を追い出すように筋肉をもみほぐします。
マラソンを走ったあとにクタクタな体を回復させたくて整体院に来る方がいます。そういう方たちはふくらはぎや脚などの筋肉は、カチカチに固くなったりしているのですが、背中や肩周りなどはいつもよりも柔らかくなっています。走ったことでストレスが抜けたなんてことも考えられますが、下半身は酷使したから固くはなっていますが、全身の血流は42キロ分よく巡るからだと考えています。
直立二足歩行をするために、人の筋肉は7割が下半身にあります
小さな筋肉の疲労は、その部分にダルさ感じさせますが、大きな筋肉の疲労や、たくさんの筋肉がいっぺんに疲れたときには、全身の重だるさを感じさせます。
筋肉の7割は下半身にありますが、立っているときは下半身は心臓よりも遠い位置にあるために、血流が悪くなりがちになります。
そのため意識して下半身の血流を良くして、疲れを抜くよにすると疲労の回復が早くなります。
血流を良くするには、ふくらはぎの筋肉を使う
人間は2本脚で歩くことに適するように進化してきました。
そのため歩くことでふくらはぎの筋肉に、ミルキングアクションと呼ばれるような牛の乳搾りのようにポンプの役割をさせて、下半身の血行を良くするように出来ています。逆に歩かないと血行が悪くなるように作られているとも言えます。
ふくらはぎを使うには、椅子に座った足首を動かす方法もありますが、左右で10回づつ足首を動かすよりも20歩歩いたほうがしっかり筋肉も使われます。
しかし、残念なことに姿勢が悪い人は地面を蹴って歩くことができません。
地面を蹴ろうとしても、拇指球に体重が乗らないために、急な下り坂でペダルを漕いでいる自転車のように蹴っている動きはしても空回りして筋肉が使われません。
早朝健康のために、行進のように手足を大きく動かして歩いている「おとっつぁん」は、骨盤が後ろに傾いた姿勢で背中が丸まっているので、一生懸命に地面を蹴って歩いているようですが、頑張っている割に前に進んでいません。
内股で腰の反りが深くなっている女子高生も地面を蹴って歩けないのでズルズル歩き、つま先が上がらないために、よくつまづきます。血行が悪いので手足が冷たくなりやすくなります。