腰痛を早く改善するための考え方
整形外科を受診した結果、保存療法(手術以外の方法で治療する)になった場合は、腰痛に有効なものはとにかく試すくらいの気持ちでケアに取り組みましょう。
自分の体(腰)なのだから、病院まかせ(他人まかせ)にしないことです。的確に対応して今の腰痛を慢性腰痛にしないことが重要です。
スリーケアを意識する
そのために意識したいのが、スリーケアという考え方です。
スリーケアの内訳としては、ラーニングケア、パッシブケア、アクティブケアです。3つのケアを、うまく組み合わせることで早く的確に改善することができます。
これは、腰痛を早く改善するための私の考え方であって、ドクターや整骨院や整体院全体の一致した考えではありません。
「そのような考え方の整体師がいるんだなぁ」くらいに受け取っておいてください。特にラーニングケアというケアは、あまり無い考え方かもしれません。
1,ラーニング・ケア
ラーニングつまり、学ぶこと、知ることによって腰痛を改善するという考え方です。腰痛のケアをしていく上で最も重要な考え方です。
例えば、子供がママに「お腹が痛い」と言ったとします。
ママには今まで生きてきて、腹痛についての知識や経験があります。
そのため、疑問も自然に湧いてきます。
子供に質問します。
「トイレには行った?」「下痢してない?」「お腹のどこが痛い?おヘソよりも上?それとも下?」「吐き気はない?」
そして思い返したり、調べたりします。
「熱は無い?」「昨日は何を食べたっけ?」「冷たいもの食べていなかったかな?」「寝冷え?布団かけていたかな?」
総合的に考えて、様子を見たり、病院につれていったり、薬を飲ませたり、水分を多く取らせたりします。
「お腹が痛い」の経験や、知識があるから子供に的確に指示を出すことができ、ケアをすることができます。
腰痛の場合も同じように、自分の体の状態を知る。腰痛について学ぶ、体の仕組みについて学ぶ、ボートについて学ぶなどで、知識があれば的確なケアができるようになります。
2,パッシブ・ケア
受け身のケアです。人に頼ってやってもらうケアです。
具体的には、病院でのリハビリ、整骨院、整体院などでのケアです。
「餅は餅屋」ということわざがあるように、腰痛改善の知識のあるプロにケアしてもらうことで、的確なケアができ腰痛をこじらすことなく、スピーディーに改善することができます。
自分にはケアできない腰痛や、自分自身で腰痛の知識を持っていない場合にパッシブケアは有効です。お金はかかりますが、長引かせることなく早く的確にケアすることができます。
パッシブケアをおこなうことで、体や腰の状態がわかり、ケアの方法も教えてもらえるかもしれません。パッシブケアの先にはラーニングケアがあります。
3,アクティブ・ケア
自分自身でおこなうケアです。セルフケア、ホームケアと言い換えることもできます。
アクティブケアをおこなうには、ケアをするための知識が必要です。なので、アクティブケアのベースにはラーニングケアがあります。
具体的には、筋トレ、ストレッチ、ツボ押し、腰痛体操などがあります。
漕ぐときのフォームが悪ければ、漕ぎ方を変えるなどもアクティブケアになります。
腰痛を早く改善するには
根本の考え方としては、自分の体(腰)なのだから、他人まかせにしないことです。
ラーニングケアでの学びは、邪魔になることはありません。
パッシブケアをお願いする先も、相談をするにしても、情報をあつめて自分で決めることです。
アクティブケアで自分で腰痛を改善できたなら、それは自信に繋がります。
整形外科で保存療法を指示されたなら、スリーケアの考え方で積極的にケアしていきましょう
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