マッサージをお願いしたいときは「返報性の原理」を利用する
腰痛持ちの人でなくても、トレーニングのあとなどに腰が重くて誰かにマッサージしてもらいたいこともあります。
チームメイトも疲れているだろうし、後輩をつかまえてやってもらうのも、マネージャーにお願いするのも、毎回だと頼みづらいものです。
そういうときは心理学でいう「返報性の原理」というもの利用します。
お願いしたい人に、自分が先にやってあげると、やってもらった人は「じゃあ、お返しに・・・」とスムーズにやってもらうことができます。
人はやってもらいっぱなしだと居心地の悪さを感じ、お礼をしたくなるものです。
二人でアイスを食べているときに、「相手のアイスも味見してみたいなー」と思ったら、自分のアイスを「食べてみる?」と相手にすすめ食べてもらいます。すると「私のも食べてみる?」と返ってきます。これが返報性の原理です。
チームの中で見渡して、腰を重そうにしている選手がいたら声をかけてみてください。
チームの中にケア仲間を作る
マッサージしてあげるときは、自分が辛くなるところをやってあげると喜ばれます。
またストレッチでも、自分1人でやるよりはペアストレッチで伸ばしてもらうほうが気持ちよく、効率的に、そして自分では伸ばせない部分も伸ばしてもらうことができます。
やってもらうばかりでなく、やってあげることは自分の腰痛であったり、ボートで酷使する筋肉を知るという意味で学び(ラーニングケア)になります。勉強でも人に教えることが一番勉強になるといいます。
チームの中にケア仲間を作ると、学びにもケアにもなります。
ネットで得たケア方法を試してみるのも良いと思います。
安全に怪我をさせないようにだけ気をつけてください。