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腰痛改善のための段取り八分

「段取り八分、仕事二分」という言葉があります。
より良い段取りをすれば、もうその仕事は8割完成してるとという意味です。

整体で腰痛を改善する場合でもそれは同様です。
体の調整をする前に、患者さんの体の状態を確認することが「段取り」になります。

特に、初めての患者さんであれば特に、この段取りが重要になってきます。
腰痛がひどい状態であれば、玄関での様子を見るだけでも、その状態が想像できます。

歩き方で体幹の安定性がわかります。
上体を左右に揺らしながら歩くのか、お尻を振りながら歩くのか?
上体を揺らすならば内股やお尻の筋肉が弱くなっているし、お尻を揺らすのであれば、腸腰筋の筋肉が弱いと予想ができます。
カルテを書いてもらうときの姿勢でも肩こりの様子が想像できます。

そこから、話をうかがい、姿勢であったり体の様子を確認していきます。
実際はどうなのかを、予想していた体の様子との答え合わせをして、腰の痛みの原因を見つけていきます。

一言で腰痛といっても、痛み方や痛む場所、痛む動作も人それぞれです。そのため原因もそれぞれです。

そのため、整体で体を調整する前に、ある程度の見立てをすることで体の調整を効果的におこなうことができるようになります。

原因が見つけられたならば、あとは調整するだけです。
この原因を見つける作業が、整体での「段取り八分」になります。



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