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少し先の未来を示してあげる
行動してもらう際のモチベーションを上げるには、少しだけ先の未来をわかりやすく、できるだけ具体的に示してあげることでが大切だと考えています。
身近な例としては、天気予報がそれにあたります。
天気予報は遠い先であっても、3ヶ月予報、近ければ午後の天気を教えてくれます。
予報がハズレるかもしれないと思いながらも、アドバイスをもらうことで、傘を持っていったり、気温によって何を着ていくかを決定するという行動をおこさせます。
台風情報の場合は「自分ごととして被害や影響を思い浮かべることで、突風により吹き飛ばされないように対策したり、体育館などに避難するなど、より行動のモチベーションに結びつきます。
人の行動の動機は、「愛で動く」か「恐れで動く」かのどちらかです。
こちらで詳しく説明しています。
天気予報は、明日が晴れるのか?曇りなのか?雨なのか?ただの情報です。予報を見た人が、愛で受け取るのか、それとも恐れで受け取るのか?受け取る人のとり方で決まりますが、台風情報は完全に恐れが動く理由です。
強豪校の強さの秘密
スポーツの世界では、伝統校や強豪校というものがあります。
主要なメンバーは入れ替わるのに毎年優勝する。
強豪校の強さは監督やコーチの指導力というものも大きいかもしれませんが「信じることができる力」だと私は思っています。
*となりで一緒に練習をしていた先輩が優勝している。だったら自分もできるはず!
*先輩たちはこれだけの練習をして優勝した。自分たちもそれだけの練習をすれば優勝できる
*あのコーチに指導してもらっているんだ、負けるはずがない。
*土壇場で追い込まれたときにも、これだけやってきた自分たちが負けるはずは無い。
強豪校の場合、言葉ではなく先輩たちの残した結果が「近い未来を具体的にわかりやすく示している」のです。
腰痛改善にポジティブに取り組んでもらいたい
「このままだと歩けなくなってしまうよ。」
「慢性的な腰痛にしてしまうと大変だよ」
恐れを抱かせて動いてもらうほうが、行動させる力は強くなります。
しかし、できることならポジティブな気持ちで取り組んでもらいたいと考えます。
そのために心がけていることは、改善の道を示してあげることです。
「〇〇かもしれませんが、こうすれば良くなる」
「この対策をすれば痛める前よりも強くなれる」
と、今はネガティブな状態ではあるかもしれない。だけど明るい未来を想像させてあげることで行動してもらう力は強くなると思います。
モノは言いよう
腰痛に限らず、怪我をしてしまった選手は落ち込んでいます。
そんなときには「競技の復帰までは1ヶ月はかかります」ではなくて「競技の復帰までには1ヶ月かかりますが、その間を利用して普段はできない○○の部分のトレーニングができるので痛める前より強くなれます」と言ってあげれば、同じ1ヶ月でも選手は前向きになれるはずです。
「モノは言いよう」ですが、近い未来を具体的に明るく示してあげることで、信じることができる気持ちが産まれてくれると考えています。