「無意識」が最強!
スポーツの練習の中には、筋力や心肺機能をアップさせる体力トレーニングとテクニックやスキルをアップさせる技術練習があります。
ある技術を習得するには、それを行えるだけの筋力や柔軟性などが必要になりることもあります。ということは技術練習の下地にあるのは、体力トレーニングになります。
技術を習得するときの階段
最初は真っサラなところから、階段を一段づつ登っていくようにスキルアップしていきます。
1,その技術についての知識すらない
2,意識はするができない
3,意識すればできる
4,意識しなくてもできる
技術を習得する最終的な目標は「意識しなくてもできている」です。
何度も正しい動きを繰り返して、脳に動きを覚え込ませます。
数年前あるアナウンサーと姿勢について話をしたことがあります。その方は「私は本当は姿勢がすごく悪いんです。でも、きれいに見える姿勢というものを知っているから、テレビに出る時は姿勢よく見えるように意識して作って言います」とおっしゃっていました。
また、試合後のインタビューで「体が無意識に動いた」とか「体が勝手に反応していた」と答えるスポーツ選手がいます。何度も何度も繰り返し練習した結果、意識しなくても体が動くレベルにまで達した結果です。
腹式呼吸について「できている」と「やっている」は違うという記事を書きましたが、これは「意識すればできる」のレベルです。
体幹トレーニングは腹式呼吸が基礎になっています。腰痛の無い人は練習すること無く、腹式呼吸を無意識でやっています。赤ちゃんのときに自然に習得したことをそのままおこなっているので、腹式呼吸ができることが当たり前すぎて、やらないことの意味がわからないという感じかもしれません。
同じ腹式呼吸でも、無意識でやっている選手が更に上を目指すのが体幹トレーニングで、腰痛持ちで意識すればできる選手はリハビリと言い換えることができるかもしれません。