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レコードジャケットの美学
建国記念の日に突如思い立って映画を観に行ってきました。当初は休みが決まっていた木曜日に観るつもりだったのですが、お天気も良いしそんな気分だったのです。映画は2月7日から公開された「ヒプノシス レコードジャケットの美学」です。原題は「Squaring the Circle (The Story of Hipgnosis)」なので、まさに日本人が好きそうな邦題ですね。音楽好きな方なら誰でも知っている(と思いたい)イギリスのデザイン・アート集団「ヒプノシス」のドキュメンタリーです。現在東京で上映されている映画館は3館ですが、そのうちのYEBISU GARDEN CINEMAで鑑賞しました。恵比寿ガーデンプレイスは超久しぶりでした。
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自分が彼らをいつ認識したかは覚えていないのですが、ミュージック・ライフ等の音楽誌でジャケットデザインの特集記事を見た時かもしれません。「狂気」のジャケットをデザインしたのがヒプノシスという集団だと知っていても、ピンク・フロイドとの仕事から始まっていることは最初は知りませんでした。
ヒプノシスはストーム・トーガソン、オーブリー・パウエルが共同で創立し、後にピーター・クリストファーソンが加わった3人体制のグループでした。ピーターが2010年に、ストームが2013年に亡くなっているので、仕事に関しては必然的にオーブリーの口から語られる部分が多いのですが、彼らの人間性や生き方、仕事の取組み方、ジャケット制作にまつわるエピソード等がすべて興味深かったです。語られる映像がモノクロで、レコードジャケットがカラーなのも強く印象に残る要因でした。この映画のフライヤーやプログラムも同じですね(下の写真)。監督は自身も写真や映像に携わっているアントン・コービン。プロデューサーの1人に俳優のコリン・ファースが名を連ねていました。
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映画のエンドロールで流れる曲はこの曲でした。曲のタイトルがこの映画を象徴しているかのようでした。シングルレコードがあったので家に帰ってから真っ先に聴きました。
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あと聴きたくなったのは、ピンク・フロイドの「アニマルズ」でしたね。これはちょっと久しぶりに聴きました。そうでなくてもピンク・フロイドが流れまくりで刺激されてました。
ドキュメンタリーなので感想は書けませんし、まだ観ていない人にこれ以上よけいな情報を伝えないように、鑑賞報告くらいで止めておきます。
見出し画像は、いつかのginger.tokyoさんのイベント時に購入したアルバムなのですが、2枚の共通点に気づいたでしょうか。どちらもヒプノシスがデザインを手がけた作品だったんです。おもしろい偶然でした。
2月16日追記:
こちらのサイトはオフィシャルサイトではないですが、作品がまとめられていて面白いです。クイーンはグレイテストヒッツのジャケットの話があったけれどフレディが気に入らなかったので採用に至らなかったというのをどこかで見たのですが、「ラス・パラブラス・デ・アモール(愛の言葉)」(原題:Las Palabras de Amor (The Words of Love)」の子供の顔写真は彼らなんですかね?フォリナーの「Silent Partners」(「4」の原案)も初めて見ました。これは却下原因がなんとなくわかります。