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似たようなパターンの邦題

この文化はいつからはじまったのか、海外アーティストの曲が日本でリリースされる場合は日本人が考えた邦題がついています。現在は英単語をカタカナに置き換えただけのものが多いですが、ちょっと前には意味不明な面白い邦題がたくさんありました。面白い邦題が多かったのはせいぜい90年代までのイメージなのですが合ってるかな。不思議と抵抗なく邦題で覚えていました。

個人的には、口に出して言うのが恥ずかしくなるレベルの邦題はインパクトがあって覚えやすかったです。レコード会社の担当者の仕業によるものが多いようですが・・・。ピンク・フロイドにもいくつかあって「原子心母」は直訳だし、「吹けよ風、呼べよ嵐」は別に「One Of These Days」のカタカナでもいいと思いますがインパクトが薄いから音のイメージで付けちゃったんでしょう。あと、レコード会社の移籍によるものか、アーティスト側からの依頼か、再発で邦題が変わることもありますよね。その時点で古い邦題で言ってはいけないのでしょうか。例えばエアロスミスの「ブギウギ列車夜行便」をその後みかけませんが、これって「トレイン・ケプト・ア・ローリン」になっちゃったんです?

とにかく、日本人に馴染みやすくするためにレコード会社が考えた別のタイトルが多く存在しました。その邦題ってなんとなくパターン化されていませんでしたか。

例えば、ginger.tokyoのマスター高山さんが記事に書かれていたロバータ・フラックの「愛は面影の中に」(The First Time Ever I Saw Your Face)。この曲の邦題を見た時、他に似たような邦題の曲がなかったかなと思いました。「愛は」から始まって「~に」で終わるパターンの曲ということです。ちょっと調べてみました。


愛はきらめきの中に(How Deep Is Your Love )ビー・ジーズ


愛はかげろうのように(I've Never Been to Me)シャーリーン


愛は吐息のように(Take My Breath Away)ベルリン


愛は夢の中に(I Won't Last A Day Without You) カーペンターズ


見つかったのはこんなものでしたが、他に「愛は~」で始まる曲もついでに探してみました。

愛は君のよう( L'amour te)サルヴァトール・アダモ
愛は風にのせて(Tired of Toein' The Line)ロッキー・バーネット
愛はすべてを越えて(We Have All the Time in the World)ルイ・アームストロング

邦題じゃなくて原題だけど、日本の曲にこんなのもありますね。

愛はかげろう(雅夢)
愛は君(井上陽水)
愛は時を越えて(大橋純子)
愛は勝つ(KAN)

「愛は〜」と同様に「恋は〜」も多いようです。


恋は盲目(Love is Blind)ジャニス・イアン


恋はあせらず(You Can't Hurry Love)シュープリームス


恋はリズムにのせて(Music to Watch Girls By)アンディ・ウィリアムス


恋はリズムにのって(Take A Little Rhytm)アリ・トムソン

他に
恋はみずいろ(L'amour est bleu)ポール・モーリア
恋はメキ・メキ(If I Only Knew)トム・ジョーンズ
恋はくせもの(Why Do Fools Fall In Love)フランキー・レイモン&ティーンエージャーズ
・・・などなど。

「恋は~」より「恋の~」のほうが多いらしいですが、ちょっと息切れしてきたんでこのへんで。


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