「ふつうの・・・ってさ?」
たまにいわれること。
「普通の人の顔って」
「普通の人の考え方って」
「普通の人の…」
ねぇ普通ってなんなのよ?
☆
自分のパートナー氏
まぁぶっちゃけ「いじめられてたタイプ」です子供時代。
空気読めない子供だったであろうなって想像がつきます。
でもリアル見てないのでよくわからんです。
ただ本人はいろんな文学やアニメやゲームを嗜んでいていいます。
『俺は差別を許さない』
たぶんコレがまごうことなき信条だと思います。
その上で何の気なしにテレビをみてタレントさんの顔の造作を見て
「ねぇこのひと・・・じゃない?」と私に言うのです。
☆
そして私は何度か本人に言いまして本人も「そんなことは気にしない」と一緒にいるんですけど。
わたくし生まれてすぐに交通事故にあいましてそろそろ50歳になるんですけど顔に傷があるんです。
普通の人って顔に傷がないんです。知ってました?
だからちいさいときに
普通顔に傷なんてないよね
普通・・・て・・・よね?を延々繰り返してきたんです。
わかります?
でも言ってた人たちはたぶんフツーーーーーーーーーーの人です。
女の子の顔に傷をつけるなんてって話きいたことないですかね?
え?じゃあ男の子の顔に傷ついてもいいんですか?ってなりません?
そういう…話です。
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キズがない顔だったらどれだけよかったかなっていうのはボクはずっと考えています。
「そんな気にすることはないよ」
「そんなの目立たないよ」と何度も父親に言われましたが
父親の過失の交通事故で傷を負いましたのであぁなるほどって
大人になるごとに思いました
「自分は悪くない」っていいたいんです。
そんなだいそれたことではないよ。って。
☆
なのでわたくし根本的にずっとマスクをつけたいひとです。
花粉症なので春も夏も冬も飽きもずっとマスクつけていられますが
たぶん冬と春以外にマスクつけていると「普通じゃないよね」って顔をされてました。
でもそれを指摘する人にはなんの悪気もないんです。
それを「言われた人は知ってるんです」
それこそ「良かれと思って言ってる」んですよ。
☆
ずっとその手のテレビのタレントさんの顔の造作についてわたしはあいまいにわらってやりすごしていましたが
いいとかわるいとかじゃなくてコメントができないので。
でも本人に悪気がないことくらいはいくらでも知ってるので
でもそれを指摘したところでまた「そういうつもりでいったんじゃないの」っていわれるのずーーーーーーーーーーーーーーっとなので。
気にすることないよっていってくれるひとは実はやまほどいて
それが何の役にも立たずにただ傷つくことに間違いないけど
優しい人たちは「悪気がないの」ってあいまいにほほ笑むことになります。
でもかといって「だったらちゃんといってくれたらよかったのに」とそのひとはいいますが
「傷ついたのです」とつたえたところで
「おわったことなんだからしょうがないじゃん」といいます。
顔に傷がついておわったことだからしょうがないじゃん。
そうですか。って絶望するのがボクの50年間でした。
たぶんこの先もそういう感じです。
がんばります。
キズが薄くなったとしても物理で傷がついてメンタルで傷がついたところって
そうそう治らないよ。