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デートDVを知って過去の私を大切にしようと思った話。
デートDVという言葉を聞いたことがありますか?
デートDVとは、カップル間で起こる暴力のことです。
私は、看護学校の授業で聞くまで、デートDVが何か分かりませんでした。
デート?DV?デート中に暴力を振るわれるということ?そんなことありえる?と全く言葉の意味を理解できていませんでした。
デートDVをネットで調べたら、内閣府の男女共同参画局のホームページに載っていた暴力の種類が分かりやすかったので引用します。
精神的な暴力
・大声で怒鳴る、バカにする
・交友関係を制限する
・無視をする
・行動を監視、制限する
・メールなどをチェックする 等
身体的な暴力
・殴る、たたく、蹴る
・腕をつかむ、ひねる
・髪を引っ張る
・物を投げつける
・刃物などを突きつける 等
経済的な暴力
・デート費用を全く払わない
・借りたお金を返さない
・外で働かせない、仕事を辞めさせる
・生活費を渡さない
・貯金を勝手に使う 等
性的な暴力
・性行為を強要する
・避妊に協力しない
・見たくないポルノビデオ等を見せる
・嫌がっているのに裸等を撮影する
・中絶を強要する 等
上記の暴力の種類を見たときに、【性的な暴力】に書かれている内容もデートDVに該当するのだということに衝撃を受けました。
例えば、相手のことが好きだから、相手に嫌われたくないから性行為を受け入れなければならない、避妊してと言えないことは、暴力の一種なのです。
自分のことも相手のことも大切にして、相手と対等な関係性を築いて、お互いの同意があることが大事。
私も昔を思い返してみると、これらの暴力に該当することをされていたなと……。
当時は、相手に嫌われたくないから受け入れなくちゃいけない、好きだから嫌って言ってはいけないんだと思っていましたが、デートDVを知り、あの時の自分に「あなたは悪くないよ」と優しく抱きしめてあげたくなりました。
自分も相手も対等な関係というのは、文字で見たら、そんな当たり前のことと思っても、実は難しい。
相手に嫌われたくないという思いが先行して、本来の自分の思いを無視してしまったり、これぐらいしょうがないと自分の思いと反した行動を取ったり、自分を大切にしてあげられなかったりという人は、自分だけでなく、周りにもいるかもしれません。
誰もがデートDVの加害者にも被害者にもなりうるし、客観的に「恋愛」について考えていくことで、恋愛の構造や、暴力が起こる仕組みを知っていくことで、パートナーとのより良い関係を築いていけるのかもしれません。
まだまだ、SRHRについて学び始めたばかり。
これから少しずつ知っていきたいと思います。