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隠岐諸島 島前 西ノ島 取材


隠岐汽船 高速船航路券

2007年10月29日(月)、取材で島根県隠岐諸島島前の西ノ島を一人で巡りました。
単独行は慣れているので良いのですが、
目黒から現地に着くまでにかなり時間を要したのにはまいりました。

摩天崖から観た夕景

旅程を書くと、まず最寄りの学芸大学駅から渋谷駅までは東横線、
そこで山手線に乗り換えて浜松町駅、次はモノレールで羽田空港へ移動。
その後は空路で米子へ飛び、空港からバスで境港へ行き、
高速艇に乗り海路を2時間40分かけて西ノ島の別府港へ向かいました。

放牧された馬

移動の所要時間は待ちも入れて8時間ぐらいだったと思います。
そして、この日は地元関係者の車で島内を案内されたので、
私が使っていない交通手段は二輪だけ。
残りの電車、モノレール、飛行機、バス、船、自動車の
交通機関を使ったことになりました。
長く生きていますが、そうそうこんな日はありません(笑)。

日本海の夕景

そんなこんなで移動はかなりきつかったですが、
そのかいあって西ノ島の絶景ポイントである海抜257mの魔天崖から素晴らしい
海の夕景と放牧された馬たちの姿を見られたのは本当にラッキーでした。
太平洋側の夕景ももちろん素敵ですが、やはり太陽が海に沈む日本海側は別物、
なんとも言えない島からの光景はとても幻想的でした。

西ノ島の港
えりやき鍋の材料

西ノ島での取材対象のメインは郷土料理「えりやき鍋」でした。
この鍋はもともと漁師たちが船上で食べていた賄い飯、
シイラを唐辛子や玉ねぎを入れ甘辛く煮た料理で、
隠岐では郷土料理を取り入れた初めての観光食だそうです。
ちなみに「えりやき」とは魚を「炒める」が方言で「える」になったものだとか。


えりやき鍋と隠岐誉
えりやき鍋

で、夕暮れとともに港に戻り、お願いしていた漁師さんに実際に
「えりやき鍋」を船上で実際に作っていただきながら撮影取材をしました。
もちろん私も味見をしましたが、新鮮な食材、船上で食べるのと相まって
あとを引く美味しさで箸が止まらず、そのうえ地酒/隠岐誉との相性は抜群でした。

船上での食事風景

あと料理以外で今も記憶に残っているのが、
漁師さんたちの仕事が「マグロの養殖」だったことです。
今から17年も前のことなのに漁業も変化していたんだと
今更ながらに感心している私です。

西ノ島の黄昏

*使用カメラ:NIKON D200  D80  
レンズ:18~70mm f3.5~4.5  80~200mm F2.8

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