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自分の力ではどうにもならない、わずか3か月で去る君に伝えたいこと

「自分の力だけではどうにもならない」

そんな経験は、50近くになると数多く経験している

そんなときの割り切り方や、頑張り方、心の持ちよう

いくらでも整理を付けられる


まだ入学したばかりの1年生が大学を辞めることになった

コロナの影響で父親の仕事環境が厳しくなったのが

主な原因らしい。


そんな彼にどんな言葉を掛けようか?っと悩んで

掛ける言葉も決まらないまま、練習が終わって

声を掛けた。


私の表情が雄弁に語っていたのだろう

自分でもそんな顔をしていたと思う

「どんな言葉を掛けていいか分からない」

っという戸惑いの表情

彼もそんな私の表情をみて戸惑っていた


自分のことなら整理も付けられるが、相手はまだ18歳だ


どんな言葉を掛けて良いか悩んでいたのは

「頑張れよ」っと言いたくなかったから。


きっと希望を胸に大学で競技を続け、少しでも誇れる結果を

残したかったに違いない

競技で頑張りたかったのに、自分の力ではどうにもならないことで

競技から去らなければいけない

とても「大学を辞めても頑張れよ」っと言えなかった


まだ、彼に会える機会がある、

その時になんて言おうかまだ悩んでいる

だけど、1つ言おうと決めていることがある


「たとえ今、競技を辞めたとしても、

【陸上競技】は君をずっと待っててくれる、

いつでも帰ってきなよ」


彼の気持ちがこの言葉で救われるとは思わない

けど、「希望」だけは託してあげたい


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