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Excel VBAエキスパートの点数を675点から775点に上げた勝因まとめ。大文字小文字は区別しなくてOKだった。
前回、VBAエキスパート スタンダードを受験し
675点で不合格だった者です。
あれから半月経ち、無事に775点で合格することができました。
そこで、今回は前回の反省点をどう改善して合格に至ったかをまとめます。
今後受験を考えている方の、勉強方針のヒントになりましたら幸いです。
前回記事(不合格記)は以下。
※以下、前回記事と比較する内容となっています。
何の話?と思ったところは前回記事を参照お願いいたします。
前回の敗因からどう改善したか
・模擬試験で満点取れていないまま試験に挑んだ
・ベーシックの模擬問題を満足に勉強しなかった
→無料で使える模擬問題は、ベーシック/スタンダードすべて9割以上解ける状態にしました。
満点が取れたのは一部の試験のみですが、前回はベーシック全く勉強せず、スタンダードのほうも正答率6割程度の模擬問題がありました。
それを思うと、前回いかに勉強不足で挑んだかわかります。
ベーシックの問題が出たかどうかは、残念ながら検証できずじまいでした。
が、ベーシックもスタンダードも勉強したんだから大丈夫!というメンタルの安定感は確かに私を助けてくれました。
試験後にテキストを見直ししたのにスタンダードの教科書に載っていない問題があった気がすることが、やはり気にかかっています。
気のせいかもしれませんが…
何にせよ、ベーシックまで勉強するに越したことはないと思います。
どのみち実務でVBAを使う際は、ベーシックの公式テキストの内容まで把握する必要がありますから。
・勉強をタブレットとスマホで完結させていた
→模擬試験はPCで解くよう意識して勉強を進めました。
この取り組みの効果は、試験当日あまり具体的には感じられませんでしたが
それだけ緊張をしていなかったことが成果かと思っています。
→PCが使えない場面では、間違えた問題の復習を中心にしました。
出先ではスマホで問題を解くのではなく、公式テキストを読みこむようにしていました。
公式テキストは薄い反面結構大判なので、持ち歩くのが重い時は
自分が間違えた用語集をメモ帳で作って眺めることもありました。
いわゆる単語帳というものですね。
私の場合、前回ドアや壁に付箋を張り付け覚えるという習慣があったため、
古い内容の付箋をA7サイズのメモ帳に張り付けて単語帳にしました。
そして、新たに間違えてしまった内容はドアや壁に貼る。
最終的にメモ帳1冊ページが埋まるくらいの付箋数になり、メモ帳の厚みが「自分は勉強したぞ!」という励みにつながりました。
・試験本番、注意事項を読み飛ばした
・見直しをしなかった
→試験前日に敗因を読みなおし、やることを確認しました。
試験の注意事項は点数に直結しそうなことは書いていませんでしたが、
やはり読む読まないではメンタルの安定感が違います。
今回の試験はかなりゆっくり解きましたが、
最後まで解いた段階で15分余ったので
「後で見る」のチェックを打った自信がない問題を見るのに10分、
つづり間違いチェックのために40問すべてざっと見直すのに5分使いました。
・大文字と小文字は区別するのか迷った
→当日は迷わず、すべて半角小文字で回答しました。
これで合格できたので、結論としては試験の案内通り
「区別していない」ことがはっきりしました。※
念のため、「大文字と小文字を区別しない」について説明しておきます。
たとえば、問題の回答が「EoMonth」という用語を記述するようにできていた場合
回答欄には「eomonth」と書けばよい、ということです。
模擬試験でいうと、おそらくアテオンストアのスキルチェックでできる模擬試験の仕様と同じです(大文字で書いても小文字で書いても正解になる)。
これがわかっていると、xlなんとかってxも大文字にするんだっけ?のような迷い方をせずに済むので、かなり精神が安定します。
(※)ただし、補足があります。
指示があったところは大文字、というルールには落とし穴がありそうです。
たとえば、変数名が指定されている、かつ解答欄に変数名を書く場合。
Dim Moziretsu As Long…と宣言が書かれていて、問題の回答が「Moziretsu」になる場合です。
変数名は基本的に先頭文字が大文字で書かれており、その状態で問題文に明示されます。
これに関しては、問題文で文字指定されていると解釈して大文字で始める必要があるのかもしれません。私はそう理解しました。
残念ながら、ここの真偽については不明です…。
・VBAを実際に動かす機会をさぼっていた
→実は、今回も特に動かしていません。懺悔します。
が、模擬試験を解いてみると
実際の画面(特にデバッグモードにおいて)の操作を問う問題がいくつか出題されていることがわかります。
つまり、そういうことです。……私からは以上です。
試験の反省会をして気づいたこと
わからなかった、自信がなかった問題は、40問中16問。
実に不安になる数字です。全部間違ってたら不合格(25点×16=400点マイナス)だったぞ。
そこで、試験後に「何が解けなかったか?」を、記憶を頼りに見直していきました。
試験結果レポートと公式テキストがあれば、多少振り返りができる
オデッセイIDの受験者ページでは、受験した試験のレポートが閲覧できます。
そこでは「どのジャンルでどのくらいあっていたか」がまとまっており、逆に言えば「どこのジャンルで点を落としたか」がわかります。
残念ながら、どのジャンルで何問でたか、具体的にどの問題を間違えたのかは、わかりません。
しかしジャンルの区分けは公式テキストの章立てに沿っています。
そのため、正答率が低いジャンルを公式テキストで見直してみると
「多分あの問題、正解はこれだったな!」というものが書いてあることがありました。
そうして見直しをしているうちに、
公式テキストと試験問題の関係が少しずつ見えてきました。
私が感じた、公式テキストの使い方は…
公式テキストに載っている説明は、『隅まで余さず』覚えるのがベスト
ということです。
各用語の名前や使い方はもちろん出題されますし、
公式テキスト内で太字になっているところは
どの模擬問題でも頻出の内容なのでおさえて損はありません。
が、より正答率を上げたいと思ったら、おすすめは
太字になっていない説明文も理解し、覚えておくことだと感じました。
VBAエキスパートは受験ルールの中に「問題の詳細を公表してはいけない」とあるので具体的にどうとは書きませんが、
今回受験直後に公式テキストを読んでみた感想としてはこれに尽きます。
テキスト内で太字になっていない説明文も理解し、覚えておくことが、正答率を上げるために私たちができることです。
過去問だけ丸々暗記すればテキスト読まなくても満点が取れるMOSと比較すると、
VBAエキスパートは本を読むだけでは結果が伴ってこず、やや実践寄りの試験内容です。
そんなVBAエキスパートも、公式テキストで説明されている項目、説明文、tipsに至るまでを余さず記憶できれば、少なくとも合格点はとれると思います。
一方、テキストを書き写したりテキストのマクロを全部手打ちしてみるのはさすがに時間効率が悪い。
そこですこしでも時短したい人は、前回記事で触れた無料の過去問に加えて
有料で追加できる模擬試験まで9割解けるようにしておくとベター。
もっといえば現実的な落としどころでしょうか。
どこかの禁書目録さんのように、教科書1冊を丸ごと暗記できる人って
なかなかいないと思いますから。
終わりに
無料でできる模擬試験の範囲をすべて9割以上取ったときは、これで試験範囲を網羅したものだと思っていただけに、本番で16個もわからない問題が出てきたのは正直震えました。
わからない、というのはど忘れしたとか間違って覚えていたとかではなく、本当に「知らない機能について問われていて、正解の見当がつかない」状態だったのです。
メモ帳1冊付箋で埋めてたくさん用語を覚えたのに、まだ知らない機能があるなんて…と
見直し中は絶望にうちひしがれていました。
それだけに、合格点をとれていたのは非常にほっとしました。
また、英語の勉強できる人はもう少しスムーズに進むんだろうな…と途中で何度も感じました。
私は英語からっきしなので、なんなら英単語を調べながら勉強をしていました。(以下2記事)
今回試験勉強をするにあたって、このサイトさえ押さえておけば合格間違いなし!という場所が見当たらなかったため、この記事(と前回記事)を執筆するに至りました。
2024年8月現在の情報とはなりますが、これから受験を検討される方、あるいは思うように結果が出ず困っている方のご参考になりましたら幸いです。