ものごとをまとめる力がつきます
驚くことに、2歳の子どもでも<WAKU-BLOCK>を数百個使って遊ぶ力を持っています。
今まで、子どもには「小さなもの、軽いもの、少ない量」を与えるというのが常識でした。その体力と能力を考えてということでしょうか。また、おもちゃはいっときのものだから、そんなにお金をかけてもしょうがないと、重視されていなかったのも事実でしょう。でも、それは違います。子どもは大人が思っている以上の能力をもっています。
幼い子が「もっともっと、つみきをちょうだい」と要求するように、もっといろんなことがしたいのです。その要求に応えるためには、たくさんの量を与えてあげることが必要です。「量が質に転換する」という説がありますが、まさに積木もそうで、実際につくるものや遊びの質がまるで違ってきます。
また、たくさんの積木を使いこなす遊びは、いろいろな情報を関係づけてひとつの答えを導き出す、考えを「まとめる力」を育てていきます。この考えをまとめる力と前述の応用する力、この二つが開発されることによって創造力は発揮されることになります。
さらに、積木の数がたくさんあることによって、家族や兄弟、友達と一緒に遊ぶことができるようになります。積木は一人でじっくりと自分と向き合いながら遊ぶものというイメージがありますが、仲間と協力してひとつのものをつくりあげるという体験もできる童具です。
一人遊びと仲間遊び、どちらも大切です。友達が自分と違った使い方をしていれば「へえ、こんなやり方もあるのか」と刺激を受けるでしょうし、男の子と女の子では遊び方の違いを感じるかもしれません。
というわけで、ともかくまずはできるだけたくさん用意してください。時期はなるべく早く。というのは、やりたいという欲求が生まれたときに触れさせることが大切だからです。
しかし、このやりたい時がいつ到来するか、それが誰にも分かりません。そして、この「やりたい」と思った時こそ子どもの活動が質的に変化するときでもあります。
「あぁ、こんなものがつくってみたいな」と発想が飛躍する時に、そのイメージを表現する積木がなければ、いつの間にか意欲がしぼんでしまいます。「できるようになった」と思った時では遅いのです。その前に用意できるものはしておくことが子育ての大切なポイントのひとつです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?