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2022.7.2 キタダケソウを求めて標高第二位の北岳へ

もうすっかり夏ですね!
お昼頃には積雲が発生する予報に行き先を悩みましたが、キタダケソウ今年最後のチャンスかなと思い北岳を計画しました

キタダケソウへ最短コースで行き、あわよくば雨前に下山できないかなとこのルートにしました
とはいいながら雨はいつ降り出すか分からないし、下山中に天然シャワーでクールダウンもいいかなのスタンスで決行しました

歩いたコースはこちらになります

【概要】

  • 行動時間:6時間33分(休憩時間含む)

  • 累積標高:登り 1,921 m / 下り 1,928 m

  • 合計距離:13.6 km


見どころ

1.ハクサンイチゲ

一面のハクサンイチゲが綺麗でした

2.シナノキンバイ

場所を変えると黄色い絨毯のシナノキンバイ

3.キタダケソウ

キタダケソウに会えて嬉しかったです

北岳

4時頃に到着してタクシー狙いでウロウロするとなんと1台目に一人分の空きがあり、まさかのポールポジションゲットで最速で広河原へ到着が約束されました
ということで広河原へ到着
バスより40円高いだけで早く到着のこのVIP対応はたまりません
せっかくのポールポジションなので歩きながら朝食にします!北岳がいい感じ
って歩きながら食べるのはきついっす
ということでアサヨ峰と早川尾根を眺めながら流し込む
登り始めると高嶺と鳳凰三山がステキ
それより積雲発生早くない?
これは予報通りお昼頃にはまずいなと気合を入れる
今年もゴゼンタチバナの季節になりました
高山に来たなと感じる特別感がたまりません
ひと登りすると白根御池小屋!いいロケーション
左俣の雪渓歩きが始まります
行けるところまで雪渓を避けて歩きました
滑り止めなしでガシガシ登るお兄さんにぶち抜かれました
なかなかの斜度ですが凄いです
そして嫌らしいトラバースです
日頃の想いを込めて、
おりゃ!うりゃ!とキックステップ(笑)
振り返って登ってきた雪渓は何処までも続くすべり台
真下から眺めるバットレスの迫力満点
雪渓がなくなったと思ったら梯子い〜っぱい
酸素が薄く疲れた体に全身運動は応えるな
疲れた頃に梯子が続く黒戸尾根を思い出した
登って来た左俣を振り返る
正面は鳳凰三山
八本歯のコルまで登った
この辺りからハクサンイチゲがチラホラと
イワベンケイがところどころに
ベンケイは強いイメージが先行しますが勧進帳のエピソードに少年の私は心打たれたな~
可憐でキュートなツガザクラが岩場で応援してくれます
トラバース道の分岐に到着
雨が降るかもしれないですが行くしかないでしょ
キタダケソウは外せません!
トラバース道へ行くとお花がいっぱい
白いハクサンイチゲがたくさんある中でミヤマオダマキが目立つ
薄紅色かな?ミヤマシオガマもいい感じ
そしてハクサンイチゲがい〜っぱい
何処を見てもハクサンイチゲ
花は落ちてしまっているがキタダケソウの葉っぱは時々見つけるので探します
探しても探してもハクサンイチゲ
キタダケソウはないかなと諦めていると…
ついに見つけたキタダケソウ!
ハクサンイチゲより小柄で、右上の先が尖った葉っぱがハクサンイチゲだから葉っぱが明らかに違うね
ご満悦!来て良かった
北岳のピークを目指します
振り返ると間ノ岳までの日本一高い稜線が最高
こちらもハクサンイチゲがたくさん
いや〜!素晴らしいです
ミヤマキンバイの黄色が白い絨毯の中でいいアクセント
オヤマノエンドウもチラホラ
お花を楽しんでいるとあっという間に北岳へ到着!
肩の小屋を見下して下山は右俣の草スベリコースです
ここは毎回すっ転んで相性悪いです
ぐんぐん下るがキュートなイワウメに足を止める
いいなぁ〜
北岳山荘と同じく肩の小屋も改修中でした
オヤマノエンドウとミヤマキンバイ、ハクサンイチゲのコラボが凄い
ミヤマキンバイとハクサンイチゲの白と黄色がいい感じです
正面は甲斐駒だけど雲の中
稜線の先は小太郎山がいい感じ
頭は雲の中ですが大きな仙丈ヶ岳
んんっ!今までのミヤマキンバイよりひとまわり大きい花で葉が違い花弁の枚数も多いこの子はお久しぶりのシナノキンバイ
この辺りはシナノキンバイが一面に咲いていました
一面黄色も良いですね
さらに周りをよく見るとハクサンチドリも咲いていた
正面は鳳凰三山の稜線がいい感じ
白根御池小屋の池が下に見えた
お約束のように草スベリですっ転ぶ
きっと前の景色に見惚れるからだな💦足元注意⚠
少しだけ間に合わなかった
最後の最後に降られたけどまぁ〜良かったです
14時のバスかなと思っていたら人が集まり13時発のタクシーで帰る事が出来ました
行きも帰りもありがとうございました

参考情報

南アルプス市芦安観光第2駐車場

いくつか駐車場があるが奥から順番に警備員さんが案内してくれるので従います

本日はバス5台、タクシー約6台(半分は予約組でした)でした
タクシーは4時の時点でほぼ満車
自分の後3,4人でいっぱいになりました
バスは立ちの人もいたようですが、コロナ前は約10台あったので北岳山荘改修中の影響を考えても半分になり減ってしまったなと思いました

バス:1460円
タクシー:1500円

左俣コース

この時期は雪渓を登るためピッケル、アイゼン装備でと貼紙がありました!
アイゼンとチェーンスパイクを準備しましたが雪質を確認したらチェーンスパイクで十分かなと感じチェーンスパイクを使用しました

あとがき

ずっとキタダケソウに会いたいなと考えてました

毎年キタダケソウを観に行きたいと計画を考えますが、梅雨時期のため週末の休みと天気が合わず数年が経過してました

そんな中でついにチャンスが来たと午前中の晴天予報にかけて出かけました

結果は、念願のキタダケソウに会えて最高の北岳となりました
何回会ってもいいので、また機会を見て会いに行きたいと思います

素敵な出会いとお時間をありがとうございまいた

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