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入試直前の6年生に入試までの学習でぜひ意識してほしいこと

2024年1月初旬。

入試間近です。

ここでは、入試直前の6年生に向け、入試までの学習でぜひ意識してほしいことをお伝えします。

■ 1問1問を大事に解いていく

今、毎日過去問や塾の課題など、非常にたくさんの問題を解いていると思います。

もちろんこの時期「解きっぱなし」にしている人は少ないと思いますが、問題を解き、なおしをすることに加えて、ぜひ心がけてほしいことがあります。

それは1問解く度に、次のようなことを自問自答することです。

「この問題を解くときの最大のポイントは何だった?」
「この問題は難しかったけど、何が難しかった?」

たとえば

「この問題を解く最大のポイントは、ダイヤグラムを書くことだったな。やっぱり速さの問題でも時間の条件が多い問題は、ダイヤグラムを書くと解きやすいんだな。」

といった具合です。

これだけでなく、成果の多い勉強をしている子は、さまざまな自問自答を問題を解く度に行っています。

理科の知識の選択問題では
「正解はアで◯だったけど、他の選択肢のもので知らないものはなかったかな?」

社会の人名を答える問題では
「平安京に遷都したのは桓武天皇で正解だったけど、他に何をした天皇だったっけ?」

といった自問自答を、解く度にしているのです。

ぜひ入試まで、過去問などを解く度に意識して自問自答してみてください。

問題からの学びが濃く、深くなると思います。

■ 知識問題の確認は入試の当日朝まで

国語の漢字や語句、理科社会の知識問題のチェックは入試直前、当日の朝までやる、という意識で取り組みましょう。

入試当日の朝にチェックした知識がその日のテストに出た、ということもあります。

もちろん一問一答的な知識だけでは対応できないのが近年の入試ですが、逆に知識がなければそもそも問題に太刀打ちできません。

知識をテストで「使える」ものにするための工夫として「一問一答テキストの逆使い」があります。

たとえば一問一答のテキストの問題を読み、それに対して答えを出すのではなく、逆に答えを見て問題文を考える、という使い方です。

一問一答の答えが「完全変態」だとしたら「完全変態というのはつまりどんなこと?」を自分で説明してみるのです。

自分で「完全変態とは、さなぎの時期のある昆虫のこと」と問題を考え、テキストに戻ってみると、自分が考えた問題とは違い「カブトムシ・ハエ・モンシロチョウの育ち方に共通する特徴は?」だったりします。

そうすると「そういえばハエも完全変態だったな」と確認できるかもしれないし「他に完全変態の昆虫にはどんなものがあったっけ?」とさらに確認したいことが出てくるかもしれません。

このように一問一答の勉強であっても、学習をどんどん広げていくことを意識して取り組んでください。

■ これまでの学習成果を振り返ろう

これまで本当にたくさんの問題を解き、多くのテキストを使い、ノートに書いてきたと思います。
ぜひ入試直前には、それらを見返してみてください。

もちろん付箋のある部分などを中心に知識の確認をしたり、学習を広げるという上記の目的もあるのですが、直前、特に試験前日には「これだけやってきたんだから、ぜったい大丈夫」という自信になると思います。

もちろんわいてくる感情は、お子さんそれぞれにとって色々だと思います。

「これだけやったんだからきっと合格できる」

かもしれないし

「結果がどうなるかはわからないけど、これだけやったんだから悔いはない」

かもしれません。

「長いようだったけど、短かったなぁ」

という感想かもしれませんね。

いろいろな気持ちが湧いてくると思います。

でも、今までにやった問題集やノート、目の前に積み上げたプリントの山は、皆さんの努力の結果そのもので、事実です。

そのことに誇りと自信を持って、入試に臨んでほしいと思います。

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