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"市役所をハックする"というスーパー団体よりインタビューを受けた。びっくりした。みんなヤルなぁ。

「有澤さん初めまして。●●大学国際学部4回生の○○と申します!
5月28日(金)に開催された有澤さんの「デンマーク留学見聞録」イベントに参加したことに加え、今年度のKOBE STARTUP AFRICAに参加していたご縁で有澤さんを存じ上げておりました。この度は、私が参加しているプロジェクト「世界の市役所をハックする!」のデンマークチームとしてインタビューのご依頼をしたくご連絡致しました。」

と見知らぬ女子大生から連絡が来たのだが、「世界の市役所をハックする!」って無茶苦茶面白い!と思って、さっそく「もちろんOKです!」という返信をした。大学生以下のワカモノからの依頼は全て引き受けることをモットーとしている。しかし、実はほとんどの皆さんが全国の市役所や公務員さんたちだったから、これまた驚いた。面白い人たちと繋がれて、またまた嬉しかった!(日本の未来は明るい!と感じもした。)

”市役所をハックする!”とは?
日本中のさまざまな地域で活動する公務員が、仮想市役所(オンライン投資型サロン)に集まり、それぞれの地域の課題を産官学連携による「共創プロジェクト」により解決を模索する取り組みとして、2019年10月にスタート。

”世界の市役所をハックする”は、世界の自治体(公共)を先駆事例として学ぶ(調査・分析し)、「日本における未来の自治体(公共)や自治体職員」構想していくゼミとして、2020年5月から6ヶ月間でseason1を実施。2021年2月からはseason2として実施しているもので、デンマークの民主主義、イギリスのシチズンシップ、オランダのサーキュラーエコノミーをテーマに調査・分析を行っており、この学びを元に日本で実装できる活動を提案する予定とのこと。

チームのみなさんは「デンマークの民主主義」について調査し、文献等からデンマークの歴史や生活様式等を学び、「民主主義を目指すプロセスの中で人は幸福になれるのではないか?」という仮説を立てていて、それにまつわる話をインタービュー形式で回答するという仕組みだったのですが、22時から24時までの2時間!私もみなさんも、ポジティブな意味で変な(失礼!)人なので様々盛り上がってしまいました。

特に「対話」と「コペンヒル」については私のびっくりと公務員のみなさんのびっくりが重なりました。市役所等の方々も多いため、教育委員会の方もあり、私にとってもとても嬉しい出会いでもあったのです。

デンマークの対話で、私が一番驚いたのは、「算数のドリルも一人でやらない、複数人でやる」というもの。小さい時から、誰か話しながら、いろいろ進めたり、学んだり、教えたりということを行いながら、誰もが自分の意見を(いつでも、どこでも)言ったり、わからない、とか、ありがとうとか、口に出すこと=対話を大切にしているのですよね。それは私がデンマークに到着したときに、電車の中で車掌さんに叱られていた時、車掌さんがいなくなった途端に、4、5人のデンマーク人が励ましてくれたり、叱られた理由の解決方法を教えてくれたり、気にするなと言ってくれたり、目的駅まで話をしてくれたり、と見知らぬアジア人に声をかけて驚いたことの背景でもあるんですね。

また、「CopenHill コペンヒル」はデンマークの首都コペンハーゲンにあるごみ焼却場。それがすごい!ごみをエネルギーに変換するこの廃棄物エネルギー・プランには、スキー場、ハイキング・コース、クライミング・ウォール(ボルダリング)が併設されている。もちろん熱エネルギーは他の地域同様に家庭への温水としてパイプを利用して提供されている。(他の写真はリンク先サイトを参照ください。)

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日本ではゴミ焼却施設は嫌われ者で、市民の目に入らないところに建設しないととんでもないことになる。この国では「ヒトが集まる施設」なのだ。人が集まる、つまり市民とのコミュニケーション(対話)となるゴミ焼却施設なんて、とっても素敵ではないでしょうか?

と、こんな話をいろんな事例を挙げながら2時間お話ししていたのでした。もしもお役に立てたならとても嬉しい限りです。公務員のみなさまにエールを送ります。フレーーー!

さて、私に連絡をくれた彼女は秋からはデンマークの大学に留学だそうだ。うらやましい!私も彼女に会うことを目的に、デンマークに行きたいなあ。早くワクチン摂取したいなあ、と思いながら。その日も夜はふけていった。。。


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