トイレの夢〜夢のトリセツ6
多くの人が見る夢の一つに「トイレの夢」があります。トイレに行きたいのに人がいっぱいだったり、汚れがひどくて入れないとか、ガラス張りで外から見える、というような夢です。(私も見たことがありますが、あまり目覚めの良いものではありませんが・・・)
夢のメッセージを受け取る基本的な考え方
夢のメッセージを受け取るドリーム・ワークでは、基本的に「こういう夢を見たからこのような意味」と解釈するのではなく、夢に出てきた素材(人・もの・場所)の個人的な意味を探していきます。例えば、あなたの夢に猫が出てきたら、「あなたにとっての猫」の意味を探ります。猫といって、感じること、思いつくこと、連想することです。(ツンデレなところが好きだとか、昔飼っていた猫に〜な思い出があるとか)
このように個人的な意味を探した上で、一般的な意味合いをヒントにすると役立つことがあります。「どの意味が自分にとってしっくりくるか」を考えるのです。これを踏まえた上で、「トイレの夢」の一般的な意味合いをご紹介しますね。
トイレの夢の一般的な意味①心の澱
現実にはトイレに行きたくないのに、トイレの夢を見たのであれば、次のような可能性を考えてみてください。
トイレは、「身体の中に溜まった不要なもの」を排泄する場所です。夢の中のトイレは、「心の中に溜まった不要なもの」を排泄する場所です。現実生活を生きていると、心に色々なものが溜まってくることがあります。心に溜まったものを出せているかな、出せる方法や場所を自分は持っているのかな。。。とご自身を振り返ってみてください。
カウンセラーの東山竑久さんは次のように書かれています。
トイレの夢の一般的な意味②プライバシー
また、トイレは「誰にも邪魔されたくないプライバシーの表現」でもあります。「トイレの壁がなく誰かにみられている」というような夢は、プライバシーや自分自身のための時間をもっと必要としているのかもしれません。
たかがトイレの夢、されどトイレの夢、ですね。
夢は、自分の今の心の状態を教えてくれます。「わたしってこうだったんだ」「こう感じていたんだ」と自分の奥底の思い(=無意識の思い)を受け取ること。それは時に見たくない自分の側面を見ることでもあり、なかなかハードだったりします。でも、しっかりと自分の奥底の思いを受け取ると、こころがすっとして楽になる…それは、ありのままの自分を受け入れる一歩だからなのではないか、私はそう思っています。
お読みいただきありがとうございます。次回は、多くの人が見る夢「靴」と「衣服」について書いてみたいと思います。
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