![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59082532/rectangle_large_type_2_d89068e1720fe8f82743f3bdf2d39d55.jpg?width=1200)
幸せとは何か?と考えられる環境にいるだけでも、もう幸せなのかもしれない
中学生の長男が読書感想文用にまとめて借りてきた本の中に、「はじめての哲学」(藤田正勝著)があった。
哲学には興味があり、時折手にとってはみるのだが、表現が難しく、なかなか頭に入ってこなかった。
(唯一読み切れたのは「ソフィーの世界」だったが、哲学書としてよりも小説として読んでいたから読めたのだと思う。)
なので、興味はあるが何となく敬遠していた分野だった。
しかし、この本は中学生向けに書かれたもの。めくってみると、表現が分かりやすい。そして字が大きくてページ数も少ない。安心して読み始めた。
幸福とは何か、生きる意味とは、死とは何か、、、
私がよくぐだぐだ悩んでいることが、とても分かりやすく書かれている。
ソクラテスの頃から、こんなことが議論されていたと思うと、私が答えが出なくても仕方ないことだと納得。
そして、大事なことに気づいた。
こんなことをぐだぐだ考えられる環境にいるということは、少なくとも衣食住が足りていて、考える時間もあるということ。
つまり、幸せな環境にいるからなんだなあ。
生きるのに必死な状態なら、こんなことを考えている余裕はないだろう。
毎日食べることができて、住む場所があって、さらにパソコンを使ってnoteを更新する余裕はある。
感謝だなあ。
哲学の勉強をするということは、こういうことに気づけるような心に、気づくためなのかもしれない。