老人ホームの看取り介護について考えてみました。
こんばんは。ようちゃんです。今日は『看取り介護』について考えてみたいと思います。看取りで大切な一つにご家族との関わりがあります。どのようなことを意識してご家族と関わっていけばよいでしょうか?
その一つに『心の準備を進めてもらうこと』があると思います。ご家族に心の準備をしてもらうにはどのような関わりをもてばよいでしょうか?
一緒に考えて、1分程度、書き出してみましょう。
私は、日々のコミュニケーション、清潔ケア、保湿、整理整頓、掃除を書き出しました。
まず、日々のコミュニケーションについて、ここ数年、面会の機会が少なくなっている事業所が多いと思います。私が所属している事業所では、面会は予約制で時間は15分、ガラス越しの面会で対応しています。直接触れたいと希望する方もいますが、現状かなっていません。看取り対応となった入居者様に関しては、直接面会ができるようになりました。数年面会ができないと食べられるものが通常のものが刻んだものになっていたり、うまく歩けなくなってしまい、車いすの移動になっていたりするなど高齢者は基本的に少しずつではありますが、身体の機能が衰えていきます。日々、コミュニケーションを取ることで、共有することはとても重要であると考えています。
清潔ケア、保湿はとても重要です。看取り期になると食事、水分の量が少なくなっていくことが多いです。水分量が少なくなると身体が乾燥していきます。肌は乾燥してカサカサになります。服を脱ぐ際に白い粉(角質)が舞うことがあります。また、弾力が弱くなるので、ちょっとした力が加わるだけで内出血になることもあります。乾燥があるため、かゆみが強く、掻きむしってしまう方もいます。爪が長いと内出血の原因になるので定期的な爪切りは大切です。身体がきれいに整っていると、ご家族の安心にもつながると思います。
整理整頓、掃除もとても重要です。面会した際にほこりが多い環境だったら「ちゃんとみてくれているのかな」とご家族の不安につながることがあると思います。なりより、きれいに掃除することは感染の予防につながります。部屋がきれいになっていたとしても、物が多くて整理整頓できていないとやっぱり、ご家族の不安につながります。きれいな環境で整理整頓されている環境は、本人、ご家族だけでなく働く職員のストレス軽減にもつながります。
看取りの介護について、不安だったり、苦手意識をもつ介護職員が多いと思います。私もその一人です。基本的には通常の介護の延長上でよいと私は思っています。本人やご家族に安心してもらえるよいサービスを提供するには、私たちはどんなお手伝いができるのか、日々考え続けることが大切であると思っています。この記事が少しでも多くの人のお役にたてるとうれしく思います。
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