モーニングエッセイ０５．選べる不自由。選べない自由。

【モーニングエッセイについて】朝のじかんに、浮かんだこと書くというルーティンを始めようと思いつきました。書く時間はまちまちでも、その中身は朝のじかんに決めていきたいと考えています。
流れでここへたどり着いたあなたへ、通勤のじかん、帰宅のじかん、通学のじかん、家事のじかん、休暇のじかん、1日の終わりの寝る前に…など、いろんな時空を超えて何かの灯火になるようなことを書きたいと希望します。

今日はすこし真面目な話し。

気づけばテレビを視聴しなくなってからずいぶん経ちました。
はっきりとは覚えてないけれど３年以上は経つと思います。
YouTubeは見ているので、
コマーシャルに出てくる人たちが
誰なのか？名前もわからないことが多くなり
ぜんぜんあたらしい人たちのことは知りません。
お笑いは以前は好きでよく見ていたけど
数年前にひょっこりはんのことを知人から初めて聞いたとき
完全にブームにも疎くなったのを感じました。

でもなんら支障もなく、生活しています。

テレビ黄金期？の昭和生まれ育ちなので、もちろんテレビはたくさん観てきました。
そしてその影響も強く受けていると感じることもあります。
特にコマーシャルには無意識に影響受けていたんだなと振り返っても思います。
そのうち番組の中でレポートと称して紹介されるようになった食べ物や商品にもそうでした。

〇〇さんがテレビで良いって言ってたから
みんなが良いと言っているから。
おいしいと言ってるから。

それは「メーカー」「売る側」がそうなるように
あらゆる戦略で
そんな見えないみんなが増えるように
扇動しているだけ。
商品の中身ではなくイメージで
良さそうと感じさせて買ってしまう人が増えるように・・・。

本当にそのものが良ければ新商品を出す必要もないけれど

イメージというのは時とともに
色あせてしまうから
旬の人に広告に出てもらって
たくさん目にするようにして・・・。

NEW！というマークをつけて
パッケージも一新し売り出す！

ものすごい企業努力で
大きいメーカーはそれだけお金も時間も掛けて
勝ち残ってきたんだと思います。

そうやって昔からテレビで見てたメーカーには無条件な安心感が湧いたりもしますよね。
ちなみに今はテレビから完全にYouTubeにその仕組みが移り変わってきました。
動画の合間のコマーシャルも数年前はあまり知らないメーカーのものだったり、見知らぬ人が出演してましたが、今はわたしでも知っている芸能人が起用されてテレビで見ていた時のようなCMが超短くなって流れます。
あの超短いCMも、ものすごい努力だと思います。

合間のCMは超短くなりましたが
以前はテレビCMをばんばん流していたような企業の製品やここ数年で台頭してきた巷のお店については

ユーチューバーの人たちの企画の中で爆食いや爆買いされてるので

動画を見ることでもはやCMを10分間くらい観たようなものだなと感じることも多々あります。

わたしも中身ではなくそういったイメージでその中からなんとなく良さそうだから、ということで
スーパーやドラックストアなどで買い物してた時代もありました。

それを自由に選んでいると思っていたんですよね。。。

でも今はわかるけれど

日用品を買いに行くようなほとんどのお店には同じような商品しか並んでません。
パッケージが違うだけ。裏側の成分表を確認しても同じ。
それらの中から、ただ選ばされていただけなんだと思います。

イメージではなくて
少し学んで考えてから物を買うようになったら、
選ばないものが増えました。
選ばないというより選べない・・・でしょうか。
食品については特にそうです。

よく世の中にはたくさん情報が溢れていて
何が正しいのか？
何を選んだほうがいいのか？わからない、
という声もあります。

しらんがな・・・と思います。
失礼。本音が出ちゃいました。

そんなことを思ってしまうわたしだって
以前は何が良いんだろう？と不安になってた時期もありましたし
いろいろ試しても来ました。
特に３．１１の震災直後がそんな感じでした。

数年かけて徐々に自分自身の落ち着きと取り戻しつつ
本当に良いと感じる方へ向かうためにした大きなことは

テレビを観るのを止めたことです。
SNSもまだやってますが、見る時間を減らしました。

まず、そもそも入ってくる情報が多すぎるのが
今の時代なので、不安を煽るような
自分が無駄に不安になるような種類の情報とは距離を置きました。

さらに情報源を変えないと入ってくる情報も同じまま。
選ぶ不自由さを抱えたままだと思います。

テレビを観るのをやめたら
徐々に自分にとって必要な情報が他から入るようになりました。

というよりも・・・聞く耳が持てたり、
余裕が出たんだと思います。
無意識に不安を煽るようなところから離れたので。

何が正しいのか？
ということには
なんのジャンルにも実は答えがあって

でもそれは「真実」とは程遠く、
ただの数の多さで決まるんだとわたしは捉えています。

だから自分が選んでいるものが「正しい」とは思わないし、
他が違っているとも思わない。
むしろそっちが今は「正しい」とされてるから。

ただ言えることは

確実に今は
昔より
わたしは「自由」を感じています。

選ぶ自由より
選ばない自由。

それは選ぼうとしたら
選べる自由があるから出来ることでしょ！
と言われれば、そうですが・・・。

これは多くのひとが選んでいるから
成立しているものの中での
不自由さを抱えての自由でもあります。

具体的に何か、とまでは書かないけれど。

じわじわと少しでも自分が見えているセカイは
より快適になっていくように
ゴキゲンに過ごせるように
日々工夫して生きていくまでです。

出来たらそういう心持ちの仲間がより増えたらいいなという
希望も持って。

勝手気ままに自由にこの場では書いています。

またよかったら読みに来てくださいね。

ただの何者でもないあなたの訪れを待ってます。