２０２２/モーニングエッセイ（再び）始めます。

朝のじかんに、浮かんだこと書くというルーティンを始めようと思いつきました。書く時間はまちまちでも、その中身は朝のじかんに決めていきたいと考えています。
流れでここへたどり着いたあなたへ、通勤のじかん、帰宅のじかん、通学のじかん、家事のじかん、休暇のじかん、1日の終わりの寝る前に…など、いろんな時空を超えて何かの灯火になるようなことを書きたいと希望します。

2020年11月1日から毎日「モーニングエッセイただの何者でもないあなたへ」というタイトルで日々を書き綴っていました。

そしてこの記事でそれは一旦終了になっていました。

母が病気になり看取るまで、状況に翻弄されつつも、

自分自身の気持ちやその時に感じていることを見過ごさないように・・・

人間って（わたしだけか？）忘れっぽいですから。

そんな想いで書き綴っていたのだろうなと今回読み返して思いました。

(実は読むと辛い気持ちが蘇ってくるのがしんどくて自分で書いておきながら、しばらく放置していたのも本当のところです。)

唐突に転んで怪我した時のように、そのときはショックで大丈夫と思っても、

あとあとでなんだか痛くなってくるような・・・。そんな感じだったのかもしれません。

先述の記事はフリーですが更に深い部分まで書いたこの記事は、

ちょっとディープだったので有料記事にしました（マガジンにもなっています）

2020年～2021年も激動でした。この後、半年ほどで父も亡くなり、びっくりしました。noteでは父のことはあまり書いてこなかったのですが昨年7月に逝ってしまいました。享年88歳でした。

お父さんは今まで肺の癌になったり、大けがしたりしても、必ず復活してきたので、なんとなくまだ大丈夫なんじゃないか？とどこかで思っていました。

それまで元気で実家を切り盛りしていた母が入院し、あちこち持病や不具合ありつつも、食欲もあって元気だった父も、そのことによって入院せざるを得ない状況に・・・細かいことは省きますが、コロナ渦で一年以上病院で過ごしてそのまま一人で旅立ってしまいました。

母の時のように看取れなかったけれど、不思議と思ったほど心残りはなかったです。

きっと父は一人で静かに旅立ちたかったのだろうなと。シャイな人でしたので。

そして宇宙的な感覚もあった父なので、亡くなる寸前にわたしにもわかりやすい形で会いに来てくれたし、

入院中に面会が禁じられてた時期だったのにも関わらず奇跡的に会えたときも後悔がないやり取りができたので、そのときの父の笑顔は今でも思い返せます。

しかし両親ともにこんなに続けて居なくなっちゃうなんて！さすがにショックでしたし寂しいし、

来年５０歳になろうという年齢でも

子供の自分が心の中でおとうさーん！おかあさーん！と時々泣いていたりします。これをうっかり読んでくれている２０代、３０代の方がもしいたら、大人になるっていろんなことが大丈夫になるってなんとなく思っているかもしれませんが、そんなことないんじゃないかなと思います。

そう見えるとしたらそうせざるおえないから。

大丈夫なように本人もそう見せているだけで。社会人なら忌引きのお休みも少ないし、休み明けでもふつうに仕事しなきゃいけないし。子育て中であったりしても、日々のやることに追われて悲しむ隙もなく心身ともにデリケートになっている時にそれを認めることさえ難しい。一人の人がこの世に居なくなるってことは、残った者が居た頃の物事を片付けたり、解約したり、そういった手続きとかもあるし・・・。

そうして喪失感を抱えたまま時間は経っていくんです。

でもそんな非日常から日常へ戻されることで、悲しくない訳じゃないし、寂しいけれど、残った側は生きていけるんですよね。親や祖先がそうやってきたように。

大人になるって、なんでしょうね。

８０代の父と母の中にも子供の頃の自分がいて、幼き頃が良かったなと懐かしんだり、またはその頃の傷をずっと引きずっていました。

三つ子の魂百までって言うけど、それは本当にそのまんまなんだな！

と亡くなる前に、母でも父でもなく、どんどん一人の人間にかえっていく姿を見せてもらって確信しました。きっといろんなしがらみやカルマみたいなものから解き放たれて、なるべく楽に旅立てるように準備していたんだろうと今は思います。

朝のじかんにしか見られない庭の木の影。このトイレのドアに映る影がすき。

初回は振り返りもあって少し暗い話になってしまいましたが、普段のわたしはもっとノーテンキです。くだらないことや、あまり共感してもらえそうにないことなども遠慮なく、これからは綴っていきます。

それでも、どこかに、何かカケラのようなものでも届いて、灯火になるかもしれないから。

このモーニングエッセイもコツコツと続けていきます。

よかったらまた読みに来てください。

ただの何者でもないあなたの訪れを待ってます。