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月曜ナビゲーター・宇野常寛 J-WAVE「THE HANGOUT」8月15日放送書き起こし

大好評放送中! 宇野常寛がナビゲーターをつとめるJ-WAVE「THE HANGOUT」月曜日。前週分のラジオ書き起こしダイジェストをお届けします。

▲先週の放送はこちらからご覧いただけます!

■オープニングトーク

宇野 時刻は午後11時30分を回りました。みなさんこんばんは、宇野常寛です。そして松岡茉優さん、今夜も生放送お疲れ様でした! なになに? 「宇野さんはUFO見ました?」なるほど、今日の「AVALON」はUFO特集だったんですね。僕はUFOは見ていないですね。というか、UFOなんてパーフェクトに嘘ですよ。本当に。番組の前提を覆すようなことを言っちゃって申し訳ないんですけれど、僕は嘘だと思っていますね。ただ、そもそも世の中って基本的に嘘だらけなんですよ。嘘だらけなんだけれど、松岡さん、僕のあなたに対しての愛だけは本物です。それだけは覚えておいてください。

ということで、もしかしたら、この番組を聴いているティーンエイジャー、ひょっとすると大学生でも分からないかもしれませんが、90年代の前半、バブルの後ぐらいまでは、オカルトって結構メジャーな趣味のひとつだったんですよ。この場合のオカルトは、心霊とかUFO、埋蔵金、超能力とか、そういうのを全部ひっくるめての「オカルト」です。おそらく21世紀の日本人には、埋蔵金とUFOと「ユダヤの血脈」みたいな陰謀史観などを、同じジャンルとして捉える感覚はないと思うんですよ。でも当時は全部同じジャンルで、学研の『ムー』のような専門誌で特集が組まれていたんですね。今のこの社会はニセモノであって、マスコミが報道しない本当の世界があるんだ、ということを信じたい若者たち、まあ今で言うところの中二病ですよね。そういった人たちの受け皿になっていたんです。

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