#14 様々な感情と清らかにいるには
Spring has come !
こんにちはぼんやりです。
今日は、とても暖かく、お出かけしたいような気持ちになる
歩いているだけで口笛をふきたくなるような暖かな陽射し
春がきましたねえ
今日も感情について紐解いていこうと思います。
とくに絶望しながらも僕たちは清らかに在れるのではないかということについて、
さていったいどんな景色が開けるでしょうか
2日前
おしゃべりが
絶望していました。
詳しくは#13を読んでください。
今は笑えますが、まぁその時も僕は笑っていたのですが、
その時彼は真剣に、まじめに絶望していました。
こんな感じです。
世界は問題に満ち満ちていて、私たちにはやるべきことが多くあり、すぐに行動すべきではないか。貧困、戦争、搾取、教育格差、気候変動、環境問題、等々、既存のシステムはとっくに限界に達していて、これらはすぐに改善すべきであって、僕ら6人の生活も今のままでは問題があり、すぐにでもホリスティックで本質的なものに変容すべきで、、、もはや手遅れになる。。。
そんなことは前々からわかっていたのに、なぜ社会は、人々は変化しないのだろう。
自分達の生活もたいして改善されていないし、やっぱり人間はダメなのでは…...
またシステムや、物質面の充実だけでは本当には人は豊かにならず精神面の向上こそ豊かさに結びつくはずであるのに、世界中の知識人、天才と呼ばれる人たちでさえ、物質やシステムの改善ばかりに目が向いているではないかと
これではダメだと。もはやダメかもしれないと。もうダメだと。
彼が言いたかったところはどこか、本当にはわかりませんが、僕が聞いたのはこんな感じでした。
彼、おしゃべりの批判はなかなか鋭く、多岐に広範囲に渡り、長時間続き、
僕はよくもまあこんなに言葉がでてくるものだなあと関心するとともに
彼はいったいどういう風に生きていきたいのだろうかなどと、
目の前で真剣に絶望している彼と、全然違うところに関心が向かってしまう自分自身がおかしくて。
半ば笑いながら、半ば真剣に彼の話を聞いていた。
なんだか
マシンガンのように絶え間なく続く彼の話をききながら、彼をみていると、
ふと、こんな問いが浮かんできた。
『もしかして彼は絶望していたいのでは』
という問いだ。
『本当は今は絶望していたいのでは』
絶望していたい彼を発見したともいえる。
人は苦しみたくない、悲しみや、まして絶望なんてしたくないと僕たちは思っている。
感情には良し悪しがあって、価値のあるもの、ないものがあるかのように思っている。僕は思ってました。
けれど最近僕は、感情に良し悪しなんてないんじゃないかと思いはじめている。
『感情に良い悪いなんてあるのだろうか?』
悲しみというものを味わいたい、いわゆるネガティブな感情も僕たちは味わいたくて生まれてきたんじゃないか。
そのような自分を発見しつつある。
絶望ってものを彼は味わいたいんじゃないのか。
色々話すことでなんとか、何と言っても絶望している時は苦しいから、変わろう抜け出そうとする部分も彼の中にあるのだけれど、
絶望をどこか味わいたいと思っているところがあるのではないか、そんなことを思った。
そして
「味わっていたらいいよ」
と声をかけてしまったのだ。
清らかな絶望といったものがあるのだ。
そんなことを思った。
なんだかとても広々していて素敵じゃないか
僕達は色々な考えで感情というものを抑圧したりコントロールしようとしたりする
けれども本当のところは感情というものを味わっていたいのだ。
少なからずそういった部分があるのだ。
清らかにその感情を味わう……なんてこともあっていいじゃないか・・・・
よく
嵐の中でも雲の上は晴れている。夜は長いが日はまたのぼる。
なんていうけれど、それはやはり、晴れがいいだとか、昼がいいとか。という価値感があるように思う。僕はそう読んでいました。
けれど、今は、嵐だっていいじゃないか。嵐そのものが素敵じゃないか、夜そのものが美しいじゃないかとそんなふうに変わってきている気がするのだ。
『感情に良い悪いなんてあるのだろうか』
『絶望だって悪くないのでは?』
言葉では聞いたことがあるけれど、
実際はすぐに感情を抑圧し、コントロールしようとする自分がいるのだ。それは社会の影響を受けてのことかもしれない。周りの人の影響を受けてのことかもしれない。良し悪しを付けて感情を抑圧する自分。
しかしその裏にはその感情を味わいたいと求めている自分もいるのだ。
清らかにただ感じるままに感じていたいものだ。
PS. おしゃべりの絶望はどうやら過ぎ去ったようです。
僕は人のおもしろさはむしろ悲しみの方にあるのではないかと思っていて。
落ちこんでる人をみるとなんだかいいなあ、と近寄ってしまうところがあります。
それでもやはり、昼はいいし、春はいいですねえ。なんだか桜を見ながらコーヒーでも飲みたくなってきました。
ミーハーでいきましょう。