#35 話し合いで運営される企画、"話し合い"とは
どうもぼんやりです。
ガイアユース8期が終わり、僕なりの視点での振り返りをシェアしたいと思います。
このガイアユースのはじめから終わりまで、あらゆる場面で共通していた事は"話し合い"だったのではないかと思います。
この"話し合い"とは一体何か、これをこの文章のなかで共に探求できたら嬉しいです。
振り返って面白いなと思ったのが、このガイアユース、理念が全然明文化されてなく、僕らの会社wakurabaも、経営理念もなにも明文化されてません。
そういったもの、(理念)。
確固としたものをつくろうと試みた事も何度となくありましたが、
それを話し合うといつも、固定出来るものではなく、掲げられるものでもないということをなまなまと感じ、これならなくていいなと納得してしまうということが繰り返されました。
話し合う時はいつも一人一人がどう感じているかを出し合い、聴き合います。
そうしているうちに何かが浮かび上がり、これなら理念として形になるのではというものも出来かけるのですが、
ではこれでいこうか、、?
となると、何か自分のものから離れる感じがして、ノらない。ズレる。なにか違う。
明文化することで一人一人の感じていることから離れるくらいなら、
この6人の中で醸成されているもの、流れているものがあるのだから、きっとあるのだろうからそれを信じてやってみよう。となります。
誰がきてもその人達と共にまた創られるものがきっとあるのだろうから、それを信じてやってみようという気持ちがみんなの中にあったのではないかと思います。
僕らは理念や、"決めたこと"を頼りに進む事はもはや出来なくなっています。したくなくなっています。
わかりやすいスローガンや、言葉、事柄。
それを基に進めるというやり方がもはや出来なくなってしまっているかもしれません。
これは僕らの危うさでもあり、弱さでもあります。
何故なら迷う時、分からなくなる時、外に頼れるものが無いからです。わからない時は徹底的にわからなくなります。
理念があれば、迷っても、そうだった。これをするんだったと戻れるかも知れませんが、
僕らはそれを掲げません。
暮らしでも事業でも生き方でも
共通のルール。決まりごと、約束も掟も、何もありません。
これは限りなく脆く、弱いやり方かも知れませんね。
しかし、それでも僕らはそういう風にやって来ています。
そうやりたかったし、少なくとも僕は今もそれでやってみたい。
自分達の感じていることを出し合い、聴き合う中で、何が醸成されるか、何が生成されるのか、
そういった"話し合い"がもつ可能性。
人と人が共に聴き合い、話し合う中で何かが起きる。その出逢いや掛け合いの中で何が起きるのか。なにが現れるのか。
そこに関心があるし、豊かさがあるのではないか、、、
むしろそれが僕らのしなやかさ、強さにもなりうるのではないか。
まあ、それがなにより面白い!そうしていたい!
そうしていると、
なにか生き生きとしてきてしまうのです。
これからも僕たちは自分の感覚や違和感、弱さを頼りに、自分の中のものを頼りに、不器用に話し合うということをやめないだろうなと思います。
でもきっとそれで良いと思います。(いいのかな?)
まあ、わからなくなったら、また話し合うでしょう。
今回のガイアユースではそんな心もとない僕たちと、共に悩み、共に感じようとする仲間が出来たのではないかと思います。
"話し合い"について書けたかわかりませんが、最近のぼんやりはそんなことを感じていました。
次回のガイアユース9期は
夏に開催予定です。
是非、ともに語り、感じ、悩みたいという物好きな貴方は、来てくれたら嬉しいです。