ワクコエテ_建築基準法のサービスについて
1_「どんなサービスがあるのですか?」
ワクコエテ_建築基準法という屋号で基準法に特化したサービスを始めて二か月。おかげ様で少しづつではありますがお仕事を頂けるようになってきております。建築基準法に特化したサービスもあまりないので、「どんなサービスがあるのですか?」の様なお問い合わせもチラホラ。
その時にお答えてしているのは「オールカスタマイズサービス」です。ご要望や希望される関わり方もお話を聞く限りマチマチ。私も現状は兼業ということもありますので、打ち合わせさせて頂きご納得いく関わり方を見つけてフレキシブルに対応していきたい所存です。
この活動のコンセプトは「組織というワクをコエテ、チームになる」ですので、チームの一員になれればどんな関り方でもいいと思っています。
もちろん想定しているサービスや関わり方、こんな設計者さまとチームを組めれば自分の価値を提供できるのに!というイメージはもちろん持っております。現在受注させて頂いてる内容も含めて簡単に紹介させて頂きます。
2_ただし書き
最初にお断りをさせて頂くと、私の専門はどちらかというと意匠です。もちろん確認機関では決裁を対応しておりましたので、構造や設備もある程度(手続きや増築の遡及等など)は分かりますが、構造設計者の方からテクニカルな質問されてもおそらく答えられません。ですのでどちらかというと意匠設計者向けということを予めお伝えさせて頂きます。得意だったのは防火避難の性能評価の事務局もしていたので避難安全検証法です。ただ、昨今の法改正にはついていけてません。しかしながら検証法案件は相当数審査しておりますので、よほどマニアックな案件でなければ対応可能だと思っております。
確認機関に所属であっても、その機関によってくる物件は偏りがあります。もちろん私がであったことがないような用途・構造・手続き等もあります。その様な案件につきましては隠さずお伝えし、ご一緒に勉強しながら対応していきますので宜しくお願い致します。
3_基準法コーチング
ワクコエテの活動のなかで一番最初に依頼があったのが、このコーチングでした。始めたときはそもそもコーチングというものを何か認識していなかったのですが、ウィキペディアによると
通常行われているコーチングとは少し意味合いが違うかなと思いながらも、プロジェクトの法規的な部分を切り取り、テクニックやリスクの取り方、プロジェクトの進め方、協議戦略などを中心に継続的に「対話」させて頂くサービスをコーチングと名付けて行っております。
ペルソナを想定するとすれば「独立したての設計者」が分かり易かもしれません。
30代前半の一級建築士が所属していた設計事務所を独立したと想定してみましょう。その設計事務所が共同住宅をメインに設計していたとすれば、独立したその設計士も共同住宅の経験が豊富ですので、一人でも設計・監理が行えます。
しかし独立したて設計者が得意な仕事ばかりが来るとは限りません。戸建て、用途変更、増築、多様な種類の建築に向き合う必要が必ず出てくると思います。
そこで色々なハードルとして立ち塞がってくるかと思いますが、その一つに建築基準法を含めた法律という分野があります。
私が所属していた確認機関で、年齢も若い「独立したての設計者」が法規に苦しんでいる設計者を多く見てきました(組織設計事務所の新入社員も多かったです)。
そんな「独立したての設計者」にワクコエテのコーチングを活用し活用して頂きたいと思っております。頻度は月1、月2でもOK。使用ツールはZOOMを想定しております。決まった日程で対話の時間を設けることによって、新規案件の法律相談はもちろんのこと、リスクや建築基準法を教えることも、ご要望に応じた関り方をさせて頂きます。別に1対1でなくても、1対数名という複数形式でもOKです。継続して対話することによって法規への苦手意識を払拭して頂ければな思っております。
つらつら書いておりますが、「要は悩んだら聞く相手がいる」そのお守りみたいな存在を目指しております。
「建築基準適合判定資格者(主事資格)を持ったパートナーがいれば、なんとなく心強くありませんか?」
もちろん年齢も問わず、法規以外のお喋りもしております。
その「対話」の時間をどのように使って頂いて結構なのです。
そこから新しい「何か」を見つけるきっかけになって頂ければ幸いです。
4_オンライン物件相談
こちらは継続というよりは単発のご相談向けのサービスです。もちろん確認申請案件はもちろんのこと、確認機関に聞けないようなご相談も可能です。
例えば「計画通知案件」。計画通知は行政庁に提出しなければなりませんので、法規的相談先がどうしても限定されてしまいます。窓口も固定されてしまうため、その担当官によってはなかなか円滑にプロジェクトを進めない、みたいな状況もあるかもしれません。もしかしたら法解釈も厳しい側、厳しい側みたいな指導となり、設計意図をくみ取ってくれないかもしれません。
そのような案件こそ、ご相談頂きたいなと思っております。
質問するにも質問の仕方というものがあります。
ロジックを組み立てて、根拠と共に説明しこちらの意図した回答に導く(勝ち取る)。そうゆう交渉事も一緒に考えて行けると思います。
また聞いていいのか微妙な質問。聞いてしまったら藪蛇になってしまう?
みたいな事象もこの業界にはつきもの。そのあたりも一緒に考えていけると思います。
5_プロジェクト契約
1つのプロジェクトを中心にチームとしてワクコエテ_建築基準法に参画させて頂くというサービスです。
例えば建築基準法に関するチェックシートを作らさせて頂いたり、プロジェクトのフェイズごとに関わらさせて頂いております。建築行為を企画・基本計画・基本設計・実施設計・確認申請・現場監理・各種検査等に分解すると実は色々な部分で法規が関係していきます。その部分をトータルにアドバイスさせて頂くものです。この辺りの詳細は別の記事で紹介したいなと思います。
また最近の案件では建築基準法制定前の公共施設の遵法性調査業務を対応させて頂き、最終的にレポートを作成する業務や特殊なケースといたしましては、違反建築物に対する行政協議をサポートするような業務も行ったりと多岐に渡ります。
6_アドバイザリー契約
こちらのサービスは個人向けというよりは、複数が在籍する組織向けのサービスです。定期的に対面、メール、ZOOM等を活用し、その組織の法律をメインとした相談を行うというものです。本当は定期的にその場に訪れたいのですが兼業というところもあり、頻度等も含めて相談させて頂けたらなと思います。また急ぎという相談にも対応が可能です。金曜日の夜にトラブルが発生し、確認機関とは連絡がつかない!みたいな自体が発生しても、極力対応いたしますので、緊急事態には全力でサポート致します。
6_まとめ
如何でしたでしょうか。
ワクコエテ_建築基準法の全貌が少しでも掴めたでしょうか。
所々にも書いているのですが、枠超えてチームになって各々のトクイ(得意・特異)を活かしてプロジェクトに挑む。そのトクイがシナジー効果を生む、一人では創出できないような建築ができるのではないか、そしてチームのリテラシーが底上げされ、WIN-WIN。そんな関係性を築いていきたいと思っております。
是非チームとして迎えて頂ければ幸いです。
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