和光市広沢施設整備・運営事業インタビュー（14） 和光なかよしこども園

広沢複合施設整備・運営事業
社会福祉法人光輪会 幼保連携型認定こども園
和光なかよしこども園 園長　岩田 裕美さん

—— 自己紹介、和光なかよしこども園の紹介をお願いします。

　和光なかよしこども園で園長をしています岩田 裕美と申します。
　和光なかよしこども園は令和３年4月に和光市初の幼保連携型認定こども園として広沢複合施設南エリアに開園いたしました。社会福祉法人の光輪会が運営しております。光輪会は所沢市でも幼保連携認定こども園を運営しております。子ども達の主体性を大切にし、異年齢保育も取り入れていきます。
　また、和光なかよしこども園では食育にも力を入れています。お箸の持ち方や食器の持ち方をはじめとして、四季折々の食材を通し伝統行事を感じる活動や、無形文化財になっている和食の大切さ「和食育」を子ども達に培い「選食力」体に必要とさせる食事を自ら選んでいける力を育んでまいりたいと考えています。
　食と教育・保育を通じて和光市の児童健全育成と子育て支援等に協力してまいります。

—— 和光なかよしこども園では具体的にどのような業務を行いますか？

　和光なかよしこども園は0歳から就学前までの乳幼児を預かり、保育所と幼稚園の２つの機能を併せもった施設です。幼稚園（１号認定）は３歳から入園を受付けています。
　就労状況に応じてお子様をお預かりし、教育・保育を行っています。また、園庭開放や育児相談など子育て事業も行っています。
　入園方法は２種類あり、こども園と直接契約する方法（１号認定）、入園申込から入園決定、保育料の決定まで和光市役所が行う方法（２・３号認定）がございます。
　園庭開放は月・火・金で実施しています。火曜日は０歳児優先でゆったりと遊んでいただけるよう設定しております。行事等で開催していない日もありますので、電話等で確認してからの来園をお勧めしております。
　育児相談は電話でも受付けていますので、お気軽にお電話いただけたらと思います。

—— 和光なかよしこども園を運営するうえで大事にしていることは何ですか？

　子どもたちが当たり前のようにできていたことが、この１年できていない期間が続いていました。このようなときに改めてこども園を運営していくうえで一番大事にしていることは、子どもたちが毎日通うこども園での教育・保育を守ること。そして、保護者の皆様の就労を守ることだと思っています。みんなの歓声が響き渡るようなそんな園を守っていきたいと思っています。

—— どのような和光なかよしこども園を目指されていますか？

　保護者の方が安心してお子様を預けられる園、地域に必要とされる園を目指していきたいと思っています。来園してくださる皆様が笑顔でまた来たいと感じていただけるような園を目指していきたいです。我々は「耐える心と乗り越える力」を培う教育・保育を目標に、心身共に健康で心豊かな園児の育成を目指しています。
　今後は育児・絵本・食育・制作・お茶会・散歩など幅広いジャンルで企画をし、参加型の講座や講義型の講座を企画するほか、運動会、スイカ割り、餅つきなどこども園と地域が交流する機会を設けたいと思っております。

—— 南エリアが開業して半年ほど時間が経過しましたが、和光なかよしこども園の今までの状況についてお教えください。

　４月に開園して現在約80名のお子様をお預かりしています。園生活に慣れた子どもたちはのびのびと遊んでいます。隣が消防署なのですが、毎朝の準備体操など子どもたちもフェンス越しに行う姿が微笑ましいです。訓練なども間近に見られる最高の立地だと思います。
　コロナ禍で思うように行事を行うことができませんが、現在は少しずつ開催できるように準備を進めています。保育室や園庭からは子どもたちの楽しそうな歌声・元気な声が聞こえてきて今から楽しみです。

—— 複合施設「わぴあ」の中で、和光なかよしこども園の位置づけ・役割・他施設との連携はどのようにお考えでしょうか？

　南エリアに保健センター、児童発達支援センター、なかよしこども園と連携させていただき、和光市の健全育成と子育て支援等に協力してまいります。南エリアの３施設で協議等を行い、なんでも相談しやすい環境になっております。今後は北エリアと連携し、様々なことにチャレンジしていきたいと思います。
　降園後におふろの王様に立ち寄る家庭や、休日などに児童センターへ親子で遊びに行くことも「わぴあ」では想定しています。「わぴあ」が活気に満ち溢れるよう皆さんと連携し私たち自身も楽しんでいきたいと思っています。

—— 市民の方へメッセージをお願いします。

　「和光なかよしこども園ってどんなところだろう？」とお電話をいただいております。事前に予約が必要になりますが、入園に際しての園見学は新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえて行っています。お気軽にお電話でお問い合わせください。
　また、園庭開放も実施しておりますので実際になかよしこども園に遊びにお越しいただき、親子でリフレッシュしていただけたら嬉しいです。
　一緒に子育てを楽しみましょう！

（聞き手：一般社団法人和光市広沢エリアマネジメント 代表理事 小松 裕介）